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GemMed塾 看護モニタリング

2022年度外来機能報告の詳細スケジュール案を提示、紹介受診重点医療機関の明確化は2023年夏頃に—厚労省

2023.2.7.(火)

2022年度の外来機能報告は、本年(2023年)3月29日までに行う。その後、データの整理などをして「地域の協議の場」で紹介受診重点医療機関をどこにするかを議論し、都道府県で明確化を行うが、今夏(2023年夏)頃になる—。

厚生労働省は2月3日に事務連絡「外来機能報告の報告様式2のスケジュール等について」を示し、こうした考えを明らかにしました。

一部のレセプトデータで同一人物の特定ができないトラブルが生じ補正

Gem Medで報じたとおり、外来機能報告の報告期間について、個人識別情報生成プログラムの誤りにより「一部のレセプト情報等などについて異なる個人識別情報(ID)が付与され、一部データで同一個人を特定できない事態」が生じたことを受け、「報告期間の延期」が行われました(関連記事はこちらこちら、厚労省サイトはこちら)。

厚生労働省による調査・補正の中で「病床機能報告については影響を受けていない」「外来機能報告について影響があり、報告スケジュール等について別途示す」ことになりました(関連記事はこちら)。

今般の事務連絡では、具体的な報告スケジュールが次のように明らかにされています。

【報告期間】
▽様式1:2022年10月1日-本年(2023年)3月29日(予定)
→▼紹介受診重点医療機関になる意向があるか否か▼紹介・逆紹介の患者数・割合—など(様式のサンプルはこちら

▽様式2:本年(2023)年3月6日-29日(予定)
→▼医療資源を重点的に活用する外来(手術前後の外来、高悪医療機器を活用する外来、紹介患者への外来)の実施状況▼生活習慣病管理料や特定疾患治療管理料など「外来点数」の算定状況—など(様式のサンプルはこちら



また、外来機能報告データに基づき、地域の協議の場で「紹介受診重点医療機関」に関する議論を行い、都道府県が明確化することとなっています。当初は「年度内を目途に紹介受診重点医療機関を明確化する」こととされましたが、報告期限の延長を踏まえ、協議などのスケジュールも次のように設定されました。紹介受診重点医療機関が明確化されるのは「今夏」(2023年夏)になりそうです。

【報告後のスケジュール】
▽都道府県による確認期間:本年(2023年)4月1日-30日(予定)

▽国から各医療機関へのデータ提供(報告期間内に報告された電子データ):本年(2023年)5月中(予定)

▽国から各医療機関へのデータ提供(報告された電子データ):本年(2023年)6月中(予定)

▽「協議の場」の開催期間:本年(2023年)5月-7月(予定)



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