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がんゲノム医療拠点病院、新たに札医大病院・横市大病院・山梨県中病院・滋賀医大病院・奈良医大病院・広島病院・熊本大病院を選定—厚労省

2023.3.23.(木)

我が国のがんゲノム医療を牽引していく「がんゲノム医療拠点病院」について、2023年4月から、新たに札幌医科大学附属病院・横浜市立大学附属病院・山梨県立中央病院・滋賀医科大学医学部附属病院・奈良県立医科大学附属病院・県立広島病院・熊本大学病院を選定し、合計32施設とする—。



厚生労働省は3月22日、こうした「がんゲノム医療拠点病院等の指定に関する検討会の検討結果」を公表しました。2月には「がんゲノム医療中核拠点病院」が選定されており、4月1日から新たな「がんゲノム医療提供体制」がスタートします。

2023年4月からのがんゲノム医療拠点病院、現在と比べて7病院が入れ替わり

Gem Medで報じているとおり、新たな▼がん診療連携拠点病院▼小児がん拠点病院▼がんゲノム医療中核拠点病院・拠点病院—の指定要件(整備指針)が策定され、2023年度から新たながん診療提供体制がスタートします。

がんゲノム医療中核拠点病院・拠点病院・連携の指定要件(整備指針)については、例えば▼パネル検査・遺伝カウンセリング・治験実施などに関する「実績要件」を盛り込む▼がんゲノム医療拠点病院についても、新たに「がんゲノム医療中核拠点病院との連携」を求める▼がんゲノム医療連携病院において「患者の転帰などの情報が正しく入力される」ような仕組みを設ける—などの見直しが行われました(関連記事はこちら)。

●がんゲノム医療中核拠点病院等の新指定要件(整備指針)はこちら

がんゲノム医療中核拠点病院等の指定要件見直しポイント(がんゲノム医療中核拠点病院等指定検討会2 230213)



この新指定要件(整備指針)に基づいて「がんゲノム医療中核拠点病院」「がんゲノム医療拠点病院」の選定を行い(がんゲノム医療連携病院は、中核拠点病院・拠点病院が自ら選定する)、本年(2023年)4月1日から新体制をスタートさせることになります。

3月15日には、拠点病院に関する審査を実施。書面審査とヒアリング審査を行い(関連記事はこちら)、次の32病院が選定されたことが今般、厚労省から公表されました。実績等について「下位にある拠点病院」と「上位にある連携病院」を比較した結果、「顔ぶれ」が一定程度入れ替わっています。新規に拠点病院に選定された7病院(現在は連携病院である)の努力が伺えます。

【北海道ブロック】(1病院)
【新規】札幌医科大学附属病院(北海道)

【東北ブロック】(2病院)
▽(継続)弘前大学医学部附属病院(青森県)
▽(継続)山形大学医学部附属病院(山形県)

【関東信越ブロック】(12病院、従前から1減)
▽(継続)埼玉医科大学国際医療センター(埼玉県)
▽(継続)埼玉県立がんセンター(埼玉県)
▽(継続)千葉県がんセンター(千葉県)
▽(継続)国立成育医療研究センター(東京都)
▽(継続)東京医科歯科大学病院(東京都)
▽(継続)神奈川県立がんセンター(神奈川県)
▽(継続)聖マリアンナ医科大学病院(神奈川県)
▽(継続)東海大学医学部付属病院(神奈川県)
【新規】横浜市立大学附属病院(神奈川県)
▽(継続)新潟大学医歯学総合病院(新潟県)
【新規】山梨県立中央病院(山梨県)
▽(継続)信州大学医学部附属病院(長野県)

【東海北陸ブロック】(4病院)
▽(継続)富山大学附属病院(富山県)
▽(継続)金沢大学附属病院(石川県)
▽(継続)愛知県がんセンター(愛知県)
▽(継続)三重大学医学部附属病院 (三重県)

【近畿ブロック】(6病院)
【新規】滋賀医科大学医学部附属病院(滋賀県)
▽(継続)近畿大学病院(大阪府)
▽(継続)大阪国際がんセンター(大阪府)
▽(継続)神戸大学医学部附属病院(兵庫県)
▽(継続)兵庫県立がんセンター(兵庫県)
【新規】奈良県立医科大学附属病院(奈良県)

【中国四国ブロック】(3病院)
【新規】県立広島病院(広島県)
▽(継続)広島大学病院(広島県)
▽(継続)四国がんセンター(愛媛県)

【九州ブロック】(4病院)
▽(継続)久留米大学病院(福岡県)
▽(継続)長崎大学病院(長崎県)
【新規】熊本大学病院(熊本県)
▽(継続)鹿児島大学病院(鹿児島県)

2023年4月からのがんゲノム医療拠点病院一覧(1)

2023年4月からのがんゲノム医療拠点病院一覧(2)



これまで拠点病院であった▼北海道がんセンター▼筑波大学附属病院▼東京都立駒込病院▼大阪市立総合医療センター▼兵庫医科大学病院▼香川大学医学部附属病院▼九州がんセンター—の7病院が指定から外れ、新たに▼札医大病院▼横浜市大病院▼山梨県立中央病院▼滋賀医大病院▼奈良医大病院▼県立広島病院▼熊本大病院—の7病院が拠点病院に指定されます。なお、がん研有明病院はがんゲノム医療中核拠点病院に昇格しています(関連記事はこちら)。また、述べるまでもありませんが、がんゲノム医療拠点病院の指定から外れた後にも「がんゲノム医療連携病院」としてがんゲノム医療提供は継続されます(がんゲノム医療が実施できなくなるわけではない)。



2月には「がんゲノム医療中核拠点病院」が既に選定済であり、本年(2023年)4月1日から新たな中核拠点病院・拠点病院体制がスタートします。なお、がんゲノム医療連携病院は「がんゲノム医療中核拠点病院・がんゲノム医療拠点病院が指定」します。



【GHCからのお知らせ】
約200超のがん診療連携拠点病院などが参加する CQI(Cancer Quality Initiative)研究会(代表世話人:望月泉:八幡平市病院事業管理者・岩手県立病院名誉院長)では、DPCデータをもと「がん医療の質向上」に向けた研究を行っており、Gem Medを運営するグローバルヘルスコンサルティング・ジャパン(GHC)がデータ分析等を担当しています。

本年(2023年)8月26日には、第16回研究会を開催(会場+web)。研究会では、「診療の質」と「経営の質」を向上するためのデータ分析方法を議論。前立腺がんなどがん種別に内視鏡手術支援ロボットを用いた手術動向分析などをベースに議論が行われます。

参加病院には、がん診療分析ツール(Cancer Dashboard)を無償提供。また当日は「がん拠点病院の働き方改革」に関する講演も行われます。是非、ご参加ください(詳細はこちら)。



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