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病床機能報告 DPC特定病院群への昇格・維持のために今やるべきこと

本年(2024年)10月からレセプト返戻再請求を原則オンラインに一本化、レセコンがオンライン返戻再請求対応か急ぎ確認を—厚労省

2024.7.31.(水)

オンライン請求医療機関・薬局が行う「レセプトの返戻再請求」は、本年(2024年)4月から原則としてオンラインで実施することとなっている。システム改修が未完了な医療機関・薬局向けの経過措置が設けられているが、この9月(2024年9月)で終了し、本年(2024年)10月からは「オンラインでの返戻再請求」に原則一本化される。

各医療機関・薬局においては、自院・自薬局のレセプトコンピュータ(れれ混ん)が「オンライン返戻再請求」に対応しているかを急ぎ確認し、未対応の場合にはレセコン改修などの準備を進めてほしい—。

厚生労働省は7月29日に「オンラインによる返戻再請求の実施に関する周知広報資料」を示し、医療機関等にこうした点の確認を求めています(厚労省サイトはこちら(返戻再請求のオンライン化についてのご案内)こちら(オンラインによる返戻再請求の実施についてのご案内)

猶予届出を行い紙請求等が認められた医療機関等のみ、紙返戻再請求可

Gem Medで報じているとおり、昨年(2023年)4月より、オンライン請求医療機関・薬局が行う「レセプトの返戻再請求」は、診療・調剤の年月に関わらず、「原則としてオンラインで実施する」こととなっています(関連記事はこちら)。

システム改修が未完了な医療機関等向けの時限付きの経過措置(紙でも返戻再請求可)も設けられています(関連記事はこちら)が、この経過措置も本年(2024年)9月には「完全廃止」され、「本年(2024年)10月以降はオンラインによる返戻のみとなり、返戻再請求もオンラインで行わなければならない」ことになります。

今般の周知広報資料では、上記の点を改めて明確化するとともに、医療機関・薬局に対して次のような点を再周知。

▽返戻ファイルのダウンロード期間は3か月である(下表参照)
→期間内にオンライン請求システムから返戻ファイルをダウンロードし、オンラインによる返戻再請求を実施してほしい

▽「紙のみで送付される返戻レセプト」は、本年(2024年)10月以降も引き続き紙による返戻再請求を行ってほしい(原請求をオンラインで実施していない医療機関・薬局(猶予届出を提出することで光ディスク等による請求・紙レセプトによる請求を継続している医療機関・薬局)が対象)

オンライン返戻再請求について

オンライン返戻再請求事務の流れ



さらに、次の点を「急ぎ確認」することも医療機関・薬局に要請しました。

▽返戻再請求をオンラインで実施するためには、レセコンが「オンラインによる返戻再請求に対応している」必要がある

▽まず、各医療機関・薬局において、レセコンが「オンラインによる返戻再請求に対応している」かを確認する

▽オンライン返戻再請求に対応していない場合には、レセコンのシステムベンダに確認・相談し、必要に応じて「レセコン改修」を行うなど、「オンラインによる返戻再請求を実施できる」ように準備してほしい

オンライン返戻再請求にレセコンが対応しているかを確認し、未対応の場合には必要に応じてレセコンなどの準備を



上述のように、「本年(2024年)10月以降はオンラインによる返戻のみとなり、返戻再請求もオンラインで行わなければならない」こととなります。急ぎ、自院・自薬局のレセコン仕様を確認し、オンライン返戻再請求に対応可能な対応(改修、入れ替えなど)を行う必要があります。



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