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GemMed塾 2024年度版ぽんすけリリース

同じメンタル系疾患でも、「疾患の種類」「診療形態」「性・年齢」に応じたきめ細かいフォローが必要—健保連

2020.7.1.(水)

▼統合失調症、統合失調症型障害および妄想型障害(以下、統合失調症等)▼躁うつ病を含む気分[感情]障害(以下、気分障害)▼神経症性障害、ストレス関連障害および身体表現性障害(以下、神経症性障害等)―の有病者や医療費を分析すると、疾病の種類によって構造が大きく異なり、また同じ疾病でも、入院と入院外で構造が変わってくる―。

健康保険組合連合会が6月29日に公表した、2018年度の「被保険者のメンタル系疾患の動向に関するレポート」から、こういった状況が明らかになりました(健保連のサイトはこちら)(前年度調査に関する記事はこちら、前々年度調査に関する記事はこちら)。

メンタル系疾患について、疾患の種類や診療形態、性別・年齢などきめ細かいフォローが必要です。

統合失調症等の入院外医療、受診率は女性、1日当たり医療費は男性で高い

主に大企業の会社員とその家族が加入する「健康保険組合」の連合組織である健康保険組合連合会(健保連)では、かねてよりデータに基づく保健事業(データヘルス)に積極的に取り組んでいます(最近の関連記事はこちらこちらこちらこちら)。

今般、1280組合の被保険者(家族を含まない会社員本人)1532万6856人(男性:1019万4355人(66.5%)、女性:513万2614人(33.5%)、月平均で算出しており合計とは一致しない)のレセプト1億3765万9533件(男性:8632万3264件(62.9%)、女性:5133万6269件(37.3%)を対象として、▼統合失調症等▼気分障害▼神経症性障害等—などの医療費を分析し、その結果を公表したものです。なお、2018年度には2016・17年度に続き「入院」「入院外」の双方を調べています。



まず統合失調症等について見てみると、入院外では、有病率(被保険者に占める有病者数の割合)は男性:0.44%(前年度から0.02ポイント増)、女性:0.45%(同0.03ポイント増)となりました。

有病者の年齢構成は、次のような状況です。
【男性】
▼40-49歳:34.4%(前年度から1.0ポイント減)▼50-59歳:26.7%(同0.9ポイント増)▼30-39歳:22.3%(同0.5ポイント減)―となり、若干の高年齢化が進んでいる

【女性】
▼40-49歳:31.3%(同1.2ポイント減)▼30-39歳:29.8%(同0.6ポイント減)▼20-29歳:18.9%(同0.6ポイント増)▼50-59歳:16.8%(同1.0ポイント増)―となり、20代・50代で有病者が増加している

入院外・統合失調症等の有病者年齢構成割合(2018年度メンタル系疾患健保連分析1 200629)



1人当たり医療費を見てみると、男性429円(前年度から30円減)、女性429円(同8円減)となりました。これを医療費の3要素(受診率、1件当たり日数、1日当たり医療費)に分解してみると、次のような状況です。
▼受診率は、男性52.6(前年度から2.2ポイント増)、女性54.9(同3.8ポイント増)で、女性が高い
▼1件当たり日数(一連の治療に係る通院日数)は、男性1.6日(前年度から0.1日短縮)、女性1.6日(同増減なし)で、男女変わらず
▼1日当たり医療費、男性5028円(前年度から487円減)、女性4967円(同465円減)で、男性がやや高い

また1人当たり医療費を年齢階層別に見てみると、男性では▼40-44歳:552円(前年度から53円減)▼45-49歳:547円(同39円減)▼35-39歳:536円(同29円減)―、女性では▼35-39歳:561円(同4円増)▼40-44歳:550円(同26円減)▼30-34歳:509円(同12円減)▼45-49歳:509円(同11円増)―で高くなっています。

入院外・統合失調症等の1人当たり医療費(2018年度メンタル系疾患健保連分析2 200629)

統合失調症等の入院医療、医療費は女性が高いが、入院日数は男性が長い

統合失調症等の入院に目を移すと、有病率(被保険者に占める有病者数の割合)は男女とも0.01%(前年度と変わらず)。有病者の年齢構成は次のような状況です。
【男性】
▼50-59歳:32.0%(前年度から0.3ポイント増)▼40-49歳:21.4%(同1.4ポイント減)▼60-69歳:18.9%(同0.8ポイント増)―となり、入院外と同じく若干の高年齢化が進んでいる

【女性】
▼30-39歳:24.0%(同2.2ポイント減)▼40-49歳:23.8%(同1.9ポイント減)▼50-59歳:20.8%(同1.5ポイント増)▼20-29歳:19.7%(同2.1ポイント増)―となり、入院外と同じく20代・50代で有病者が増加している

入院・統合失調症等の有病者年齢構成割合(2018年度メンタル系疾患健保連分析3 200629)



推計1入院当たり医療費を見てみると、男性56万9504円(前年度から1万7712円増)、女性59万9409円(同7734円増)で、「女性が高い」状況は変わっていません。年齢階層別に見ると、▼男性では20-24歳:93万3402円(前年度に比べ17万6778円・23.4%増)▼女性では70-74歳:112万4255円(同32万3684円・22.3%減)―で飛び抜けて高くなっています。

入院・統合失調症等の1人当たり医療費(2018年度メンタル系疾患健保連分析4 200629)



また推計平均在院日数は、男性で66.8日(前年度から2.9日延伸)、女性で50.3日(同1.9日短縮)と男性でより長くなりました。また年齢階層別に見ると、男性では「年齢とともに緩やかに在院日数が長くなる」が、女性では「60歳代後半を過ぎると、急激に在院日数が長くなる」状況に変わりはありません。

なお推計新規入院件数(1000人当たり)は、▼男性0.37(前年度から0.02ポイント減)、女性0.34(同増減なし)と、男性でやや多い▼年齢階級別に見ると、男女とも70歳代から急増する―状況です。となどが分かりました。2018年度から目立った変化はないようです。

気分障害の入院外医療、受診率・1日当たり医療とも男性が高い

気分障害に目を移すと、入院外の有病率は男性2.04%(前年度から0.01ポイント増)、女性1.89%(同0.06ポイント増加)となりました。有病者の年齢構成は次のような状況です。
【男性】
▼40-49歳:33.0%(前年度から1.1ポイント減)▼50-59歳:29.9%(同0.9ポイント増)▼30-39歳:20.3%(同0.4ポイント減)―となり、統合失調症等と同じく「若干の高年齢化」が進んでいる

【女性】
▼40-49歳:30.4%(同1.5ポイント減)▼30-39歳:26.3%(同0.8ポイント減)▼50-59歳:19.5%(同0.8ポイント増)▼20-29歳:19.4%(同1.2ポイント増)―となり、やはり20代・50代で有病者が増加している

入院外・気分障害の有病者年齢構成割合(2018年度メンタル系疾患健保連分析5 200629)



1人当たり医療費は、男性2866円(前値度から144円減)、女性2386円(同84円減)となりました。医療費の3要素に分解すると、次のように「男性は女性に比べて気分障害で医療機関を受診する頻度が高く、かつ1回の医療費も高い」ことが分かります。
▼受診率は、男性249.3(前年度から1.2ポイント増)、女性:230.5(同7.3ポイント増)で、男性の方が高い
▼1件当たり日数は、男女とも1.5日(前年度から増減なし)で変わらず
▼1日当たり医療費は、男性7530円(前年度から584円減)、女性:6843円(同462円減)で、男性の方が高いよりも高い—ことが分かりました。と言えます。

また1人当たり医療費を年齢階層別に見てみると、男性では▼50-54歳:4111円(前年度から314円減)▼45-49歳:3870円(同436円減)▼40-44歳:3470円(同359円減)―、女性では▼40-44歳:2824円(同170円減)▼45-49歳:2767円(同119円減)▼35-39歳:2674円(同133円減)―で高くなっています。前年度と同じく、女性に比べて、男性で「年齢階層別の1人当たり医療費のバラつきが大きい」ことが確認できます。

入院外・気分障害の1人当たり医療費(2018年度メンタル系疾患健保連分析6 200629)

気分障害の入院医療、男性で医療費が高く、入院日数が長い

気分障害による入院を見てみると、有病率(被保険者に占める有病者数の割合)は男女とも0.01%(前年度と変わらず)。有病者の年齢構成は次のような状況です。
【男性】
▼50-59歳:36.6%(前年度から0.4ポイント増)▼40-49歳:24.0%(前年度から1.4ポイント減)▼60-69歳:17.0%(同0.4ポイント増)―となり、やはり「若干の高年齢化」が進んでいる

【女性】
▼40-49歳:26.3%(同1.2ポイント増)▼50-59歳:23.0%(同0.7ポイント増)▼30-39歳:22.0%(同0.7ポイント減)―となり、男性と同じく「若干の高齢化」が進んでいる

入院・気分障害の有病者年齢構成割合(2018年度メンタル系疾患健保連分析7 200629)



推計1入院当たり医療費を見ると、男性29万5327円(前年度から2001円減)、女性27万7544円(同8545円減)となりました。年齢階層別に見ると、▼男性では20-24歳の35万4671円(前年度から3万6204円・11.4%の増加)▼女性では15-19歳の40万5596円(同10万3978円・34.5%の増加)―が目立ちます。

入院・気分障害の1人当たり医療費(2018年度メンタル系疾患健保連分析8 200629)



また推計平均在院日数は、男性で45.7日(前年度から0.6日延伸)、女性で371日(同0.3日延伸)となりました。年齢階層別に見ると、統合失調症等と同様に、男性では「年齢とともに緩やかに在院日数が長くなる」、女性では「70歳代に入ると急激に在院日数が長くなる」ことが分かり、これも前年度と同じ傾向です。

なお推計新規入院件数(1000人当たり)については、▼男性で0.68(前年度から0.02ポイント増)、女性で0.56(同0.01ポイント増)と、男性でやや多い▼年齢階級別に見ると、男女ともに年齢が上がるにつれて徐々に高くなり、70歳代で急増する―という前年度と同じ傾向を確認できます。

神経症性障害等の入院外医療、受診率・1日当たり医療費とも女性が高い

最後に神経症性障害等を見てみます。入院外の有病率は男性1.63%(前年度から0.04ポイント増)、女性1.92%(同0.08ポイント増)となっており、統合失調症等や気分障害とは異なり「女性で高い」状況が分かります。

有病者の年齢構成は次のようになりました。
【男性】
▼40-49歳:30.3%(前年度から0.7ポイント減)▼50-59歳:27.8%(同0.8ポイント増)▼30-39歳:20.1%(同0.5ポイント減)―となり、やはり「若干の高年齢化」が進んでいる

【女性】
▼40-49歳:29.4%(同1.4ポイント減)▼30-39歳:24.3%(同0.7ポイント減)▼50-59歳:21.0%(同0.7ポイント増)▼20-29歳:18.6%(同0.9ポイント増)―となり、統合失調症等と同じく20代・50代で有病者が増加している

入院外・神経症性障害等の有病者年齢構成割合(2018年度メンタル系疾患健保連分析9 200629)



1人当たり医療費は、男性525円(前年度から38円減)、女性686円(同33円減)となり、医療費の3要素に分解すると次のような状況です。女性で受診率が高く、単価も高いために1人当たり医療費が高くなっていることが分かります。
▼受診率は、男性199.3(前年度から4.0ポイント増)、女性234.9(同9.4ポイント増)で、女性のほうが高い
▼1件当たり日数は、男性1.4日(前年度から0.1日短縮)、女性1.5日(同増減なし)で、大きな男女差はない
▼1日当たり医療費は、男性1840円(前年度から156円減)、女性2015円(同194円減)で、女性のほうが高い

また1人当たり医療費を年齢階層別に見てみると、男性では▼40-44歳:608円(前年度から35円減)▼50-54歳:605円(同54円減)▼45-49歳:596円(同46円減)―、女性では▼40-44歳:772円(同45円減)▼45-49歳:720円(同60円減)▼35-39歳:745円(同36円減)―などで高くなっています。

入院外・神経症性障害等の1人当たり医療費(2018年度メンタル系疾患健保連分析10 200629)

神経障害等の入院医療、医療費は女性で高く、入院日数は男性で長い

神経障害等による入院では、有病率(被保険者に占める有病者数の割合)は男女とも0.01%(前年度から増減なし)。有病者の年齢構成は次のような状況です。
【男性】
▼50-59歳:32.5%(前年度から2.1ポイント増)▼40-49歳:23.4%(同1.1ポイント減)▼60-69歳:17.0%(同増減なし)―となり、50歳代の増加が目立つ

【女性】
▼30-39歳:27.0%(同1.0ポイント減)▼40-49歳:23.2%(同0.1ポイント増)▼20-29歳:20.7%(同0.3ポイント増)▼50-59歳:19.7%(同0.3ポイント増)―となり、20代・50代で若干有病者が増加している

入院・神経症性障害等の有病者年齢構成割合(2018年度メンタル系疾患健保連分析11 200629)



推計1入院当たり医療費は、男性4万6120円(前年度から4306円減)、女性5万669円(同141円減)。前年度と同じく「女性>男性」という構図です。年齢階層別に見ると、男女とも若年層で高い傾向にあることが分かります(女性では65-69歳も高い)。

入院・神経症性障害等の1人当たり医療費(2018年度メンタル系疾患健保連分析12 200629)



また推計平均在院日数は、男性で31.5日(前年度から0.3日短縮)、女性で22.3日(同0.3日短縮)と男性で長い状況に変化はありません。年齢階層別に見ると、カーブは異なりますが男女ともに「年齢とともに在院日数が長くなる」傾向が伺えます。

なお推計新規入院件数(1000人当たり)は、▼男性で0.55(前年度から0.03減)、女性で0.69(同増減なし)と、女性でやや多い▼年齢階級別に見ると、男女ともに年齢が上がるにつれて徐々に高くなり、70歳代で急増する―という前年度と同じ傾向が確認できました。



このように、同じメンタル系疾患でも、疾病の種類によって有病者の発生状況や医療費の構造(つまり診療内容)が大きく異なることが分かります。さらに、同じ疾病でも、入院外(比較的軽度者)と入院(比較的重度者)では、医療費の構造が全く異なる状況が確認できます。

国や保険者による、疾病別・性別・年齢別・重症度別の「きめ細かいフォロー」が、有病者の抑制(医療費の抑制、生産性の向上、国民自身のQOL向上につながる)に必要と言えるでしょう。

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