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GemMed塾 看護モニタリング

全がんで見ると、10生存率は59.4%、5年生存率は67.3%、3年生存率は73.6%―国がん

2021.4.27.(火)

2008年にがんと診断された患者の10年生存率を、院内がん登録データをもとに計算すると全がんでは59.4%。2012-13年にがん診断を受けた患者の5年生存率は、同様に全がんでは67.3%。2015年にがんと診断された患者の3年生存率は、同じく73.6%であった―。

国立がん研究センターが4月27日に公表したデータから、このような状況が明らかとなりました(国がんのサイトはこちらこちら)。

「早期発見・早期治療」の重要性を再確認できるとともに、がん種によって生存率の経年変化の状況が異なることなどが明らかになっています。「がんとの共生」の重要性もさらに増してきています。

2008年がん診断症例の10年生存率は全がんで59.4%

国がんでは、従前からがん患者の「5年生存率」「10年生存率」「3年生存率」を発表しています。

今般、▼2007・08年に院内がん登録を行った症例の「10年生存率」▼2012・2012-13年に院内がん登録を行った症例の「5年生存率」▼2014・2015年に院内がん登録を行った症例の「3年生存率」を集計・公表しています。「10年生存率」は院内がん登録症例としては初めてのデータで、これまでに比べて「より多くの施設の、より多くの症例」をもとにした信頼度の高いものとなっています。

それぞれについて見ていきましょう。

まず、10年生存率は、▼2007年登録の181施設・18万3463症例▼2008年登録の240施設・23万7892症例―のデータをもとに算出されました。

すべてのがん種では、2007年診断症例の相対10年生存率は60.1%、2008年診断症例では同じく59.4%となっています。相対生存率とは、がん以外の死因(極端に言えば交通事故など)によって死亡する確率を補正したものです。

がんの種類別・ステージ別に2008年診断症例の相対10年生存率を見ると、次のような状況です。

【胃がん】
▼全体:66.0%▼ステージI:90.9%▼ステージII:59.3%▼ステージIII:34.6%▼ステージIV:6.9%

【大腸がん】
▼全体:67.2%▼ステージI:93.6%▼ステージII:83.9%▼ステージIII:69.4%▼ステージIV:11.6%

【肝細胞がん】
▼全体:21.8%▼ステージI:33.4%▼ステージII:18.9%▼ステージIII:9.2%▼ステージIV:2.2%

【肝内胆管がん】
▼全体:10.9%▼ステージI:32.1%▼ステージII:29.5%▼ステージIII:8.1%▼ステージIV:0.0%

【小細胞肺がん】
▼全体:9.1%▼ステージI:35.7%▼ステージII:18.9%▼ステージIII:11.6%▼ステージIV:1.8%

【非小細胞肺がん】
▼全体:34.5%▼ステージI:72.4%▼ステージII:35.2%▼ステージIII:13.5%▼ステージIV:2.0%

【乳がん(女性)】
▼全体:87.5%▼ステージI:99.1%▼ステージII:90.4%▼ステージIII:68.3%▼ステージIV:16.0%

2008年がん診断症例の10年生存率(その1)



【食道がん】
▼全体:33.6%▼ステージI:68.2%▼ステージII:37.4%▼ステージIII:18.8%▼ステージIV:5.8%

【膵臓がん】
▼全体:6.5%▼ステージI:35.4%▼ステージII:13.0%▼ステージIII:4.1%▼ステージIV:0.8%

【前立腺がん】
▼全体:98.7%▼ステージI:100.0%▼ステージII:100.0%▼ステージIII:100.0%▼ステージIV:44.7%

【子宮頸がん】
▼全体:70.7%▼ステージI:92.9%▼ステージII:71.9%▼ステージIII:54.6%▼ステージIV:16.9%

【子宮内膜がん】
▼全体:83.0%▼ステージI:95.2%▼ステージII:84.5%▼ステージIII:68.1%▼ステージIV:18.9%

【膀胱がん】
▼全体:65.1%▼ステージI:81.9%▼ステージII:59.3%▼ステージIII:43.9%▼ステージIV:11.9%

2008年がん診断症例の10年生存率(その2)



がん治癒の目安としては、後述する「5年生存率」が多く用いられますが、「肝細胞癌など、5年以降も長期的にフォローアップしていくことが必要ながん種もある」ことから、がんの種類に応じて、5年生存率を治癒の目安に据えるのか、10年生存率とするのかを区分けしていくことが重要でしょう。院内がん登録の精度は年々向上していると考えられ、今後、「より精度の高い10年生存率データが得られる」と期待されます。

2012-13年がん診断症例の5年生存率は全がんで67.3%

次に、2007年の診断症例から集計されている「5年生存率」に目を移します。今回は、▼2012年にがん診断を受けた365施設・40万6210症例(生存率把握が90%以上であったがん診療連携拠点病院等318施設・都道府県推薦病院47施設)▼2012-13年の2か年にがん診断を受けた413施設・82万6380症例(生存率把握が90%以上であったがん診療連携拠点病院等331施設・都道府県推薦病院52施設)―を対象としています。

すべてのがん種では、2012年診断症例の相対5年生存率は67.3%、2012-13年診断症例では同じく67.3%となりました。

がんの種類別・ステージ別に2012-13年診断症例の相対5年生存率を見ると、次のような状況です。

【胃がん】
▼全体:72.1%▼ステージI:96.0%▼ステージII:69.2%▼ステージIII:41.9%▼ステージIV:6.3%

【大腸がん】
▼全体:72.6%▼ステージゼロ:97.3%▼ステージI:94.4%▼ステージII:89.0%▼ステージIII:77.5%▼ステージIV:18.8%

【肝細胞がん】
▼全体:44.7%▼ステージI:62.9%▼ステージII:45.4%▼ステージIII:15.9%▼ステージIV:4.5%

【肝内胆管がん】
▼全体:18.9%▼ステージI:56.9%▼ステージII:32.9%▼ステージIII:23.0%▼ステージIV:5.6%

【小細胞肺がん】
▼全体:11.7%▼ステージI:47.6%▼ステージII:31.3%▼ステージIII:17.7%▼ステージIV:2.0%

【非小細胞肺がん】
▼全体:46.8%▼ステージゼロ:94.7%▼ステージI:83.9%▼ステージII:54.1%▼ステージIII:28.4%▼ステージIV:7.4%

2012-13年がん診断症例の5年生存率(その1)



【乳がん(女性)】
▼全体:92.1%▼ステージゼロ:100.0%▼ステージI:99.7%▼ステージII:95.5%▼ステージIII:80.6%▼ステージIV:37.2%

【食道がん】
▼全体:47.5%▼ステージゼロ:91.3%▼ステージI:78.8%▼ステージII:51.3%▼ステージIII:26.8%▼ステージIV:9.2%

【膵臓がん】
▼全体:11.9%▼ステージゼロ:88.2%▼ステージI:53.4%▼ステージII:22.2%▼ステージIII:6.1%▼ステージIV:1.5%

【前立腺がん】
▼全体:98.5%▼ステージI:100.0%▼ステージII:100.0%▼ステージIII:100.0%▼ステージIV:62.5%

【子宮頸がん】
▼全体:75.2%▼ステージゼロ:100.0%▼ステージI:95.8%▼ステージII:79.2%▼ステージIII:64.3%▼ステージIV:25.2%

【子宮内膜がん】
▼全体:84.4%▼ステージI:95.5%▼ステージII:89.4%▼ステージIII:68.2%▼ステージIV:22.6%

【膀胱がん】
▼全体:66.8%▼ステージゼロ:97.1%▼ステージI:86.4%▼ステージII:58.5%▼ステージIII:43.3%▼ステージIV:19.1%

2012-13年がん診断症例の5年生存率(その2)



【甲状腺乳頭濾胞がん】
▼全体:97.3%▼ステージI:99.1%▼ステージII:99.1%▼ステージIII:99.8%▼ステージIV:90.5%(未分化の場合には全体で8.1%、ステージIVで7.9%、髄様の場合には全体で94.8%)

【喉頭がん】
▼全体:80.1%▼ステージゼロ:98.7%▼ステージI:95.2%▼ステージII:88.3%▼ステージIII:74.3%▼ステージIV:45.0%

【胆嚢がん】
▼全体:30.8%▼ステージゼロ:97.4%▼ステージI:93.4%▼ステージII:70.4%▼ステージIII:23.0%▼ステージIV:2.7%

【腎がん】
▼全体:82.0%▼ステージI:96.7%▼ステージII:86.8%▼ステージIII:75.2%▼ステージIV:17.2%

【腎盂尿管がん】
▼全体:48.7%▼ステージゼロ:89.6%▼ステージI:85.0%▼ステージII:72.1%▼ステージIII:58.4%▼ステージIV:12.3%

【卵巣がん】
▼全体:61.2%▼ステージI:91.0%▼ステージII:73.7%▼ステージIII:44.3%▼ステージIV:27.0%

2012-13年がん診断症例の5年生存率(その3)

2015年がん診断症例の3年生存率は全がんで59.4%

さらに、2011年の診断症例から集計されている「3年生存率」に目を移します。より早期に「がん治療の効果・成果」に関する科学的データを国民に示すことで、闘病意欲の向上・がん医療への信頼度向上などが期待されます。

今回は、▼2014年にがん診断を受けた372施設・42万1150症例(生存率把握が90%以上であったがん診療連携拠点病院等315施設・都道府県推薦病院55施設・小児がん拠点病院2施設)▼2015年にがん診断を受けた399施設・46万92症例((生存率把握が90%以上であったがん診療連携拠点病院等336施設・都道府県推薦病院61施設・小児がん拠点病院2施設)―を対象としています。

すべてのがん種では、2014年診断症例の相対3年生存率は72.6%、2015年診断症例では同じく73.6%でした。

がんの種類別・ステージ別に2015年診断症例の相対3年生存率を見ると、次のようになっています。

【胃がん】
▼全体:76.5%▼ステージI:97.4%▼ステージII:76.4%▼ステージIII:53.6%▼ステージIV:11.8%

【大腸がん】
▼全体:78.9%▼ステージゼロ:98.7%▼ステージI:96.2%▼ステージII:92.6%▼ステージIII:85.4%▼ステージIV:31.0%

【肝細胞がん】
▼全体:60.6%▼ステージI:78.9%▼ステージII:65.7%▼ステージIII:26.7%▼ステージIV:7.6%

【肝内胆管がん】
▼全体:28.5%▼ステージI:73.4%▼ステージII:46.9%▼ステージIII:45.0%▼ステージIV:11.0%

【小細胞肺がん】
▼全体:18.1%▼ステージI:56.7%▼ステージII:43.8%▼ステージIII:27.3%▼ステージIV:4.8%

【非小細胞肺がん】
▼全体:57.7%▼ステージゼロ:97.1%▼ステージI:90.6%▼ステージII:67.6%▼ステージIII:43.1%▼ステージIV:17.8%

【乳がん(女性)】
▼全体:95.7%▼ステージゼロ:100.0%▼ステージI:100.0%▼ステージII:98.2%▼ステージIII:89.5%▼ステージIV:57.8%

2015年がん診断症例の3年生存率(その1)



【食道がん】
▼全体:56.3%▼ステージゼロ:94.4%▼ステージI:87.6%▼ステージII:58.2%▼ステージIII:35.1%▼ステージIV:14.2%

【膵臓がん】
▼全体:19.4%▼ステージゼロ:97.0%▼ステージI:64.4%▼ステージII:34.6%▼ステージIII:14.9%▼ステージIV:3.8%

【前立腺がん】
▼全体:99.2%▼ステージI:100.0%▼ステージII:100.0%▼ステージIII:100.0%▼ステージIV:77.0%

【子宮頸がん】
▼全体:80.0%▼ステージゼロ:100.0%▼ステージI:97.2%▼ステージII:86.2%▼ステージIII:72.1%▼ステージIV:35.3%

【子宮内膜がん】
▼全体:86.6%▼ステージI:96.8%▼ステージII:90.7%▼ステージIII:74.1%▼ステージIV:28.8%

【膀胱がん】
▼全体:72.5%▼ステージゼロ:98.6%▼ステージI:92.0%▼ステージII:64.3%▼ステージIII:48.0%▼ステージIV:25.4%

2015年がん診断症例の3年生存率(その2)



【甲状腺乳頭濾胞がん】
▼全体:98.3%▼ステージI:99.0%▼ステージII:100.0%▼ステージIII:100.0%▼ステージIV:93.7%(未分化の場合には全体で8.9%、ステージIVで8.4%、髄様の場合には全体で98.2%)

【喉頭がん】
▼全体:86.9%▼ステージゼロ:94.3%▼ステージI:98.6%▼ステージII:91.9%▼ステージIII:79.6%▼ステージIV:60.0%

【胆嚢がん】
▼全体:34.1%▼ステージゼロ:100.0%▼ステージI:93.2%▼ステージII:86.0%▼ステージIII:31.6%▼ステージIV:4.1%

【腎がん】
▼全体:87.0%▼ステージI:98.4%▼ステージII:94.2%▼ステージIII:86.0%▼ステージIV:27.6%

【腎盂尿管がん】
▼全体:56.1%▼ステージゼロ:96.5%▼ステージI:87.3%▼ステージII:78.9%▼ステージIII:68.6%▼ステージIV:19.3%

【卵巣がん】
▼全体:72.3%▼ステージI:93.9%▼ステージII:81.3%▼ステージIII:61.9%▼ステージIV:46.1%

2015年がん診断症例の3年生存率(その3)

肝細胞がんでは3年→5年→10年と生存率が激減していくなど「がん種で差異」

上記でお伝えした10年生存率・5年生存率・3年生存率は、集計対象が全くことなるため厳密に「比較」することはできず、そこに学術的な意味もありません。

しかし、あえて誤解を恐れずに数値を比較すると、▼10年生存率・5年生存率・3年生存率のいずれにおいても「早いステージであるほど、生存率が高い」▼がん種によって「3年生存率」→「5年生存率」→「10年生存率」の変化に差がある―ことが浮かび上がってきます。

前者については、繰り返しGem Medでもお伝えしている事項で、「早期発見・早期治療」が何よりも重要なことを再確認できます。

ただし、2020年初頭から猛威を振るう新型コロナウイルス感染症の影響により「がん検診の受診減」「がん治療の中断」などが生じていることが各種の調査で判明しています。がん診療連携拠点病院をはじめ、多くの病院で「感染防止対策の徹底」が図られており、必要な検診・治療については、適切な時期に確実に受けることが重要です。それでも「新型コロナウイルスへの感染」などが心配な場合には、「自分の判断で中断する」ことなどは決してせずに、主治医等に相談することが重要です(関連記事はこちらこちら)。



また、後者については、例えばステージの若い「女性の乳がん」のように、経年的な変化が比較的小さいがん種もあります。

【全体】
▼3年生存率:95.7% →(3.6ポイント減)→▼5年生存率:92.1%→(4.6ポイント減)→▼10年生存率:87.5%

【ステージI】
▼3年生存率:100.0%→(0.3ポイント減)→▼5年生存率:99.7%→(0.6ポイント減)→▼10年生存率:99.1%

【ステージII】
▼3年生存率:98.2%→(2.7ポイント減)→▼5年生存率:95.5%→(5.1ポイント減)→▼10年生存率:90.4%

【ステージIII】
▼3年生存率:89.5%→(8.9ポイント減)→▼5年生存率:80.6%→(12.3ポイント減)→▼10年生存率:68.3%

【ステージIV】
▼3年生存率:57.8%→(20.6ポイント減)→▼5年生存率:37.2%→(21.2ポイント減)→▼10年生存率:16.0



一方、肝細胞がんのように、ステージの若いうちから生存率に大きな減少がみられるがん種もあります。

【全体】
▼3年生存率:60.6% →(15.9ポイント減)→▼5年生存率:44.7%→(22.9ポイント減)→▼10年生存率:21.8%

【ステージI】
▼3年生存率:78.9%→(16.0ポイント減)→▼5年生存率:62.9%→(29.5ポイント減)→▼10年生存率:33.4%

【ステージII】
▼3年生存率:65.7%→(20.3ポイント減)→▼5年生存率:45.4%→(26.5ポイント減)→▼10年生存率:18.9%

【ステージIII】
▼3年生存率:26.7%→(10.8ポイント減)→▼5年生存率:15.9%→(6.7ポイント減)→▼10年生存率:9.2%

【ステージIV】
▼3年生存率:7.6%→(2.1ポイント減)→▼5年生存率:4.5%→(2.3ポイント減)→▼10年生存率:2.2%



上述のように、がんの種類に応じて、5年生存率を治癒の目安に据えるのか、10年生存率とするのかを区分けしていくことが重要です。なお、画期的な抗がん剤(免疫チェックポイント阻害剤など)をはじめとする新たな治療法の開発が進み、さらに遺伝子診断に基づき「個々の患者に最適な治療法」選択が可能になってきている中では、生存率の延伸が期待され、「がんとの共生」の重要性が今後も加速度的に高まっていきます(関連記事はこちら)。

2018年度の診療報酬改定では、「がんとの共生」を保険制度面でサポートするために【療養・就労両立支援指導料】が創設がされ、2020年度の診療報酬改定では、これを使いやすくするための「大幅改善」が行われました。2022年度の次期改定で「さらなる改善」がなされ、がんサバイバーの「さらなるQOL向上」に結びつくことに期待が集まります。



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がんの3年生存率、全体72.1%、胃75.6%、大腸78.7%、肝54.6%、肺50.8%、乳房95.2%―国がん

がんの5年生存率、全体66.1%、胃71.6%、大腸72.9%、乳房92.5%、肝40.0%、肺40.6%―国がん
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