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高齢化や肥満リスク、手術料で評価を-外保連「新たな評価軸」検討へ

2015.3.18.(水)

 患者の高齢化や肥満に伴う手術のリスクの高まりを手術の診療報酬(手術料)に反映させようと、外科系学会社会保険委員会連合(外保連)は厚生労働省に要望する方針です。各学会の関係者らによるワーキンググループを立ち上げて検討を開始していて、2016年度の診療報酬改定に間に合わせるため、今年秋ごろには正式な要望を固めたい考えです。

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2015.3.18医療・介護行政をウォッチ  外保連記者懇 外保連が17日に開いた記者懇談会のあいさつで、岩中督・手術委員長(東京大医学部付属病院副院長)が、「手術料の新しい評価軸を考えていくためのワーキンググループを立ち上げて検討を始めた」と明らかにしました。

 外保連では、スタッフの人件費や材料費、室料などのコストのほか、それぞれの手術の難度を踏まえて技術料の試案(「外保連手術試案」)をまとめていて、現在も精緻化を進めています。「新たな評価軸」は、これとは別に、手術を受ける患者の年齢や肥満などによるリスクの違いを手術料の評価に反映させるのが狙いです。手術を受けた患者が社会復帰することでどれだけの経済効果を生み出すかも検討します。

 岩中委員長は「手術の難易度と所要時間、人数、医療材料費だけで手術料を決めるのには限界があるという意見が、いろいろな所から出ている」「40歳の人と80歳の人を手術する場合、80歳の方がハイリスクだからといって加算が付くかというと、診療報酬にはそういう考え方は基本的にない」などと話しました。

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