Generic selectors
Exact matches only
Search in title
Search in content
Search in posts
Search in pages
GemMed塾 DPC特定病院群への昇格・維持のために今やるべきこと

抗がん剤のベクティビックス、スティーブンス・ジョンソン症候群に注意を―厚労省呼び掛け

2015.3.26.(木)

 厚生労働省は24日、「パニツムマブ(遺伝子組換え)」(販売名:ベクティビックス)など6つの医薬品に、スティーブンス・ジョンソン症候群など重大な副作用があるとして注意を呼び掛け、使用上の注意に追記するよう要請しました。

 6つの医薬品と、新たな「重大な副作用」は次の通りです。

(1)ドライアイ治療剤の「レパミピド(点眼剤)」(販売名:ムコスタ点眼液UD2%)

▽新たな【重大な副作用】:涙道閉塞、涙嚢炎

(2)関節リウマチなど治療薬の「トリアムシノロンアセトニド(筋注用・皮内用・関節腔内用注射剤)」(販売名:ケナコルト-A筋注用関節腔内用水懸注40ミリグラム/ミリリットル)

▽新たな【重大な副作用】:腱断裂

(3)糖尿病用剤の「シタグリプチンリン酸塩水和物」(販売名:ジャヌビア錠12.5ミリグラムほか、グラクティブ錠12.5ミリグラムほか、など)

▽新たな【重大な副作用】:血小板減少

(4)抗がん剤の「シクロホスファミド水和物」(販売名:エンドキサン100ミリグラム、同500ミリグラム)

▽新たな【重大な副作用】:横紋筋融解症

(5)抗がん剤の「パソパニブ塩酸塩」(販売名:ヴォトリエント錠200ミリグラム)

▽新たな【重大な副作用】:網膜剥離

(6)抗がん剤の「パニツムマブ(遺伝子組換え)」(販売名:ベクティビックス点滴静注100ミリグラム、同400ミリグラム)

▽新たな【重大な副作用】:皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)

 厚労省は日本製薬団体連合会を通じて、各メーカーに添付文書の「使用上の注意」を速やかに改訂するよう求めています。医療現場では、これらの医薬品を使用する場合には観察や検査を十分に行い、患者の状態に異常があれば使用を中止し、適切な治療・処置を行うことが必要です。

診療報酬改定セミナー2024