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一般病床数は前月比336床増加の一方で、療養病床数は252床減少―医療施設動態調査(2016年7月)

2016.9.27.(火)

 今年(2016年)6月末から7月末にかけて、病院の一般病床数は336床増加したが、療養病床は252床減少。また有床診療所数は27施設減少し、7671床となった―。

 このような状況が、厚生労働省が毎月公表している医療施設動態調査から明らかになりました(厚労省のサイトはこちら)。

有床診は7671施設、2015年7月末から16年7月末の1年間で336施設減少

 厚生労働省は毎月、全国の病院・診療所の増減を「医療施設動態調査」として公表しています。今年(2016年)7月末の医療施設総数は、全国で17万8745施設。前月に比べて16施設増加しました。内訳を見ると、病院は2施設の減少、一般診療所は5施設の増加、歯科診療所は13施設の増加となっています。

 病院の内訳を見てみると、病院施設数は8445で、前月に比べて2施設減少しています。種類別では、一般病院が7383施設(前月に比べて2減)、精神科病院は1062施設(同増減なし)という状況です。

 一般病院の中で、療養病床を持つ病院は3828施設で、前月から2施設減少、地域医療支援病院は532施設で、前月から変わっていません。

 診療所に目を移すと、有床診は7671施設で、前月から27施設減少しました。2014年7月末の8629施設から、2015年7月末(8007施設)にかけて622施設減少、2015年7月末から今年(2016年)7月末にかけて336施設の減少となっています。ペースは若干落ちたものの、有床診療所の減少が続いています。

 地域包括ケアシステムの中で有床診療所は、地域住民にとって身近な存在で、かつ緊急時などに対応可能なベッドのある有床診は極めて重要な役割を担うことが期待されています。このため2016年度の診療報酬改定では、▽在宅復帰機能強化加算の新設(1日につき一般では5点、療養では10点)▽在宅復帰機能強化加算を届け出ている病院を7対1病院などからの在宅復帰先に追加▽夜間看護配置加算の評価充実(加算1、加算2ともに5点引き上げ)―といった有床診の経営を支援する改定項目が盛り込まれました。しかし、その効果はなかなか現れてきません(関連記事はこちらこちら)。

前月(2016年6月末)から病院の一般病床が336床増加した一方で、病院の療養病床は252床減少している

前月(2016年6月末)から病院の一般病床が336床増加した一方で、病院の療養病床は252床減少している

一般病床数は前月から336床増、療養病床は252床減、有床診病床は383床減

 病床数に目を向けると、2016年7月末の全病床数は166万5629床で、前月から343床減少しました。

 このうち病院の病床数は156万1540床で、前月に比べて40床の微増となっています。種類別に見ると、一般病床は前月から336床増えて89万1675床に、療養病床は252床減少して32万159床となりました。また精神病床は、前月に比べて44床減少しています。

 有床診療所の病床数は前月から383床減少し、10万4015床となりました。2014年7月末には11万4832でしたが、2015年7月末には10万8234となり、1年間で6598床減少しました。また2015年7月末から、今年(2016年)7月末にかけては4219床減少しています。施設数と同様にペースこそ落ちているものの、有床診ベッドが急激に減少している状況に変化はありません。

病院の病床数は減少傾向にあったが、2016年度に入ってから減少傾向にややブレーキがかかったように見える

病院の病床数は減少傾向にあったが、2016年度に入ってから減少傾向にややブレーキがかかったように見える

療養病床は2016年度に入ってから減少のスピードを上げている

療養病床は2016年度に入ってから減少のスピードを上げている

 

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