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医師辞めようと思ったこと「ない」が過半数―メドピア調べ

2015.7.2.(木)

 医師専用コミュニティーサイトを運営するメドピア(石見陽社長)が実施したアンケート調査で、「医師を辞めようと思ったことはない」との回答が過半数を占めました。「(医師は)天職だと思っている」といったコメントの一方で、「ほかに職がない」という回答もみられました。これに対し、医師を辞めようと思ったことが「何度かある」は25.7%で、「よくある」も10.2%ありましたということです。

 アンケート調査はコミュニティーサイト「MedPeer」で4月15-21日、医師会員を対象に実施し、4232人が有効回答しました。

 調査では、今までに医師を辞めようと思ったことがあるかどうかに4択(全くない、何度かある、よくある、1度だけある)で回答を求めた結果、「全くない」が2452人(57.9%)と過半数を占めました。

 回答者からは、「大変だがやりがいがあり、収入も安定していると思う」(50歳代、精神科)、「社会に役立てる仕事で満足感がある」(40歳代、一般内科)」など、医師の仕事に満足していることがうかがえるコメントの一方で、「ほかに何もできないので考えたことがない。ほかに才能があればいつでも辞める」(50歳代、一般内科)と消極的なコメントもありました。
2015.7.2医療現場をウォッチ メドピア調べ
 これに対し、「何度かある」は 1088人(25.7%)、「よくある」は432人(10.2%)、「1度だけある」は260人(6.2%)という結果でした。

 どんなときに辞めたいと思ったかを聞くと、「何度かある」では、「自分の執刀した症例の経過が悪いときや外来でクレーマーに取りつかれたとき」(40歳代、眼科)、「患者が急変したり、治療成績が悪かったとき」(50歳代、放射線腫瘍科)などのコメントがありました。

 これに対し「よくある」では、「何日も泊まり込み睡眠も取れなかったとき」(50歳代、産業医)、「いつでも辞めてもいいように覚悟を決めて仕事をしている」(40歳代、整形外科・スポーツ医学)などでした。

 「1度だけ」と答えた医師からは、「クレーマーに遭遇したとき。もう思い出したくない」(30歳代、形成外科)といった声の一方で、「辞めようと考えたからこそ、今も多忙な環境で働く原動力になっている」(50歳代、脳神経外科)というコメントもありました。

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