骨粗鬆患者への薬剤治療方針選択を補助する検査、7月から検査手法を拡大—厚労省
2019.7.3.(水)
高齢化により増加している「原発性骨粗鬆症の患者」について、薬剤治療方針の決定を補助する「25-ヒドロキシビタミンD」検査、検査法の拡大を認める―。
厚生労働省は6月28日に通知「検査料の点数の取扱いについて」を発出し、こういった点を明らかにしました(厚労省のサイトはこちら)。今年(2019年)7月1日から保険適用されています。
昨年(2018年)9月から、D007【血液化学検査】について「ECLIA法を用いた25-ヒドロキシビタミンD」(117点)が追加されました。高齢化により増加している「原発性骨粗鬆症の患者」について、薬剤治療方針の決定を補助するものです(関連記事はこちら)。
今般、本検査について検査法が拡大され、「原発性骨粗鬆症の患者」に対し、従前のECLIA法だけでなく、▼CLIA▼CLEIA法―で「25-ヒドロキシビタミンD」を測定することも保険診療上、認められることとなりました。
具体的には、骨粗鬆症の薬剤治療方針を選択するために「25-ヒドロキシビタミンD」を、▼ECLIA法▼CLIA▼CLEIA法―のいずれかで測定した場合、1回に限り、D007【血液化学検査】の30「心筋トロポニンI、KL-6」の所定点数(117点)を準用して算定することが可能です。
なお、従前どおり本検査の実施に当たっては「関連学会の定める実施方針を遵守する」ことが求められます。
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