「機能評価係数I」分析を追加、おすすめケースも大幅増―病院ダッシュボードχの一部機能刷新
2018.7.27.(金)
グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン(GHC)は7月26日、多機能型経営分析ツール「病院ダッシュボードχ(カイ)」を刷新し、「機能評価係数I」の分析機能を新たに追加しました。GHCコンサルタントによる「おすすめケース」の分析機能についても、ケース数を大幅に増やしています。
機能評価係数Ⅰは、医療機関の人員配置や医療機関全体として有する機能など、医療機関単位での構造的因子(Structure)を主として係数として評価している。具体的には、出来高評価体系において、当該医療機関の入院患者全員に対して算定される加算や、入院基本料の補正値などを係数として設定したもの。
機能評価係数Iの分析機能が追加されたことにより、各月で自院の機能評価係数Iの内訳を確認したり、係数別に他院の状況と比較(ベンチマーク分析)したりすることができるようになりました。
また、係数別にランクアップした場合の増収インパクトをシミュレーションできます。例えば、「後発医薬品体制加算2」を取得していた場合、これがより高い評価である「後発医薬品体制加算1」になった際の具体的な試算額を表示します。
一般的に症例数が多く、改善すると収益影響が大きい傾向にある疾患をまとめた「おすすめケース」も強化。これまでの外科系疾患の65ケースに加え、内科系25ケース、化学療法系26ケースと、大幅にケースを追加しました。化学療法系のメニューでは、抗がん剤・制吐剤の分析が可能です。
病院ダッシュボードχはそのほかにも随時、データ更新や機能改善を進めています。未導入の医療機関の関係者はこの機会に是非、ご検討ください。