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アレルギー疾患の最新情報を掲載するwebサイト「アレルギー情報navi」を開設—東京都

2017.4.24.(月)

 東京都は21日、アレルギー疾患に関する最新情報を掲載し、専門医療機関などを検索できるwebサイト「アレルギー情報navi」を開設しました(東京都のサイトはこちら)。厚生労働省の「アレルギー疾患対策推進協議会」では、正しい(科学的根拠に基づく)情報を提供や、適切な医療提供体制確保などを謳っており、他の自治体でもこうしたサイトなどが開設されることが期待されます。

東京都アレルギー情報navi
 

 ▼食物アレルギー▼小児喘息▼成人喘息▼アトピー性皮膚炎▼アレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎・花粉症—の疾患ごとに、▽基礎知識▽対応・対策▽よくある質問▽ガイドライン・出版物―などの情報を整理しています。

 また、東京都の運営する医療機関案内サービス「ひまわり」とリンクして、専門医療機関を探すことが疾患ごとに検索できます。

 例えば、アトピー性皮膚炎などの皮膚科アレルギー疾患の医療機関を探す場合には、▽皮膚・形成外科領域の一次診療▽真菌検査(顕微鏡検査)▽皮膚生検▽凍結療法▽光線療法(紫外線・赤外線・PUVA)▽アトピー性皮膚炎の治療―を実施しているかをチェックし、あわせて23区のいずれの地域か、いずれの町名かを希望するかをチェックすると、▼医療機関名▼住所▼電話・ファックス番号▼診療科▼診療時間▼休診日▼女性医師の有無▼予約の可否—などを把握することができます。

 さらに、緊急時の対応方法も掲載。食物アレルギーであれば、▼「ゼーゼー、ヒューヒュー」や「顔面の腫れ」などのアレルギー症状があるか、原因食物を食べた可能性があるか▼緊急性の高いアレルギー症状はあるか—などのフローチャートに沿うと、緊急性の有無による対応方針が示されます。

▼緊急性がある場合:エピペンの使用、救急車の要請を行い、その場で安静に救急隊を待つ。呼吸がない場合には心肺蘇生などを行う

▼緊急性がない場合:内服薬を飲ませたり、安静にできる場所へ移動する

 

 一方、医療関係者や保育施設職員ら向けて、「アレルギー疾患に関する研修」情報や「講演会」情報なども掲載されています(詳細は東京都福祉保健財団のサイトへリンク)。

  
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