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サワシリンに血小板減少、病院で広く使われる消毒薬にアナフィラキシーの副作用—厚労省

2017.10.19.(木)

 厚生労働省は10月17日、殺菌薬のサワシリンあどに血小板減少症の、また病院で広く使用される消毒薬のヒビデンなどにアナフィラキシーの副作用が分かったとして、医療機関に注意を呼び掛けています(厚労省のサイトはこちら)。

 今般、新たに重大な副作用などが判明したのは次の8医薬品です。厚労省は製薬メーカーに対して(1)-(7)については速やかに、(8)についてはできるだけ早く「使用上の注意」を改訂するよう指示しています。臨床現場で広く使われている医薬品もあり、十分な注意が求められます。

(1)抗てんかん剤の「レベチラセタム」(販売名:イーケプラ錠250mgほか)

▼新たな【重大な副作用】:悪性症候群(▽発熱▽筋強剛▽血清CK(CPK)上昇▽頻脈▽血圧の変動▽意識障害▽発汗過多▽白血球の増加―などが現れた場合には本剤の投与を中止し、▽体冷却▽水分補給▽呼吸管理―などの適切な処置を行うこと。また、ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下が見られることもある)

 
(2)口内炎・歯周炎治療剤の「クロルヘキシジン塩酸塩・ジフェンヒドラミンサリチル酸塩・ヒドロコルチゾン酢酸エステル・濃ベンザルコニウム塩化物液50」(販売名:デスパコーワ口腔用クリーム)

▼【重要な基本的注意】に、「ショック、アナフィラキシーなどの反応を予測するため、使用に際しては▽クロルヘキシジン製剤に対する過敏症の既往歴▽薬物過敏体質の有無―について十分な問診を行う」旨を追記する

▼新たな【重大な副作用】:ショック、アナフィラキシー(▽血圧低下▽蕁麻疹▽呼吸困難―などが現れた場合は、ただちに使用を中止し、適切な処置を行う)

 
(3)殺菌消毒薬の「クロルヘキシジングルコン酸塩」(販売名:5%ヒビテン液ほか後発品多数)

▼【重要な基本的注意】に、これまで「ショックなどの反応を予測するため、使用に際しては▽クロルヘキシジン製剤に対する過敏症の既往歴▽薬物過敏体質の有無―について十分な問診を行う」旨が記載されていたが、ここに「アナフィラキシー反応予測」も追記する

▼新たな【重大な副作用】:アナフィラキシー(▽血圧低下▽蕁麻疹―などが現れた場合は、ただちに使用を中止し、適切な処置を行う)

 
(4)糖尿病治療薬の「リナグリプチン」(販売名:トラゼンタ錠5mg)

▼新たな【重大な副作用】:間質性肺炎(▽咳嗽▽呼吸困難▽発熱▽肺音の異常(捻髪音)―など認められた場合には、速やかに胸部X線、胸部CT、血清マーカーなどの検査を実施する。間質性肺炎が疑われた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤投与などの適切な処置を行う)

 
(5)細菌を殺菌する「アモキシシリン水和物」(サワシリンカプセル125ほか)、「ボノプラザンフマル酸塩・アモキシシリン水和物・クラリスロマイシン」(販売名:ボノサップパック400ほか)、「ボノプラザンフマル酸塩・アモキシシリン水和物・メトロニダゾール」(販売名:ボノピオンパック)、「ラベプラゾールナトリウム・アモキシシリン水和物・クラリスロマイシン」(販売名:ラベキュアパック400ほか)、「ラベプラゾールナトリウム・アモキシシリン水和物・メトロニダゾール」(販売名:ラベファインパック)、「ランソプラゾール・アモキシシリン水和物・クラリスロマイシン」(販売名:ランサップ400ほか)、「ランソプラゾール・アモキシシリン水和物・メトロニダゾール」(販売名:ランピオンパック)

▼新たな【重大な副作用】:血小板減少

 
(6)細菌を殺菌する「クラブラン酸カリウム・アモキシシリン水和物」(販売名:オーグメンチン配合錠、クラバモックス小児用配合ドライシロップ)

▼新たな【重大な副作用】:血小板減少

 
(7)細菌を殺菌する「モキシフロキサシン塩酸塩」(販売名:アベロックス錠400mg)

▼新たな【重大な副作用】:横紋筋融解症(▽筋肉痛▽脱力感▽CK(CPK)上昇▽血中および尿中ミオグロビン上昇―などが現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。また、横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意する)

 
(8)手指の殺菌消毒などに用いる一般用医薬品の「クロルヘキシジングルコン酸塩またはクロルヘキシジン塩酸塩含有製剤」

▼[してはいけないこと]の項に、「本剤、本剤の成分、クロルヘキシジンでアレルギー症状を起こしたことがある人」は使用しない旨を追記する

▼「相談すること]の項に、「まれにショック(アナフィラキシー)の重篤な症状が起こることがあり、その場合はただちに医師の診療を受ける」旨を追記する

  

 

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