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メディカルアライアンスの格付けを「BBB+」に据え置き―JCR

2014.9.30.(火)

 日本格付研究所(JCR)は29日、「社会医療法人ジャパンメディカルアライアンス」(神奈川県海老名市)の長期発行体に対する格付けを「BBB+」(トリプルBプラス)に、見通しを「ポジティブ」にそれぞれ据え置いたと発表しました。

 ジャパンメディカルアライアンスは海老名総合病院(同市、469床)や東埼玉総合病院(埼玉県幸手市)などの運営主体として知られています。近年では、関連の「静岡メディカルアライアンス」(静岡県下田市)を通じて「下田メディカルセンター」(同市、154床)の指定管理者を受託したり、神奈川県座間市の誘致病院事業者に選定されたりとエリアを拡大しています。

 JCRでは、医師確保が難航する埼玉地区の収支は厳しいものの、人材基盤が手厚い海老名地区の状況は概ね順調だと評価しています。また、ジャパンメディカルアライアンスは、16年春ごろには座間市内に「座間総合病院」の開設を予定していて、これによって県内で急性期医療をカバーする事業基盤は一層堅固になると、JCRではみています。

 ただ、新病院の建設に伴って今後は財務構成の悪化が避けられず、人材確保も課題になると指摘しています。

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