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診療報酬改定セミナー2024 2024年度版ぽんすけリリース

新型ウイルス感染拡大防止に向け、イベント開催の必要性検討、「社員等が休みやすい環境」整備を―加藤厚労相

2020.2.21.(金)

加藤勝信厚生労働大臣が、2月20日に「イベントの開催に関する国民の皆様へのメッセージ」を発しました(厚労省のサイトはこちら)。新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、例えばイベント開催については「その必要性」の検討を求め、学校や企業には「生徒・社員が風邪のような症状がある場合に、休みやすい環境の整備」や「テレワーク(自宅で業務)や時差通勤の実施」などを求めています。



昨年(2019年)12月に中華人民共和国武漢市で新型のコロナウイルスが原因と見られる肺炎が発生し、本邦においても「中国武漢市滞在歴のない」感染者が確認されるなど猛威を振るっています。また、神奈川県横浜市の港にクルーズ船が寄港し、同船内で多数の新型コロナウイルス感染症患者等の発生が報告されています。

そうした中で、例えばマラソン大会やコンサート、学会・勉強会など、さまざまなイベントについて「開催すべきか、中止すべきか」の判断が難しいとの声が各所より出ています。

この点、加藤厚労相は、次のような考えを示しました。ただし「現時点の考え方」であり、今後の新型コロナウイルス感染の動向を踏まえて、メッセージが見直される可能性もあります。

▽例えば屋内などで「お互いの距離が十分にとれない状況」で「一定時間いる」ことが、感染のリスクを高めるとされ、イベント等主催者は「感染拡大の防止」という観点から、▼感染の広がり▼会場の状況―等を踏まえて「開催の必要性」を改めて検討してほしい

▽現時点で政府として一律のイベント等自粛要請を行うものではない

▽イベント等開催にあたっては、感染機会を減らすための工夫(例えば、▼参加者への手洗いの推奨▼アルコール消毒薬の設置▼風邪のような症状のある方への「参加しないよう」依頼―など)をし、感染拡大防止に向けた対策を準備してほしい

▽「風邪のような症状がある場合」は、学校や仕事を休み、外出を控えるとともに、手洗いや咳エチケットの徹底など、感染拡大防止につながる行動に協力してほしい

▽高齢者や基礎疾患を持つ人は、「人込みの多いところはできれば避ける」など、感染予防に注意してほしい

▽▼学校▼企業▼社会全体―の理解・「生徒や従業員が休みやすい環境」整備が大切であり、テレワークや時差通勤などにも協力してほしい



●新型コロナウイルス感染症に関する情報提供ページはこちら



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