アシアロシンチ注など一部放射性医薬品の11月11-16日納品分を限定出荷、原子炉トラブルで原材料確保が困難—アイソトープ協会他
2024.10.29.(火)
モリブデン原料供給元の原子炉トラブルにより、モリブデンの入荷量が不足している。このため本年(2024年)11月11日(月)から16日(土)までの納品分のジェネレータおよびテクネチウム製品に関し限定出荷とする—。
日本アイソトープ協会・日本メジフィジックス社・PDRファーマ社が10月24日に、こうした点を明らかにしました(アイソトープ協会サイトはこちらとこちら(影響が出る製品一覧))。
放射性医薬品は、体内に注入された後に放射線を放出し、これを外部機器で検出することによって「外からは見えない疾病の場所や臓器の機能状態などを調べる」ことができ、多くのs医療現場で活用されていることは述べるまでもありません。
今般、一部放射性医薬品の原料となる希少金属のモリブデン(Mo)について、原料供給元の原子炉トラブルによって入荷量が不足する事態が生じています。
製薬メーカー等は他の原料供給元より代替入手等の調整を行っているものの、充分な量の確保が難しく、「本年(2024年)11月11日(月)から16日(土)までに納品する分のジェネレータ、テクネチウム製品」について【限定出荷】となることを明らかにしました。
影響が出る製品は以下のとおりです。下表のとおり、製品により影響が出る納品日に違いがあるため、ご留意ください。
【テクネチウム製品】
▽アシアロシンチ注
▽クリアボーン注
▽マイオビュー注シリンジ
▽テクネシンチ注-10M
▽キドニーシンチTc-99m注
▽プールシンチ注
▽ヘパティメージ注
【ジェネレータ】
▽メジテック
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