15年度予算、ナースセンターとハローワークの連携強化を―日看協が要望
2015.5.7.(木)
日本看護協会は4月30日、厚生労働省職業安定局長宛てに、2016年度予算編成に向けて「ハローワークとナースセンターの連携強化」を求める要望書を提出しました。
看護師資格保持者の再就業を支援
深刻な看護師不足が続く中では、結婚や出産などで一線を退いた看護師の資格保持者の再就業に注目が集まり、都道府県の看護協会が設置するナースセンターで有資格者向けの情報把握や相談支援などが行われています。
今年10月に施行される改正看護師等人材確保促進法では、ナースセンターによる看護職員の再就業支援機能のさらなる強化が図られることとなっていますが、日看協は「13年度から実施されているナースセンター・ハローワーク連携モデル事業では、連携強化に向けた課題も明らかになってきている」とし、16年度予算の編成に当たってさらなる連携を進めるよう求めています。
具体的な要望項目は次の2点。
(1)ハローワークとナースセンターの連携の一層の強化
(2)看護職のセカンドキャリア就業について導入事例の収集
(1)では、▽ハローワークとナースセンターとの間での電子媒体による求職者情報の共有▽連携対象となるハローワークの拡大―を求めています。