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病床機能報告 看護モニタリング

皮膚へのやさしい刺激が肩こり症状を緩和する可能性—都健康長寿医療センター研究所

2023.4.20.(木)

マイクロコーンと呼ばれる接触鍼の装着により、肩こり症状が改善される。「皮膚へのやさしい刺激」が肩こり症状を緩和させる可能性がある—。

東京都健康長寿医療センター研究所が4月17日、こうした研究成果を公表しました(研究所のサイトはこちら)。安全・勘弁な「肩こり改善」法の確立に期待が集まります。

皮膚への刺激に「筋肉などの深部組織の慢性な痛みを緩和する役割がある」可能性

皮膚への刺激は、「触れた」「痛い」などの感覚を生じさせるほか、「内臓機能や鎮痛などの生理機能を変化させる」ことがこれまでの研究結果で明らかにされています。

そうした中で都健康長寿医療センター研究所・堀田晴美研究部長らの研究グループは「手をあてがう」といった「皮膚へのやさしい刺激」の効果に注目。小児鍼(体に刺さず、専用鍼具で皮膚をさする技法)をヒントに開発された「マイクロコーン」(細かなブラシがついた器具)を、慢性的な「肩こり」を持つ者(12名)の「こりを感じる部位」に張り付けるセルフケアを2週間実施(セルフケア開始前に医師が触診し、マイクロコーンの貼付部位を指導している)。

その結果、次のような状況が明らかになりました。

▽セルフケア前の痛み(視覚的アナログスケール「ゼロ」から「10」の間で主観的に評価、以下同)は平均6.9/10であったが、セルフケア後は平均2.3/10まで低下した

▽不快感、動かしにくさのスコアも同様に低下した

▽首や肩関節、肩甲帯の可動範囲(計12種類、理学療法士が客観的に計測)について、8種類でセルフケア後に増加した

▽皮膚のかぶれなどの異常は認められなかった

皮膚へのやさしい刺激が肩こり症状を緩和する可能性あり(都健康長寿医療センター研究所 230417)



研究グループでは、▼皮膚への刺激には「筋肉などの深部組織の慢性な痛みを緩和する役割がある」可能性▼マイクロコーンを用いた皮膚へのやさしい刺激は「肩こりに対する安全かつ有効なセルフケア方法になる」可能性—があると分析。

今後、マイクロコーンの効果・安全性をさらに検証するために無作為化二重盲検対照試験を行う考えも示しています。



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