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診療報酬改定セミナー2024 看護モニタリング

アルツハイマー型認知症治療薬「メマンチン塩酸塩」に、肝機能障害などの「重大な副作用」を追加-厚労省

2015.2.24.(火)

 アルツハイマー型認知症治療薬の「メマンチン塩酸塩」(販売名:目マリー錠5㎎など)など4つの医薬品に「重大な副作用」などがあるとして、厚生労働省は、使用上の注意に追記するよう要請しました。

 要請は17日付で、4つの医薬品と「重大な副作用」などは次の通りです。

(1)アルツハイマー型認知症治療薬の「メマンチン塩酸塩」(販売名:メマリー錠5ミリグラム、同10ミリグラム、同20ミリグラム、メマリーOD錠5ミリグラム、同10ミリグラム、同20ミリグラム)

●新たな「重大な副作用」:肝機能障害、黄疸

(2)急性静脈血栓塞栓症治療薬の「アピキサバン」(販売名:エリキュース錠2.5ミリグラム、同5ミリグラム)

●新たな「重大な副作用」:間質性肺疾患

(3)気管支喘息・アレルギー性鼻炎治療薬の「モンテルカストナトリウム」(販売名:キプレス錠5ミリグラム、同10ミリグラム)

●新たな「重大な副作用」:血小板減少

(4)C型肝炎治療薬の「テラプレビル」(販売名:テラピック錠250ミリグラム)

●新たな「用法・用量に関する使用上の注意」:高齢者、腎機能障害、高血圧、糖尿病の患者では、重篤な腎機能障害の発現リスクが高くなる恐れがあり、開始用量の減量を考慮する。なお、減量によりHCV RNA陰性化率が低くなる可能性があることから、リスクとベネフィットを十分に勘案する

 厚労省は日本製薬団体連合会を通じて、各メーカーに添付文書の「使用上の注意」を速やかに改訂するよう求めています。医療現場では、これらの医薬品を使用する場合に患者の状態に異常があれば使用を中止するなど、注意が必要です。

 なお、(1)のメマンチン塩酸塩については、「患者向け医薬品ガイド」の作成が求められています。

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