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一般病床数は前月比977床の大幅増、精神病床は237床減―医療施設動態調査(2016年5月)

2016.7.29.(金)

 今年(2016年)4月末から5月末にかけて、病院の一般病床数は977床増加したが、一方で精神病床は237床減少している。また有床診療所数は24施設減少し、7716床となった―。

 このような状況が、厚生労働省が毎月公表している医療施設動態調査から明らかになりました(前月の状況はこちら)(厚労省のサイトはこちら)。

有床診は7716施設、減少ペースが変わらなければ2018年6月に7000施設を割る

 厚生労働省は毎月、全国の病院・診療所の増減を「医療施設動態調査」として公表しています。今年(2016年)5月末の医療施設総数は、全国で17万8720施設。前月に比べて96施設増加しました。内訳を見ると、病院は2施設の減少、一般診療所は75施設の増加、歯科診療所は23施設の増加となっています。

 病院の内訳を見てみると、病院施設数は8452で、前月に比べて2施設減少しました。種類別では、一般病院が7390施設(1施設減)、精神科病院は1062施設(1施設減)という状況です。

 一般病院の中で、療養病床を持つ病院は3833施設で、前月から3施設減少、地域医療支援病院は532施設で、前月から8施設増加しています。

 診療所(クリニック)について見てみると、有床診は7716施設で、前月から24施設減少しました。有床診療所は、1990年には全国に2万3689施設ありましたが減少が続き、昨年(2015年)8月には7990施設となり8000施設を切りました。また1年前(2015年5月末、8060施設)と比べると344施設減少しており、1か月当たり「平均で29施設弱」の減少ペースとなっています。この状況が続けば、25か月後、つまり2018年6月には7000施設を割り込む計算となります。

病院の一般病床数は減少傾向似合ったがストップした感がある。一方、有床診の減少に歯止めはかかっていない

病院の一般病床数は減少傾向似合ったがストップした感がある。一方、有床診の減少に歯止めはかかっていない

 2016年度の診療報酬改定では、▽在宅復帰機能強化加算の新設(1日につき一般では5点、療養では10点)▽在宅復帰機能強化加算を届け出ている病院を7対1病院などからの在宅復帰先に追加▽夜間看護配置加算の評価充実(加算1、加算2ともに5点引き上げ)―といった有床診の経営を支援する改定項目が盛り込まれました。現在のところ、有床診の報酬改定の効果はまだ現れていないようです。

一般病床数は前月から977床の大幅増

 病床数に目を向けると、2016年5月末の全病床数は166万7336床で、前月から303床増加しました。

 このうち病院の病床数は156万2610床で、前月に比べて626床の大幅増となりました。種類別に見ると、一般病床は前月から977床の大幅増となり89万1878床に、療養病床は79床減少して32万8741床となりました。これまで一般病床数の大幅減少が続きましたが(関連記事はこちらこちらこちら)、この傾向にはストップがかかったと考えられます(関連記事はこちら)。

 また精神病床は、前月に比べて237床の減少となりました。2016年度改定では、精神医療の充実を目指した内容(地域移行機能強化病棟入院料の新設や、精神疾患診療体制加算の新設など)が盛り込まれましたが、一方で厚労省は「精神病床の入院患者の地域移行を進める」という方針も固めています。精神病床の動向について、今後も注目していく必要があります。

 また有床診療所の病床数は前月から322床減少し、10万4652床となりました。1年前(2015年5月末、10万8884床)と比べて4232床減少しており、1か月当たり「平均で352床強」減少している計算です。このペースが続くと、13か月後、つまり来年(2017年)6月末には10万床を切ることになりそうです。

病院の病床数は大幅な減少を続けていたが、ここに来て減少傾向にストップがかかったように見える

病院の病床数は大幅な減少を続けていたが、ここに来て減少傾向にストップがかかったように見える

療養病床数は、横ばいとなっていたが、また減少傾向に入った感がある

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