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がん医療の質向上目指す「CQI研究会」7月に開催、海外の先進事例研究など初の試みも

2015.1.27.(火)

 病院名を実名で公開し、がんの診療プロセスをベンチマーク分析する「CQI(Cancer Quality Initiative)研究会」が7月25日に開催されます。第11回となる今回は、初めての試みとして、がん医療の質に定評のある米国クイーンズメディカルセンターのがんセンターから2人のキーマンを招き、海外の先進事例も含めた研究発表が行われます。

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参加病院は88に拡大、14年

 CQI研究会は、栃木県立がんセンター、千葉県がんセンター、神奈川県立がんセンター、愛知県がんセンター、四国がんセンターの5つのがん専門病院の有志が集まって2007年に設立。参加施設は、14年には88病院にまで拡大しています(参考記事「前立腺がん手術、在院日数最短はダヴィンチ、合併症発生率は?―第10回CQI研究会」)。

 CQI研究会では、参加病院の診療プロセスについて、DPCデータなどを使って分析。その結果をフィードバックすることで各病院による医療の質向上を支援し、その結果として“がん医療の均てん化”につなげることを目指しています。GHCは研究会の設立当初からデータ分析を担当しています。

がん医療の質支える「キャンサーナビゲーション」

 第11回の研究会では、がん医療の質に定評のある米クイーンズメディカルセンターのがんセンターからキーマンを招きます。同センターの外科部長でCancer Committeeの責任者でもある医学博士のPaul Morris氏はがん医療の質向上の取り組み、同センターの実質的なトップであるDarlena Chadwick氏はキャンサーナビゲーションについて講演します。

Morris氏(左)、Chadwick氏

Morris氏(左)、Chadwick氏

 Chadwick氏が講演するキャンサーナビゲーションは、同センターの医療の質を下支えするプログラムです。がんの発症から長期間に渡って包括的なケアを提供するためのプログラムで、同センターのがん医療の質向上にキャンサーナビゲーションがどのように貢献しているのかを、詳しく解説します。

 ケーススタディーでは肺がん、大腸がんにおける手術プロセスのベンチマーク、がん臨床指標アンケートなどをテーマに分析する予定です。

 CQI研究会の詳細と第11回の申し込み方法は以下のページに掲載していますので、ぜひご覧ください。

◆CQI研究会とは
https://www.ghc-j.com/science/cqi.html

◆第11回「CQI研究会」参加申し込みページ
https://www.ghc-j.com/event/cqi11.html

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