病院の病床数、前月から671床減の156万6965床に―医療施設動態調査(15年6月)
2015.8.25.(火)
厚生労働省が25日に発表した医療施設動態調査によると、病院の病床数は2015年6月には前月に比べて671床減少し156万6965床となり、療養病床は488床減、一般病床は5床減となっていることが分かりました。
また有床診療所は23施設減少し、8037施設となっています。
地域医療支援病院は8施設増加の496施設
15年6月の医療施設総数は全国で17万8309施設あり、前月よりも42施設増加しました。主に「無床の一般診療所」が増加しているためで、無床診は前月に比べて54施設増加しています。
病院は8482施設で、前月から2施設減少。種類別に見ると、一般病院は7417施設で前月比3施設減、精神科病院は1065施設で前月比1施設増となりました。
一般病院の中で、療養病床を持つ病院は3847施設(前月比5施設減)、地域医療支援病院は496施設(前月比8施設増)となっています。
また有床診療所は8037施設で、前月から23施設減少しました。極めて近い将来、8000施設を割ることは確実と見られます。
療養病床、前月から488床減って32万8481床に
病床数に目を移すと、15年6月の全数は167万5677床で、前月から924床減少しました。
このうち病院の病床数は156万6965床で、前月に比べて671床減少しています。平均在院日数の短縮が進む中では病床数の削減が避けられず、今後も減少傾向が続くと考えられます。一般病床については前月から55床減少(89万4262床)、療養病床は同じく488床と大きく減少しました(32万8481床)。病院と有床診を合わせた、療養病床数は緩やかな減少傾向にあります。
また有床診療所の病床数は前月から253床減少し、10万8631床となっています。こちらも、そう遠くない時期に10万床を切りそうです。
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