12月23日(2022年12月23日)19時から、電子処方箋の無料WEB説明会—厚労省
2022.12.8.(木)
厚生労働省と社会保険診療報酬支払基金が12月23日の19時から「電子処方箋に関するオンライン説明会」を開催します。
事前登録不要かつ無料で、下記のURL(Youtube)にアクセスするのみで説明会に参加できます。
●WEB説明会はこちら
電子処方箋の活用で、リアルタイムで重複投薬や併用禁忌薬剤などのチェックが可能に
電子処方箋は、オンライン資格確認等システムのインフラを活用し、これまで「紙」で運用されていた、医療機関から薬局への処方指示(処方箋発行)を「オンライン」で行うものです。
大まかな流れは以下のようになります(関連記事はこちら)。
(a)患者が医療機関を受診し、「電子処方箋の発行」を希望する(オンライン資格確認等システムでの資格認証や診察時などに確認、マイナンバーカード以外で受診する場合には口頭で確認する)
↓
(b)医療機関において医師が、オンライン資格確認等システムの中に設けられる【電子処方箋管理サービス】に「処方箋内容を登録」する
↓
(c)医療機関は患者に「電子処方箋の控え」(紙、アプリ)を交付する
↓
(d)患者が薬局を受診し、「電子処方箋の控え」を提示する
↓
(e)薬局において、薬剤師が【電子処方箋管理サービス】から「処方箋内容」を取得し、調剤を行う
↓
(d)患者に薬剤を交付する
このうち(b)および(e)において、患者同意の下で「過去に処方・調剤された薬剤情報」の閲覧が可能になるため、重複投薬や多剤投与、禁忌薬剤の投与などを「リアルタイム」でチェックし是正を図ることが可能になります。来年(2023年)1月の運用開始に向けて、現在、厚生労働省を中心に最終の準備・調整が進められています。
厚生労働省は、来年1月(2023年1月)の運用スタートに向け、▼導入の準備には何をすれば良いのか▼利用申請はどのようにすれば良いのか—など基本の「キ」から詳しく電子処方箋について解説。参加者からの質問にも答える予定です。
なお厚労省・支払基金は、これまでにもオンライン説明を開催しており、その動画を視聴することも可能です(10月17日の説明会動画はこちら)。
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