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脊損患者の症状改善狙う骨髄由来間葉系幹細胞の保険収載に伴い、【輸血】【造血幹細胞採取】の解釈を修正―厚労省

2019.3.14.(木)

 厚生労働省は3月11日に通知「『診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について』の一部改正について」を発出し、K920【輸血】・K921【造血幹細胞採取】の解釈を一部修正することを明らかにしました(厚労省サイトはこちら)。

 3月12日から適用されています。

脊損患者の症状改善を狙う再生医療等製品「ステミラック注」を保険収載

 2月20日の中央社会保険医療協議会・総会で、脊髄損傷に伴う神経症候・機能障害を改善するための「ヒト(自己)骨髄由来間葉系幹細胞」(販売名:ステミラック注)の保険収載が了承されました。患者から骨髄液を採取し、骨髄液中の間葉系幹細胞を体外で培養して増殖させ、凍結保存バッグに充填して凍結保存したものを主構成体とする再生医療等製品です(関連記事はこちら)。

これに伴い厚労省は、「骨髄液の採取」に関してK921【造血幹細胞採取】の解釈を見直し、「骨髄液中の間葉系幹細胞の培養・増殖・保存」に関してK920【輸血】の解釈を見直すことを決定しました。逆に言えば、脊髄損傷の症状改善を狙い「ヒト(自己)骨髄由来間葉系幹細胞」(販売名:ステミラック注)を作成・投与する場合には、要件を満たした上でK920【輸血】とK921【造血幹細胞採取】の所定点数を算定することができます。

 
 まず、「骨髄液の採取」に関してK921【造血幹細胞採取】(「1 骨髄採取 (イ)同種移植:2万1640点(ロ)自家移植:1万7440点」、「2 末梢血幹細胞採取 (イ)同種移植:2万1640点(ロ)自家移植:1万7440点」の解釈が、次のように見直されました。

▼K921【造血幹細胞採取】の自家移植を行う場合は、K922【造血幹細胞移植】を行わなかった場合においても算定できる(従前どおり)

▼K921【造血幹細胞採取】の同種移植を行う場合は、K922【造血幹細胞移植】の同種移植を算定した場合に限り算定できる(従前どおり)

▼ヒト骨髄由来間葉系幹細胞の投与を予定している患者に対して造血幹細胞採取を行う場合は、「1 骨髄採取」の(ロ)自家移植の場合(1万7440点)により算定する【新設】

▼なお、骨髄の採取に係る当該骨髄穿刺を行った場合は、D404【骨髄穿刺】(1 胸骨:260点、2 その他:280点)およびJ011【骨髄穿刺】(1 胸骨:310点、2 その他:330点)の所定点数を別に算定できない(従前どおり)

 
 
 また、「骨髄液中の間葉系幹細胞の培養・増殖・保存」に関して、K920【輸血】の「3 自己血貯血」(イ 6歳以上の患者(200mLごと)(1)液状保存:250点(2)凍結保存:500点、ロ 6歳未満の患者(体重1kgにつき4mLごと)(1)液状保存:250点(2)凍結保存:500点)の解釈が、次のように見直されました。

▼自己血貯血は、当該保険医療機関において手術、またはヒト骨髄由来間葉系幹細胞の投与を予定している患者から採血を行い、当該血液を保存した場合に算定する【後段(ヒト骨髄由来間葉系幹細胞の投与予定患者の旨)を追加】

▼ヒト骨髄由来間葉系幹細胞の投与を予定している患者に関しては、「3 自己血貯血」の「イ 6歳以上の患者(200mLごと)」の(1)「液状保存の場合」(250点)により算定する【新設】

 
 

 

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