成功の最大要因は社員一人ひとりのやる気、ハワイアンズ研修で学んだチーム力向上の秘訣
2015.12.7.(月)
GHCは12月2-5日にかけて、恒例の社内研修旅行を福島県いわき市にある「スパリゾートハワイアンズ」で行いました。主な目的は、GHC全体でのチーム力向上です。そのため、3日間連続の多職種合同のディスカッションやフラダンス体験、ハワイアンズの成長を牽引してきた常磐興産・経営顧問の講演などを受講してきました。
スパリゾートハワイアンズは、東北を代表する国内初のテーマパーク。映画『フラガール』でお馴染みのフラダンスショー、ギネス認定もされている露天風呂などが素晴らしく、年間平均の入場者数は125万人、経済波及効果は415億円、雇用創出効果は9654人とされています(2006年3月みずほ総研調査)。
今回の合宿では、社員一人ひとりが自分たちの会社の今と将来を、真剣に考えてきました。まず、日頃は深く議論することが少ない部門を越えたメンバーで構成されるチームでのグループディスカッションを実施。3日間、さまざまなテーマでたっぷりと議論しました。今持っている仕事に留まらず、幅広い視点で自分たちは今やるべきこと、将来に備えてすべきことをクリアにできる機会となりました。
運営会社の常磐興産で創成期からスパリゾートハワイアンズの軌跡を目の当たりにしてきた坂本征夫顧問の講話も心に残りました。中でも印象的だったのが、山(炭鉱)に関わるすべての人が家族であるという考えを表わす「一山一家」という言葉です。斜陽化する炭鉱産業から観光産業へ大転換できたのは、一山一家の精神を忘れずに引き継ぎ、すべての住民が強い連帯意識で「必ず成功させる」という熱い個人の想いを結集させることができたためで、坂本氏は、「結局、事業で一番重要なことは、目には見えない従業員一人ひとりのやる気」と強調しました。
何らかのプロジェクトを推進する上で重要な視点であると思ったと同時に、心震わせるハワイアンダンスの根底にある精神的支柱を知ることができました。
また、ハワイアンズという組織だけではなく、地域事業についても深く考える良いきっかけになりました。地域の雇用を支え、地域の顔となって進んでいく使命、自分たちがこけると地域全体が傾くというプレッシャーの中、従業員一人ひとりがハワイアンズのこと、働く人たち、家族、地域のことを考え、アイディアを絞り続けています。具体的なマーケティング戦略の一つとして目に付いた東京からハワイアンズまでの無料バスも、その一つなのでしょう。
全国に散在する「雇用の拠点」「ここがこけたら地域が廃れる」という病院、そして各地における医療介護福祉の仕組みも、ハワイアンズが抱える地域を担う存在としての使命に通じるところがあるのではないか、と感じました。
連日の議論や事業体としてのハワイアンズから学んできた経験を、GHCのさらなる進化と深化に生かし、全国の医療機関の皆様のさらなる発展のサポートに少しでも還元できればと思っています。