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外来診療 経営改善のポイント 看護必要度シミュレーションリリース

J041-2【血球成分除去療法】、「関節症性乾癬」患者へも算定可能に―厚労省

2019.11.7.(木)

血球細胞除去用浄化器の「アダカラム」が保険診療上、関節症性乾癬治療にも使用可能となったことを受け、J041-2【血球成分除去療法】についても、新たに「関節症性乾癬」患者に対する算定を可能とする―。

厚生労働省は10月31日に通知「『診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について』等の一部改正について」を発出し、こうした点を明らかにしました。11月1日から適用されています(厚労省のサイトはこちら)。

既存の薬物治療が無効または適用できない関節症性乾癬患者が算定対象

血球細胞除去用浄化器の「アダカラム」について、同日に既存の薬物治療が無効または適用できない関節症性乾癬に対し、臨床症状が改善するとして効能追加が保険適用されました。血液から一部の顆粒球・単球を吸着・除去し、それを患者の体内に戻す医療機器です。

これを受け、J041-2【血球成分除去療法】(1日につき2000点)について算定要件の見直しが行われたものです。

まずJ041-2【血球成分除去療法】(吸着式及び遠心分離式を含む)の算定は、従前、▼潰瘍性大腸炎▼関節リウマチ(吸着式のみ)▼クローン病▼膿疱性乾癬―患者に対してのみ可能でしたが、新たに「関節症性乾癬」患者に対しても算定が認められます。

また、「関節症性乾癬」患者に【血球成分除去療法】(吸着式及び遠心分離式を含む)を算定するにあたっては、次の点に留意することが求められます。

▽「関連学会のガイドライン(日本皮膚科学会の『乾癬における生物学的製剤の使用ガイダンス』等)に準拠した既存の薬物療法が無効、または適用できない関節症性乾癬患者」に対しては、臨床症状の改善を目的として行った場合に限り、一連の治療につき2クールを限度として算定する

▽当該療法の実施回数は1クールにつき週1回を限度として、5週間に限って算定する。ただし、1クール終了時に治療に対する効果を判定し、「無効」と判断された場合には中止すること

 
 
 
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