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有床診療所が8500施設を割り込む、90年の約3分の1に-医療施設動態調査

2015.1.8.(木)

 厚生労働省が8日に発表した医療施設動態調査の結果によりますと、全国の有床診療所が2014年10月末に8500施設を割り込み、8447施設となったことが分かりました。前月には病院数が8500を割り込んでおり、病院・有床診療所の施設数・ベッド数が減少を続けている状況が伺えます。

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診療報酬引き上げても、有床診の減少止まらず

 有床診療所は「地域密着型」の入院施設として、地域包括ケアシステムの中でも重要な役割を担うことが期待されていますが、診療報酬の低さから施設数は減少を続けています。14年度の診療報酬改定では、こうした状況に配慮し、有床診の点数を引き上げましたが、医療施設動態調査結果を見ると、芳しい効果は上がっていないようです。14年9月には、有床診の施設数は前月より85減少し8447施設となりました。1990年には2万3689施設だったので、この間に約3分の1(35.7%)にまで減少しています。

 病院に目を移すと8495施設で、前月よりも4施設減少しました。前月には8500施設を割っており、こちらも減少が続いています。

 また病院の病床数は157万17床で、1180床減少しました。病床の種別に見ると、一般病床が89万4479床(915床減)、療養病床が32万9302床(225床増)、精神病床が33万8231床(464床減)などという状況です。

 一方、無床診療所は、前月よりも162施設増加し、9万2503施設となりました。新規開業のほか、病院や有床診からの転換が進んでいると考えることができます。

2014年10月末の医療施設動態調査結果、有床診療所数は8448施設で、8500を切りました

2014年10月末の医療施設動態調査結果、有床診療所数は8448施設で、8500を切りました