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新型コロナ対策 症例Scope

小児アトピーの重症度を評価する「血中のSCCA2測定」検査を2月1日から保険適用―厚労省

2021.2.1.(月)

15歳以下の小児アトピー性皮膚炎の重症度を評価する新検査手法を保険適用する—。

指定難病である潰瘍性大腸炎の診断補助・病態把握を行う検査について、新検査手法を保険診療の中で実施可能とする—。

厚生労働省は1月29日に通知「検査料の点数の取扱いについて」を示し、こうした点を明確にしました。2月1日から適用されています。

15歳以下小児のアトピー重症度を評価する新検査手法を保険適用

まず、15歳以下の小児における「アトピー性皮膚炎の重症度評価」を補助するために行う「血清中のSCCA2(squamous cell carcinoma antigen、上皮に出現するタンパク質)」測定が保険適用されます。

小児アトピー性皮膚炎患者においては「血清SCCA2濃度」が重症度に応じて上昇することが分かっており、重症度を評価する指標として非常に有用です。

またアトピー性皮膚炎の重症度を評価する血液検査として「TARC検査」(Thymus and activation-regulated chemokine検査)が既に保険適用されています(D015【血漿蛋白免疫学的検査】の「18 TARC」(184点))。ただし、TARC検査では、年齢により基準値が異なる(成人では1mLあたり700pg未満を軽度、700pg以上を中等症以上とし、小児では760pg未満を軽度、760pg以上を 中等症以上としている)のに対し、SCCA2検査では、こうした基準値の差がなく、「より臨床で使いやすい」点が1月27日の中央社会保険医療協議会・総会で評価され、保険適用することが承認されました。

具体的には、15歳以下の小児に対し、アトピー性皮膚炎の重症度評価を行うことを目的として、ELISA法によって血清中のSCCA2量を測定した場合には、D014【自己抗体検査】の「35 抗デスモグレイン1抗体」の所定点数(300点)を準用して、1か月に1回を限度として算定できます。

本検査と、TARC検査(D015【血漿蛋白免疫学的検査】の「18 TARC」(184点))とを同一中に併せて行った場合には「主たるもの」のみ算定が可能です。



また、指定難病の1つである潰瘍性大腸炎の診断補助・病態把握のために実施するD003【糞便検査】の「9 カルプロテクチン(糞便)」(276点)について、今般、新たに「ELISA法」による測定が保険診療の中で可能となっています。潰瘍性大腸炎と診断され、重症度が一定の基準を満たした場合には、医療費が公費で助成されることになるため、潰瘍性大腸炎と闘う患者・診療する医師にとって「選択肢の拡大」は大きな朗報と言えるでしょう(関連記事はこちら)。



ぽんすけ2020MW_GHC_logo

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