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病床機能報告 病床ユニット

健保組合加入者の特定健診(メタボ健診)、特定保健指導の実施状況は向上してきたが、被扶養者でまだ低調―2022年度健保連調査

2024.6.10.(月)

健康保険組合加入者における「特定健診」(メタボ健診)や「特定保健指導」の実施状況を見ると、徐々に向上してきているものの、「被扶養者」で低調な状況そのものは変わっていない—。

健康保険組合連合会が6月7日、2022年度の「特定健診・特定保健指導の実施状況」に関する速報値を公表しました(関連記事はこちら)。被扶養者の健康水準向上に向けて「特定健診や特定保健指導の実施率向上」に向けた取り組みに期待が集まります。

2022年度の特定健診実施率は80.3%に向上

特定健診は、40-74歳の人を対象としたメタボリックシンドロームに着目した健診です。主に、▼服薬歴、喫煙歴の有無▼身長・体重・BMI(Body Mass Index)・腹囲▼血圧▼尿(尿糖・尿タンパク)▼血液(脂質・血糖・肝機能)―などを調べます。高齢化の進行、生活習慣の変化によって、糖尿病などの生活習慣病の有病者・予備群が増加していることを重くみて、2008年4月から導入されました。

2022年度の健保組合における特定健康診査対象者は約983万人で、このうち受診者数は約789万人となり、実施率は80.3%となりました。前年度に比べて1.5ポイント向上しています。

また被保険者(いわば大企業サラリーマン本人)の受診率は90.5%(前年度比0.9ポイント向上)、被扶養者(家族)では47.5%(同1.4ポイント向上)となりました。向上してはいるものの「被扶養者の健診受診率が低い」状況そのものは変わっていません。

さらに組合別にみると、単一組合(大企業が独自に設立する健保組合)の受診率は81.0%(被保険者91.2%、被扶養者50.6%)ですが、総合組合(同一業種等の複数企業が設置する健保組合)では78.8%(被保険者89.3%)、被扶養者41.0%)とやや低くなっています。

2022年度の特定保健指導実施率は33.2%に向上

特定健診によって「生活習慣の改善が必要である」と判断された場合には、特定保健指導が行われます。具体的には腹囲が男性は85cm以上、女性は90cm以上で、▼空腹時血糖値110mg/dL▼中性脂肪150mg/dL、HDLコレステロール40mg/dL未満のいずれか、または両方▼最高血圧130mmHg、最低血圧85mmHg以上のいずれか、または両方―のうちいずれか1つまたは2つに該当する人などが「動機付け支援」、3つに該当する人などが「積極的支援」を受けることになります。

特定保健指導対象者数は約144万人で、特定保健指導終了数は約48万人。実施率は33.2%となり、前年度に比べて2.5ポイント向上しています。

保健指導レベル別の実施率は、積極的支援28.4%(前年度比0.5ポイント向上)、動機づけ支援37.3%(同3.0ポイント向上)となりました。被保険者・被扶養者別に見ると、次のような状況で、やはり被扶養者で低調です。

【被保険者】
▽積極的支援:30.4%
▽動機づけ支援:39.1%

【被扶養者】
▽積極的支援:14.1%
▽動機づけ支援:20.0%



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