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診療報酬改定セミナー2024 看護モニタリング

特定認定看護師922名が誕生、豊富な知識や高い技術・アセスメント力に加え、臨床推論力・病態判断力を強化―日看協

2021.6.14.(月)

日本看護協会は6月8日に、「特定認定看護師」922名が誕生したことを公表しました(日看協のサイトはこちら)。

日本看護協会は、かねてから「看護師の知識・技術向上」に向けた取り組みに力を注いでおり、その一環として、優れた知識・技術を持つ看護師を(1)専門看護師(複雑で解決困難な看護問題を持つ個人、家族、集団に対し、特定の専門看護分野の知識・技術を深め、高水準の看護ケアを効率よく提供できる看護師)(2)認定看護師(特定の看護分野で熟練した看護技術と知識を有する看護師)(3)認定看護管理者(多様なヘルスケアニーズを持つ個人、家族、地域住民に対し、質の高い組織的看護サービスを提供できる看護管理者)―として独自に資格認定しています。

他方、厚生労働省は、一定の研修(特定行為研修)を修了した看護師について、医師・歯科医師の包括的指示の下で一定の医行為(特定行為)を実施できる仕組みを設けています。医師の業務負担軽減を図るための「タスク・シフティング先」として、また医師不足地域での医療提供の担い手として重要な意味を持ち、厚生労働省は「2025年度までに10万人の看護師が特定行為研修を修了する」旨の目標を掲げています。

こうした動きを受け、日看協では、上記(2)の「認定看護師」について、「特定行為研修を包含した新たな仕組み」とし、2020年度から新カリキュラムによる養成を開始しました。新たな「認定看護師」は『特定認定看護師』と名乗ることも可能で、また従前の認定看護師は、特定行為研修を修了して「新たな認定看護師」に移行することも、「現行の認定看護師」のまま資格更新することも可能です。

今般、前者の「特定行為研修を修了し、新たに『特定認定看護師』に移行した看護師」が922名誕生したことが報告されました。日看協では、従来の認定看護師の役割である「分野に特化した知識・技術と高いアセスメント力」に加え、「臨床推論力・病態判断力が強化され、より実践力が高まる」としています。

分野別の特定認定看護師への移行手続き者数(その1 210608)

分野別の特定認定看護師への移行手続き者数(その2 210608)



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