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診療報酬改定セミナー2024 2024年度版ぽんすけリリース

加算強化の「解」の導き方を知る、「病院ダッシュボードχ」操作説明会スタート

2017.12.13.(水)

 グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン(GHC)は12月11日、「『病院ダッシュボードχ(カイ)』操作説明会」を開催しました(申し込みページはこちら ※満席の会場が複数ございます)。

 本会は、全国5カ所で計8回開催する「病院ダッシュボードχ」操作説明会の初回。病院ダッシュボードχの基本的な操作方法を学ぶともに、経営課題の解決方法を学べるという内容です。初回はGHCアソシエイトマネジャーの八木保が講師を務めて、加算算定率向上の手順を学びました。

GHCの八木

GHCの八木

多様な機能の組み合わせであらゆる改善活動に

 病院ダッシュボードχは、「改善のポイントが瞬時に分かる」を開発コンセプトにした「病院ダッシュボード」を大幅にリニューアルした製品です(「病院DBχとは」のページはこちら)。BIツール(意思決定を支援する分析・可視化ツール)を活用することで、より早く、より直感的に、より美しく、自病院の経営にかかわるデータを可視化し、改善に向けた分析と意思決定を支援します(関連記事『激動の時代、病院の迅速な意思決定に必要な分析ツールを12月4日リリース―Tableau社と「病院ダッシュボードχ」共同発表会開催』)。

 今回の操作説明会は、12月4日の病院ダッシュボードχリリース後、初のユーザー向けイベント(ユーザー以外もご興味のある病院関係者は参加可能)になります。東京(11日、20日、21日)を皮切りに、年内は福岡(14日)、年明けから愛知(1月11日)、札幌(16日)、大阪(25日)で開催します。

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 病院ダッシュボードから病院ダッシュボードχへ進化したポイントを分かりやすく解説するとともに、どのように経営改善ができるか、その実際の活用方法をお伝えします。

 病院ダッシュボードχの開発コンセプトは、「病院経営の課題に無限の『解』をもたらす」ことです。例えば、経営改善活動は、思い込みと現状との差異の「認知」から始まり、差異が発生する原因の「仮説」を立て、その仮説に基づく原因解消の対策案が正しいか「分析」をした上で、改善活動を「実行」に移します。改善活動を積み重ねることで、院内に改善の「組織風土」が醸成され、さらなる高みを目指した「変革」につながっていきます。

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 病院によって、こうした経営改善の課題や進め方は異なるかもしれませんが、病院ダッシュボードχはそれぞれの病院における経営改善活動のすべてのシーンでご活用いただけることを想定しています。

 それを可能にしているのは、病院ダッシュボードχの最大の特長でもある「多機能性」です。病院ダッシュボードχには、病院経営の専門コンサルタントのノウハウを凝縮させた分析機能が多数あります。多様な分析機能(DPC分析、財務分析、マーケット分析、手術分析、チーム医療plus、外来分析、材料ベンチ、看護必要度)の組み合わせによって(「使える機能」のページはこちら)、さまざまな病院経営の課題解決に向けた最適で効果的な「解」をご提供します(「用途について」のページはこちら)。

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 例えば、外来機能の最適化という経営課題であれば、「DPC分析」「財務分析」「外来分析」の機能を組み合わせることで、課題の原因と対策の方向性が見えてきます。

改善ポテンシャルが瞬時に分かる

 操作説明会は前半、上記の製品コンセプトなどを説明した上で、各機能のポイントを、実際に操作しながら解説していきました。一新したトップページである「一分で分かる経営成績表」については、経営概況をシグナル表示で確認できるこれまでの特長を踏襲しつつ、「S」(最も良い)から「E」(最も悪い)までランク分けして表示するようになりました。加えて、シミュレーション分析も実装。例えば、一日単価に課題がある場合、他病院とベンチマーク分析した結果を踏まえて、仮に1ランク上に属する病院の中央値まで一日単価を改善した場合、どれくらいの増収効果があるのかを具体的な数字で示すことができるようになりました。

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 後半は残りの機能のポイントを解説した上で、加算強化に向けたワークショップを実施。具体的には、(1)加算算定状況を確認した上で、(2)改善ポテンシャルが大きな算定項目を確認します。(3)改善すべき算定項目が確認できたら、それぞれの課題の詳細まで分析し、その結果から具体的な改善策を練り込みます。(4)最後に、現在の診療内容を確認してから、アプローチすべき診療科や疾患の優先順位付けを行います。

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 こうした加算強化に必要なステップを参加者それぞれが踏まえた上で、病院ダッシュボードχで自病院の実際のデータを確認しながら、以下のワークシートに課題や改善策を書き込んでいきました。ワークシートはダウンロードもできますので、是非、自病院の加算強化に役立ててください(ワークシートはこちら)。

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 「病院ダッシュボードχ」操作説明会は、1月25日まで実施中です。まだの方は是非、参加をご検討ください(申し込みページはこちら)。「病院ダッシュボードχ」に関連した記事も各種更新中ですので、こちらも併せてご確認ください(関連連載『鼎談 II群請負人』『病院経営データ分析入門』)。

操作説明会の様子

操作説明会の様子

解説を担当したコンサルタント 八木 保(やぎ・たもつ)

yagi 株式会社グローバルヘルスコンサルティング・ジャパンのコンサルティング部門アソシエイトマネジャー。理学療法士、中小企業診断士。
名古屋大学医学部保健学科理学療法学専攻卒業。大手商社にてヘルスケア業界におけるマーケティング商品開発、中小企業のコンサルティングを経て、入社。リハビリの質と生産性向上、コスト削減、財務分析、DPC分析などを得意とする。多数の医療機関のコンサルティングを行うとともに、社内のCS向上チームや社外のCQI(Cancer Quality Initiative)研究会のサポートなどでも精力的に活動する(諏訪中央病院の事例紹介はこちら、津島市民病院の事例紹介はこちら)。
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