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GemMed塾 病院ダッシュボードχ 病床機能報告

「静脈内注射4割」「酸素療法8割」、終末期医療提供状況を日慢協が調査

2016.7.25.(月)

 日本慢性期医療協会は21日の定例記者会見で、医療療養病床と介護療養病床に対する終末期医療の提供状況に関する調査結果を発表しました(詳細はホームページ)。調査によると、死亡前7日間の患者に対して静脈内注射を行っているのは、5つの施設類型で40.7-67.9%、酸素療法は72.4-80.6%であることなどが分かりました。一方、入院中の全患者で見ると、静脈内注射は5.6-8.4%、酸素療法は2.5-20.9%などでした。

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 調査は6月に日本慢性期医療協会の会員病院に対して実施。調査対象の1036病院のうち、回答したのは367病院(回収率35.4%)でした。回答した病院は、「医療療養病床(20:1)」(281件)、「医療療養病床(25:1)」(84件)、「介護療養病床(機能強化型A)」(99件)、「介護療養病床(機能強化型B)」(20件)、「介護療養病床(その他)」(31件)の5つの施設類型。

 静脈内注射、酸素療法のほか、モニター測定(入院中:1.2-11.2%、死亡前7日間:66.9-88.9%)、喀痰吸引(入院中:22.5-43.0%、死亡前7日間:64.9-81.3%)が入院中の全患者と比較して、死亡前7日間の患者での処置が増加しています。

 これについて日慢協は、「入院中の全期間の処置より死亡前7日間の処置の方が明らかに多く処置を施行している」とした上で、「診療報酬で計上できない処置を含めて、医療療養病床および介護療養病床は患者の症状に対応して適切な医療を提供している」とコメントしています。

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