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診療報酬改定セミナー2024 2024年度版ぽんすけリリース

新型コロナウイルス検査の保険適用を踏まえ、検査キット等を明確化―厚労省

2020.3.24.(火)

中華人民共和国武漢市で発生したとみられる新型コロナウイルスが本邦でも猛威を振るい、各地で患者クラスター(集団感染)が生じ、残念なことに死亡例も発生しています。政府は2月25日に「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」を決定。医療体制に関し、▼患者数増等を見据え、医療機関における病床や人工呼吸器等の確保を進める▼患者数が大幅に増えた状況では、一般医療機関の外来で、診療時間や動線を区分するなどの感染対策を講じた上で、新型コロナウイルス感染疑い患者を受け入れる▼高齢者や 基礎疾患を有する者では、重症化しやすいことを念頭におき、より早期・適切な受診につなげる▼風邪症状がない高齢者や基礎疾患を有する者等に対する継続的な医療・投薬等については、感染防止の観点から、「電話による診療等により処方箋を発行する」など、極力、医療機関を受診しなくてもよい体制を構築する―などの考えを明確化しています。

また3月6日から新型コロナウイルス感染の鑑別を補助するPCR検査が保険適用されました。



そうした中で、厚生労働省は3月18日に事務連絡「疑義解釈資料の送付について(その22)」を発出しました(2020年度診療報酬改定はまだ施行されておらず、2018年度診療報酬改定のQ&Aという位置づけ、厚労省のサイトはこちら)。

今般保険適用された新型コロナウイルスのPCR検査「SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)核酸検出」を実施する際に用いるものとして、国立感染症研究所のホームページ掲載の「臨床検体を用いた評価結果が取得された 2019-nCoV 遺伝子検査方法について」に記載された、▼LightMixR Modular SARS and Wuhan CoV E-gene▼LightMixR Modular SARS and Wuhan CoV N-gene▼LightMixR Modular SARS and Wuhan CoV E-gene▼新型コロナウイルス検出 RT-qPCR キット▼Loopamp 2019-nCoV 検出試 薬キット▼SARS-CoV-2 GeneSoC ER 杏林―が、「新型コロナウイルス検出の薬事承認・認証を得ている体外診断用医薬品」(国立感染症研究所が作成した「病原体検出マニ ュアル 2019-nCoV」に記載されたもの、もしくはそれに準じたもの)に該当する、ことが明確にされました。

疑義解釈(その21)と合わせてご確認ください。



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