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全国の病院の機能や実績を見える化、GHCが「病院スコープ」のサービス開始

2016.12.15.(木)

 ニュースだけでなく、あらゆる医療情報を提供するサイトに進化――。

 グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン(GHC)は15日、医療ニュースサイト「メディ・ウォッチ」において、病院経営に有用な各種データを分かりやすく「見える化」して提供する「メディ・ウォッチ・データベース」のサービスを開始しました。第一弾として、「病床機能報告」のデータを軸に、全国の病院の機能や実績を見える化した「病院スコープ」をリリース。今後、「メディ・ウォッチ」は医療ニュースだけでなく、あらゆる医療情報を提供するサイトに進化していきます。

病床機能報告のデータを軸に

 「メディ・ウォッチ・データベース」は、病院経営に活用できるさまざまなデータベースを分かりやすく閲覧できるサービス。医療経営の知識とデータ分析に通じたGHCのコンサルタントが、政府統計情報などのさまざまなデータを統合し、企画・設計・開発しました。「数字ばかりで分かりづらい」「データの歯抜けが多くて活用できない」「そもそも欲しいデータがどこにあるか分からない」――などのお悩みを抱える病院経営の関係者に向けて、信頼できるデータベース活用の環境を提供します。

 第一弾となる「病院スコープ~全国の病床機能報告を統一基準で見える化~β版」は、全国の病院が都道府県に提出した「病床機能報告」のデータを軸に設計。「地域から探す」「病院名から探す」の2つに整理し、これまで分からなかった病院の病棟情報について、統一フォーマットを用いて見える化しました。「他病院の状況(人員数、設備、患者情報など)を知りたい」「自病院の病棟状況を、全国の同機能の病院と比較したい」などと考えている病院関係者はもちろん、「自分や家族が入院する病院の機能を詳しく知りたい」などと考える一般の方にもご利用いただけます。

 データは、東京大学公共政策大学院医療政策教育・研究ユニット(担当:埴岡健一氏=現国際医療福祉大学大学院教授)とその業務委託を受けた株式会社ウェルネスが共同作成した「全国地域別・病床機能情報等データベース」を活用しています(ホームページはこちら)。サービス開始時点ではデータベースの一部のデータを用いて展開していますが、今後さらに活用するデータの範囲を広めて、より多くの分析ニーズに対応していきます。

 また、「病院スコープ」以外についても、「メディ・ウォッチ・データベース」のサービスメニューは今後、拡充していく予定です。

解説を担当したコンサルタント 井口 隼人(いぐち・はやと)

iguchi 株式会社グローバルヘルスコンサルティング・ジャパンのシニアマネジャー。
筑波大学生物学部卒業。日系製薬会社を経て、入社。病床戦略支援、人財育成トレーニング、DPC分析、がん分析、臨床指標分析などを得意とする。東京医科大学病院(事例紹介はこちら)、済生会宇都宮病院(事例紹介はこちら)、さいたま赤十字病院(事例紹介はこちら)、広島市立安佐市民病院(事例紹介はこちら)、相澤病院(事例紹介はこちら)、旭川赤十字病院(事例紹介はこちら)など多数の医療機関のコンサルティングを行う。「週刊ダイヤモンド」(関連記事はこちら)など雑誌、テレビ、新聞などへのコメントも多数。
解説を担当したコンサルタント 澤田 優香(さわだ・ゆうか)

sawada 株式会社グローバルヘルスコンサルティング・ジャパンのアソシエイトマネジャー。看護師、保健師。
聖路加看護大学卒業後、集中治療室の勤務を経て、入社。看護必要度分析、看護業務量調査、DPC別診療科検討、病床戦略分析、マーケット分析などを得意とする。自由分析ソフトを用いた分析では、社内で右に出るものはいない。多数の医療機関のコンサルティングを行うとともに、社内のアナリスト育成や看護関連プロジェクト(看護必要度勉強会や「看護必要度分析」開発など)でも精力的に活動する(東京医科大学病院の事例紹介はこちら)。
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