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北里大東病院がDPC退出へ、15年4月1日付で-「地域での役割が変化」

2015.1.14.(水)

 中央社会保険医療協議会の総会が14日開かれ、厚生労働省は、北里大学東病院(神奈川県相模原市)がDPC制度を退出することになったと報告しました。同省によりますと、地域での役割が変化して慢性期医療をメーンに提供する方向に転換すると、病院側から退出の届け出があったということです。

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 中医協のメンバーらによる「DPC退出等審査会」が既に了承していて、同病院は4月1日付でDPCから退出します。ただ、DPC退出後に医療の内容がどう変化したかを把握するため、同病院は2018年度に実施する予定の次々回の診療報酬改定まで、DPCデータの提出を継続します。

 大学病院本院(Ⅰ群)を除くDPC対象病院は、入院患者に提供する手術の難度や、1年間の診療密度の高さなどによってⅡ群(14年4月現在、Ⅰ群並みの99病院)とⅢ群(同残り1406病院)に分かれていて、基本的な診療機能を評価する「基礎係数」が群ごとに1つずつ設定されています。

 基礎係数は、それぞれの群のDPC対象病院による包括範囲出来高点数の平均値がベースです。厚労省によりますと、北里大学東病院は現在、Ⅲ群という位置付けですが、同病院が退出するタイミングでⅢ群の基礎係数を計算し直す予定はないということです。