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日本医療法人協会、新会長に伊藤伸一氏、新会長代行に馬場武彦氏が就任!加納前会長は名誉会長に!

2025.6.9.(月)

日本医療法人協会が6月6日に2025年度の定時総会を開催し、新会長に伊藤伸一氏、新会長代行(社会医療法人大雄会理事長)に馬場武彦氏(社会医療法人ペガサス理事長)が就任することを決定しました。

伊藤新会長は、今後に向けて▼病院経営は非常に厳しく、その背景には「十分な診療報酬での評価がなされていない」点にある。そこに物価・人件費高騰が拍車をかけており、地域医療の崩壊が始まっている▼まず「病院経営・維持を確実にするための緊急の財政出動」を国に求め、何としても獲得したい▼2026年度の次期診療報酬改定に向け「社会保障関係予算を高齢化の伸びの範囲に抑える」との財政フレーム見直しを強く求めて行く▼中小病院主体の医療法人では、2次救急から在宅医療、医療・介護連携などのシームレスな医療提供を地域で提供している。この医療法人特性・存在価値をこれまで以上にPRしていく▼医療法人特有の課題としては「持分」「相続」「一般社団法人との違い」など、さまざまあり、これらの課題について解決の糸口を見つけ、全力で対応していく—と抱負を語りました。

近く、伊藤新会長・馬場新会長代行で「副会長」をはじめとする新執行部を組織します。

日本医療法人協会の伊藤伸一・新会長



また、加納繁照前会長(社会医療法人協和会理事長)は名誉会長に就任。会長退任にあたって、▼2000年から医法協運営に携わり、例えば社会医療法人の創設時に政治に訴え「非課税」措置を実現することができた。そのときに病院団体の活動の重要さを、身をもって感じた▼日本の医療の大部分は「民間病院」が支えており、病院に限っても施設数ベースでは8割、病床数ベースでは7割、救急患者受け入れでは6割を民間が担っている点をこれまで以上に重視すべき▼エビデンスベースで医法協の考えを関係者にPRしていくことが重要である—とコメントしています。

日本医療法人協会の加納繁照・名誉会長



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