地域10万人とつながる病院広報、住民との信頼関係築く「かわさき健康塾」舞台裏
2018.4.11.(水)
24時間・365日「断らない救急」を実践する川崎幸病院(川崎市幸区、一般326床)では、2012年10月から無料の健康講座「かわさき健康塾」を主催しています。地域住民の健康意識を啓発する取り組みで、2018年3月には、延べ参加者数が10万人の大台を突破しました。「地域住民10万人とつながる病院広報」の舞台裏を取材すると、病院が地域住民との信頼関係づくりを重視すべき理由が見えてきました。
2018年3月7日に開催された第2053回の「かわさき健康塾」。この日は、川崎幸病院にとって記念すべき日になりました。医療機関が主催する健康講座としては異例の延べ参加者数10万人を突破したためです。
患者側の健康意識の高まりなどを背景に、無料の健康講座を開催する取り組みが、大学病院から診療所まで広く行われています。その中で、川崎幸病院が主催する「かわさき健康塾」の特筆すべき点は、2012年10月から「平日は毎日」というハイペースで、地域の開業医・連携病院・その他医療関係施設と共に、開催し続けてきたことです。
「かわさき健康塾」は、川崎幸病院を運営する社会医療法人財団石心会の広報部門が運営しています。講師は、地域で開業する医師に依頼することもありますが、主には川崎幸病院の職員が務めています。川崎幸病院が、忙しい職員を駆り出してまで健康講座を毎日開催してきた狙いは一体何なのでしょうか。
本記事の続きは、4月号の「メディ・ウォッチ・ジャーナル」(EVE、病院ダッシュボードχのユーザー特典)の特集として掲載しております。ご興味のある方は是非、こちらか以下にアクセスしてご覧ください。
【この後の記事概要】
◆地域10万人とつながる病院広報、 住民との信頼関係築く「かわさき健康塾」舞台裏
・平日毎日、病院職員らが講座開催
・病院移転を機に広報部門設置
・「地域に根差した医療」にテレビ取材が必要か
・署名活動で気付いた病院の認知度
・地域住民にとっては「毎日やる方が絶対良い」
・就労中の女性への広報方法が課題
【コラム1】
◆グループ連携の秘訣は「患者目線で常に改善」
・川崎市内だけで7医療機関、どう連携するか
・健診結果に受診先示し「患者さんを困らせない」
・院内広報、新たなツールを検討中
【コラム2】
◆ホームページは毎日更新、一般企業の「普通」を病院でも
・オンタイムでの情報発信にこそ意味がある
・医師招聘担当と連携した採用広報