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肺生検困難な肺がん患者について、血漿による遺伝子検査を7月から保険収載―厚労省

2017.7.4.(火)

肺がんの組織を検体とした検査が実施困難な患者について、血漿をもとに有効な治療法(抗がん剤)を選択するための【EGFR遺伝子検査(血漿)】を7月1日から保険収載する―。

厚生労働省は6月30日に、このような内容の通知「検査料の点数の取扱いについて」を発出しました(厚労省のサイトはこちら)(関連記事はこちら)。

肺がん細胞のEGFR遺伝子変異が確認できれば、分子標的薬の選択も視野に

肺がんの再発や増悪した患者について、治療法を選択する際に、がん細胞の表面にあるEGFRタンパク質に遺伝子変異の有無を調べることが有用です。変異があれば、EGFRチロシンキナーゼ阻害剤という分子標的薬を用いた治療が有効と考えられます。

この遺伝子変異の有無を確認するために、肺がんの組織を採取(肺生検)するのが一般的ですが、医学的な理由で肺生検が実施困難なケースもあります。今般の検査は、この肺生検実施困難な患者について、血漿を用いてEGFR遺伝子の変異を調べるものです。

対象となるのは、「肺癌の再発や増悪により、EGFR遺伝子変異の2次的遺伝子変異が疑われ、再度治療法を選択する必要があるが、医学的な理由で肺がんの組織を検体とした検査を行うことが困難な患者」です。

血漿を用いてリアルタイムPCR法でEGFR遺伝子の変異を測定した場合に、患者1人につき1回に限り2100点(D006-2【造血器腫瘍遺伝子検査】の所定点数に準じる)を算定できます。検査にあたっては、日本肺癌学会のガイドラインを遵守することが求められます。

ただし、▼本検査▼D004-2悪性腫瘍組織検査の1【悪性腫瘍遺伝子検査】▼D006-2【造血器腫瘍遺伝子検査】▼D006-6【免疫関連遺伝子再構成】―のうちいずれかを同一月中に併せて行った場合は、「主たるもの」のみ算定することになります。

 なお本検査を算定する場合には、「肺癌の組織を検体とした検査が実施困難である医学的な理由」をレセプトの摘要欄に記載することが必要です。

  

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