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病院の光熱費、使用量の減少・微増にもかかわらず、前年に比べ「2―6割のコスト増」に—四病協

2022.8.4.(木)

病院の光熱費を、本年(2022年)3・4・5月と、昨年同期(2021年3・4・5月)とで比較すると、使用量は減少・微増にとどまるのに対し、単価の上昇により「2-6割程度のコスト増」になっている—。

四病院団体協議会(日本病院会、全日本病院協会、日本医療法人協会、日本精神科病院協会の4団体で構成)が8月3日、こういった状況を公表しました。

コスト増を患者負担(診療報酬)に転嫁することはできず、経営状況は厳しい

現下のウクライナ情勢や急激な円安の進行などが複合的に重なり、我が国において「光熱費の高騰」が続いています。出口も見えず、今後も光熱費は高騰すると見られます。

四病協では、▼現下の光熱費の値上がりは想定を逸脱するものである▼保険医療機関では、光熱費等の高騰によるコスト増を、患者負担に転嫁することができない—ため、コスト増分が「医療機関の持ち出しになっている」と指摘し、「補助金により、病院への喫緊の対応を行ってほしい」と政府に強く要望しています(関連記事はこちら)。



そうした中で四病協では、「実際にどの程度光熱費が高騰しているのか」を明らかにすべく、会員病院を対象に調査を実施。今般、その中間報告結果が公表されました。213施設から回答が寄せられています(増床など比較困難な回答は除外)。

本年(2022年)3・4・5月と、昨年同期(2021年3・4・5月)とを比較すると2-6割程度のコスト増になっていることが分かります。▼使用量が減少、あるいは微増にとどまるのに対し、コストが大きく増加している(単価が上がっている)こと▼コスト増を患者負担に転嫁できないこと—から、病院の経営状況が厳しくなっている状況を確認できます。

【電気】(205施設の合計)
▽3月:30.7%増(使用量は5.4%増にとどまる)
▽4月:30.9%増(同1.8%増にとどまる
▽5月:28.1%増(同0.0%減である)
▽3-5月:29.8%増(同2.6%増にとどまる)



【都市ガス料金】(99施設の合計)
▽3月:62.0%増(使用量は2.2%増にとどまる)
▽4月:56.4%増(同0.0%減である)
▽5月:52.8%増(同1.2%増にとどまる)
▽3-5月:57.5%増(同1.3%増にとどまる)



【LPG/プロパンガス料金】(98施設の合計)
▽3月:18.5%増(使用量は0.3%増にとどまる)
▽4月:28.8%増(同4.9%減である)
▽5月:35.6%増(同6.4%減である)
▽3-5月:27.0%増(同3.5%減である)



【重油・灯油・軽油料金】(69施設の合計)
▽3月:30.0%増(使用量は10.6%増にとどまる)
▽4月:25.9%増(同1.7%減である)
▽5月:34.5%増(同10.3%減である)
▽3-5月:30.1%増(同3.1%減である)

病院の光熱費コスト状況調査(四病協 220803)



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