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診療報酬改定セミナー2024 看護モニタリング

病院数が8500割り込む、2014年9月に―医療施設動態調査

2014.12.2.(火)

 厚生労働省が毎月発表している医療施設動態調査の結果によりますと、全国の病院が2014年9月末に8500施設を割り込み、8499施設となったことが分かりました。

 政府は戦後、「国民に広く良質な医療を提供する」ことを重視し、医療提供体制の充実を図ってきました。このため、高度成長期に掛けて病院数は増加してきました。しかし、経済成長が鈍化して人口の伸びも鈍くなり、「少子高齢化」が現実味を帯びるにつれ、「医療費の適正化」と「医療提供体制の効率化」の必要性が指摘されるようになってきました。

 病床数と医療費には強い相関があることが知られており、病床数を都道府県が管理するための地域医療計画が医療法に盛り込まれたのもこの時期です(1985年の第1次医療法改正)。

 こうしたことから、92年の1万96をピークに病院数は少しずつ減少し、2006年には9000施設を割り込んでいました。

 調査結果によりますと、14年9月現在の病院数は8499で、前月に比べて5施設減少しています。開設者別の増減を見ると、市町村立が2施設、公益法人立が1施設、医療法人立が3施設、個人が1施設のいずれも減、都道府県立とその他の法人立が1施設ずつ逆に増加しています。

 また、全病院のうち一般病院は7432施設(前月比5施設減)あり、このうち療養病床を有する病院が3854施設(増減なし)、地域医療支援病院が481施設(同)となっています。

 病院の病床数に目を移すと157万1197床で、前月から699床減少しています。病床種別では一般病床が455床、療養病床が10床、精神病床が166床、結核病床が62床、感染症病床が6床のいずれも減です。

平成26年9月末に、病院数は8500を割る

平成26年9月末に、病院数は8500を割る

 一般診療所は10万873施設で、前月から40施設増加しましたが、有床診療所は8532施設(11万3919床)で54施設(499床)の減少となりました。

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