地域包括ケア病棟中心に診療報酬で病院の機能分化推進、400床以上病院で地ケア病棟新設は不可―厚労省
2020.3.11.(水)
お伝えしているとおり、厚生労働省は3月5日に、2020年度診療報酬に関する関係告示の交付・通知の発出を行いました。
Gem Medでは、順次、告示・通知内容をお伝えしています。今回は「地域包括ケア病棟」に焦点を合わせてみます(急性期一般に関する記事はこちら、総合入院体制加算に関する記事はこちら、働き方改革にする記事はこちら、人工透析に関する記事はこちら、がんゲノム医療に関する記事はこちら、がん等治療と仕事の両立支援に関する記事はこちら)。
●2020年度診療報酬改定に関する厚労省サイトはこちら(告示・通知・関係資料などが無料でダウンロードできます)
目次
診療報酬で病院の機能分化を推し進める方向が明確に
Gem Medで既にお伝えしていますが、地域包括ケア病棟入院料(以下、基本的に入院医療管理料を含む)については、主に次のような見直しが行われます。大病院については「急性期機能への特化」を進め、中小病院については「sub acute対応や在宅医療提供機能など地域密着型機能」を推進する、機能分化を診療報酬で推し進める意図が明確になっていると言えそうです。
(1)許可病床数400床以上病院の「地域包括ケア病棟」について、入院患者のうち同一医療機関内の一般病棟から転棟した患者割合を6割未満とする
(2)許可病床数400床以上病院について、地域包括ケア病棟の新設を認めない(ただし既に保有する地域包括ケア病棟は維持できる)
(3)同一医療機関内のDPC病棟から地域包括ケア病棟(ここは病棟のみ、病室は除外)に転棟した患者について、DPC点数表の入院期間IIまでDPC点数を算定する
(4)地域包括ケア病棟入院料1・3の実績に係る基準を見直す
(5)地域包括ケア病棟入院料の施設基準において「入退院支援・地域連携業務を担う部門の設置」を要件(義務化)とする
(6)地域包括ケア病棟における疾患別リハビリテーション提供について「患者の入棟時に測定したADLスコア結果等を参考にリハビリの必要性を判断すること」を要件とする
(7)地域包括ケア病棟入院料の施設基準において「適切な意思決定支援に関する指針(いわゆるACP)を定めていること」を要件とする
400床以上大病院の地ケア病棟、自院の急性期からの転棟患者は「6割未満」に制限
まず(1)は、大病院に設置された地域包括ケア病棟の一部で「post acute機能に偏りがありすぎる」点を是正するものです。
具体的には、許可病床数400床以上の病院における地域包括ケア病棟については、「入院患者に占める同一医療機関の一般病棟からの転棟患者割合」が6割未満であることが施設基準に盛り込まれました。
ここで言う一般病棟とは、▼急性期一般入院基本料▼7対1・10対1入院基本料(特定機能病院入院基本料(一般病棟)・専門病院入院基本)▼救命救急入院料▼特定集中治療室管理料▼ハイケアユニット入院医療管理料▼脳卒中ケアユニット入院医療管理料▼小児特定集中治療室管理料▼新生児特定集中治療室管理料▼総合周産期特定集中治療室管理料▼新生児治療回復室入院医療管理料▼一類感染症患者入院医療管理料▼特殊疾患入院医療管理料▼小児入院医療管理料―を算定する病棟・病室を指します。
また患者割合は、「直近3か月間に一般病棟から転棟した患者数」/「直近3か月に当該病棟に入棟した患者数」で計算します。
この基準を満たさない、つまり「自院の一般病棟からの転棟患者割合が6割以上となる」場合には、【地域包括ケア病棟特別入院料】として、所定点数が1割減額(入院料2では通常26020点が2358点に、入院料4では通常2076点が1868点に減額)されます。ただし、許可病床数400床以上病院で、2020年3月31日時点で届け出ている地域包括ケア病棟については、「2020年9月30日まで自院の一般病棟から転棟した患者割合の基準を満たすと見做す」との経過措置が設けられています。
これまでに自院のpost acute患者のみを受け入れているような病院(とりわけ大規模な急性期病院)では、この半年間の経過措置中に「sub acute患者の獲得に向けた取り組み」を検討・実施していくことが必要です。もっとも、例えば「白内障患者やポリペク患者などを地域包括ケア病棟に直接入院させる」といった動きをとることは、地域包括ケア病棟に求められる「sub acute患者の受け入れ」(在宅療養患者の急変対応)に合致しているとは考えにくく、好ましい対応とは言えません(2022年度以降の改定で厳格化を招く可能性が高い)。
400床以上大病院、地ケア病棟の新設は認めず
また(2)は、許可病床数400床以上の大病院では「地域包括ケア病棟の新設を認めない」こととするものです。施設基準告示や通知を見ると、地域包括ケア病棟入院料2・4について「許可病床数400床未満の保険医療機関であること」との規定が盛り込まれています。
これは、前述のとおり「大病院について急性期機能への特化を進める」という機能分化推進方策の1つと言えるでしょう。診療報酬を議論する中央社会保険医療協議会や、地域医療構想を議論する地域医療構想に関するワーキンググループ(医療計画の見直し等に関する検討会の下部組織)では、一部委員から「大規模な公立・公的病院が、急性期一般1(旧7対1)を維持するために地域包括ケア病棟を設置することは好ましくない」との強い指摘がかねてより出されています。2016年度改定では「許可病床数500床以上(その後、400床以上に見直し)の大病院では、地域包括ケア病棟の新設は1病棟のみ」との制限が設けられ、今般、それをさらに進めた格好です。
ただし、2020年3月31日時点で400床以上病院が保有している地域包括ケア病棟が廃止されるものではありません。
DPC病棟から地ケア病棟への転棟、期間IIまではDPC点数を算定
また(3)も、(1)と同じく「post acute機能への偏りすぎ」是正策の一環と考えられます。
現在、「DPC点数 < 地域包括ケア病棟入院料」となった時点で「DPC病棟から地域包括ケア病棟への転棟が集中」しているケースが多数あります(「DPC点数 > 地域包括ケア病棟入院料」となっている診断群分類ではこうした集中はなく、「平均在院日数時点での転棟」が多い)。
中医協では「患者の状態ではなく収益性のみに着目した転棟は、公的医療保険制度の中では好ましいとは言えない」との議論が行われ、今般、「DPC病棟(一般病棟)から地域包括ケア病棟へ転棟した場合、DPCの期間II(当該診断群分類の平均在院日数)まではDPC点数の算定を継続する」という見直しが行うこととなったものです。
なお、▼DPC「病棟」から地域包括ケア「病棟」への転棟:期間IIまでDPC点数、期間IIIは地域包括ケア病棟入院料を算定する▼DPC病棟内で地域包括ケア「病室」への転室:期間II・期間IIIを通じてDPC点数を算定する―という具合に、病棟と病室とで取り扱いが異なることになります。この点について厚労省保険局医療課の担当者は「平均在院日数以降の入院については、『病棟の報酬』(地域包括ケア病棟であれば地域包括ケア病棟入院料、地域包括ケア病室であれば、もともと一般病棟(DPC病棟)であるのでDPC点数)に沿って点数を算定する」形で整理したとコメントしており、今後の動向を注視していく必要があるでしょう。
200床未満病院の地ケア病棟1・3、在宅医療提供などの基準値を実態にマッチさせる
一方、(4)は「許可病床数200床未満の病院における地域包括ケア病棟」のうち、sub acute対応機能や在宅医療提供機能を強化している病棟について、より実態にあった基準値を設けるものです。
2018年度改定では、こうした病棟が算定する地域包括ケア病棟入院料1・3について高い報酬を設定し、sub acute対応機能や在宅医療提供機能のさらなる推進に期待を寄せました。ただし、現在、評価項目(訪問診療提供や訪問看護提供など)によって「基準値が厳しすぎる。あるいは緩やかすぎる」という問題があることが判明し、より実態に合った基準値を設定するものです。
もっとも、2020年3月31日時点で届け出がなされている地域包括ケア病棟入院料1・3の病棟・病室については「2020年9月30日まで、診療実績に係る施設基準を満たすと見做す」との経過措置が置かれています。半年間の経過措置期間中に、自院における「各項目のクリア状況」を精査し、必要な対策(例えば、sub scute患者の確保、在宅医療の提供や、訪問看護ステーションの強化など)をとることが求められます。
地ケア病棟持つすべての病院で、入退院支援部門の設置を義務化
また(5)は、地域包括ケア病棟の創設(2014年度改定)から求められている「在宅復帰支援」の強化を狙うものです。
具体的には、現在の「院内に専任の在宅復帰支援担当者を1名以上配置する」規定を発展的に解消し、「院内に入退院支援・地域連携業務を担う部門を設置する」こととなります。この入退院支援・地域連携部門には、▼入退院支援・地域連携業務に関する十分な経験を有する専従看護師または専従社会福祉士を配置する▼専従看護師を配置する場合には専任の社会福祉士を、専従社会福祉士を配置する場合には専任看護師を配置する―ことが求められます。なお、この専従の看護師・社会福祉士については、医療従事者の働き方改革サポートの一環である「週3日以上・週22時間以上勤務する複数の非常勤者」を常勤換算することが可能です。例えば、ベテランで入退院支援等に関する知識・経験を十分に有しているものの、出産や子育て、介護などの理由からフルタイムでは働けないという看護師や社会福祉士を登用し、活躍してもらうことが期待されます。
入退院支援部門の設置は、▼医師の負担軽減▼病棟看護師等の負担軽減▼患者満足度の向上―、さらには【入退院支援加算】の取得等による経営の安定化にもつながる、非常に重要なテーマです。この施設基準化を機会に、強力な入退院支援部門の設置を検討するべきでしょう。
とはいえ、スタッフ確保には相当の調整(新規雇用や、院内スタッフの配置転換など)も必要であることから、2020年3月31日時点で地域包括ケア病棟を届け出ている病院では「2021年3月31日までは入退院支援・地域連携部門を設置していると見做す」との1年間の経過措置が設けられています(逆に言えば、2020年4月以降に地域包括ケア病棟を新設する場合には、入退院支援部門の設置が必須)。この間に、新規スタッフの確保や、院内のスタッフ配置転換などを進めていくことが求められます。
地ケア病棟持つすべての病院で、ACP指針策定を義務化
また(7)は、現在、地域包括ケア病棟入院料1・3(許可病床数200床未満の病院で、sub acute対応や在宅医療等提供を行う地域包括ケア病棟を高く評価するもの)のみで要件となっている「ACP」について、すべての地域包括ケア病棟を持つ病院で施設基準化を行うものです。
ACP(Advanced Care Planning)は、「人生の最終段階で自分が受けたい医療・ケア、あるいは受けたくない医療・ケア(例えば延命治療など)」について患者が、医療関係者や家族・友人等と繰り返し話し合う(できれば文書化が望ましい)プロセスのことで(関連記事はこちらとこちら)、ここでは厚労省「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」等の内容を踏まえて、適切な意思決定支援に関する「指針を定めている」ことが施設基準に盛り込まれます(指針の策定のみである点に留意)。
こちらも院内の体制整備等が必要となることから、▼既存の地域包括ケア病棟設置病院(2020年3月31日時点で地域包括ケア病棟を設置している病院)では、半年間の経過措置(猶予)が設けられる▼2020年4月以降に地域包括ケア病棟を新設する場合には、ACPが要件となる―点に留意が必要です。
なお、一般病棟用の重症度、医療・看護必要度(以下、看護必要度)の見直し伴い、地域包括ケア病棟においても重症患者割合(看護必要度を満たす患者割合)の基準値が▼看護必要度Iでは14%以上(4ポイント増)▼看護必要度IIでは11%以上(3ポイント増)―に引き上げられました。
このように、地域包括ケア病棟入院料を中心に「診療報酬で病院の機能分化を進めていく」方向が明確になりました。許可病床数400床以上の大病院では、今般の見直しによって「急性期1(旧7対1)を維持するために、一部病棟を地域包括ケア病棟に転換する」ことができなくなり(上記(2))、また「既存の地域包括ケア病棟に、看護必要度を満たさなくなった急性期病棟患者を転棟させる」ことにも相当の制限がかかり(上記(1))、また報酬上の旨味も極めて小さくなりました(上記(3))。
急性期1の維持に苦労している大病院では、▼自院の急性期病棟の在り方を見直す▼地域包括ケア病棟等を持つ他の医療機関との連携を強化する▼自院の機能(急性期を維持するのか、機能転換するのか)や規模を改めて見直す―ことが、非常に重要となってきています。
【関連記事】
がん患者等の仕事と治療の両立、【療養・就労両立支援指導料】や外来化学療法の【連携充実加算】等でサポート―厚労省
遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)患者、未発症の乳房等の切除や手厚い遺伝カウンセリング等を保険適用―厚労省
人工腎臓の評価引き下げ、腎移植に向けた情報提供の推進、シャント設置術に見直しなど実施―厚労省
1-12月の救急搬送2000件以上で他要件を満たせば、4月-翌年3月まで【地域医療体制確保加算】を算定可―厚労省
総合入院体制加算、地域医療構想調整会議の合意あれば「産科、小児科」の標榜・入院医療提供せずとも可―厚労省
急性期一般等の看護必要度、C項目に乳腺悪性腫瘍手術や観血的関節固定術など追加し、6日間カウント認める―厚労省
【2020年度診療報酬改定答申5】がん患者への「ゲノム医療」「治療と仕事の両立支援」「外来での化学療法」推進
【2020年度診療報酬改定答申4】リハビリが必要な患者に適切なリハが実施されるよう、回復期リハ病棟入院料や疾患別リハ料見直し
【2020年度診療報酬改定答申3】400床以上病院の地ケア病棟、「急性期病棟からの転棟」6割以上で、入院料1割減額のペナルティ
【2020年度診療報酬改定答申2】救急2000件以上で勤務医負担軽減図る病院、【地域医療体制確保加算】(520点)でサポート
【2020年度診療報酬改定答申1】重症患者割合、特定機能病院は看護必要度IIで28%、急性期1は必要度Iで31%、必要度IIで29%に
2022年度改定に向け、看護必要度はじめ「急性期入院医療の評価指標」やフォーミュラリの実態など検討を―中医協総会(1)
医療機関間の双方向の情報提供促進に向け、【診療情報提供料(III)】を新設―中医協総会(2)
がん患者等の仕事と治療の両立目指す、【療養・就労両立支援指導料】を大幅改善―中医協総会(1)
入院医療の機能分化進めるため、回復期リハビリ病棟や総合入院体制加算等の要件見直し―中医協総会(4)
救急搬送受け入れ2000件以上で、勤務医負担軽減に取り組む医療機関を【地域医療体制確保加算】で評価―中医協総会(3)
400床以上大病院、地域包括ケア病棟の新設は不可、既存病棟でpost acuteへの偏りに制限―中医協総会(2)
重症患者割合の基準値、急性期1:31%、急性期2:28%、急性期3:25%、急性期4:22%で決定―中医協総会(1)
2020年度診療報酬改定、働き方改革や医療機能の分化・連携強化など推進せよ―中医協・公聴会
「膵臓がん」や「消化管再建を伴う食道がん」などにロボット支援下内視鏡手術を拡大―中医協総会(1)
看護必要度見直し、急性期1では現行「30%」維持でも計算上4分の1がドロップする厳格化―中医協総会
2020年度診療報酬改定論議の整理、支払側の幸野委員「反対意見の多い項目」の復活要望し混乱―中医協総会
【2020年度診療報酬改定総点検4】がんゲノム医療の推進、がん治療と仕事の両立支援などを診療報酬でもポート!
【2020年度診療報酬改定総点検3】入退院支援加算の人員配置要件を緩和、救急搬送受け入れ件数に着目した新加算!
【2020年度診療報酬改定総点検2】救急搬送患者の特に多い病院のマネジメント体制を評価へ!
【2020年度診療報酬改定総点検1】大病院の地域包括ケア病棟に厳しい改定に、急性期一般は年明けから重症患者割合を検討!
医療機関間の「双方向の情報連携」を評価するため【診療情報提供料】を見直し―中医協総会(2)
看護必要度A1・B3を廃止し、認知症の入院患者対応等を別途評価してはどうか―中医協総会(1)
入院患者のPET検査、他院実施での「入院料減額措置」を緩和し共同利用推進―中医協総会(3)
オンライン診療、実施指針等と整合するよう施設基準・要件を見直し―中医協総会(2)
医師働き方改革に向け、救急医療実績の高い病院等の「緊急的な取り組み」実施を診療報酬でサポート―中医協総会(1)
DPCでは「別個」でも、一般則で「一連」となる入院、【救急医療管理加算】等の算定不可―中医協総会(3)
看護必要度B項目の記載方法を見直し、特定機能病院では回リハ病棟の届け出を認めない―中医協総会(2)
遺伝性乳がん・卵巣がん(HBOC)、「未発症部位」切除も保険適用へ―中医協総会(1)
中医協が2020年度診療報酬「改定率」睨み意見、ただしプラス・マイナス要望を両論併記―中医協総会(4)
医療機関による「かかりつけ医機能」説明、患者だけでなく医療機関にもメリット大―中医協総会(3)
オンライン診療料等、「慢性頭痛」患者等にも算定を認めるべきか―中医協総会(2)
紹介状なし外来受診患者からの特別負担徴収義務、地域医療支援病院全般に拡大―中医協総会(1)
2020年度診療報酬改定、支払側はマイナス改定、診療側はプラス改定を要請―中医協総会(3)
回復期リハ病棟1・3・5、リハ実績指数の基準値引き上げを検討―中医協総会(2)
200床以上病院の地域包括ケア病棟、「自院の一般病棟からの転棟」に上限設定―中医協総会(1)
診療所敷地内で不動産賃貸借関係のある薬局、調剤基本料を引き下げ―中医協総会(3)
薬剤8.0%、材料5.8%の価格乖離、実勢価格改定でどの程度の国庫縮減可能か―中医協総会(2)
救急搬送患者を極めて多く受け入れる病院、「新たな加算」で評価へ―中医協総会(1)
【入院時支援加算】、人員配置要件を緩和し高点数の上位区分新設へ―中医協総会(2)
大規模病院の地域包括ケア病棟でも「自宅等からの緊急患者」等の受け入れを―中医協総会(1)
有床診、「機能・医療スタッフ配置」評価や「他医療機関等の管理栄養士との連携」評価を―中医協総会(2)
「指定難病」診断に必要な遺伝子検査、一定要件をクリアした53疾患を保険適用―中医協総会(1)
がん化学療法、患者が「外来実施」選択できるような環境整備を推進―中医協総会(2)
療養病棟で医療区分3と評価される「中心静脈栄養」、必要性の確認・記録を求める―中医協総会(1)
認知症ケア加算の組み替えを検討、標準的な「せん妄予防」の取り組みを診療報酬で評価―中医協総会(2)
PT等の配置割合が高い訪問看護ステーション、「機能強化型」の取得を認めない―中医協総会(1)
医療機関と薬局が連携し「重複投薬」の是正に向けた取り組みを診療報酬で評価へ―中医協総会(3)
【総合入院体制加算】で小児科・産科要件等緩和を検討、ICUで早期栄養管理を評価へ―中医協総会(2)
看護必要度の「A1・B3かつ危険行動等」、急性期入院の評価指標としての妥当性で激論―中医協総会(1)
高額なアレルギー治療薬「ゾレア皮下注」、花粉症への適応拡大踏まえ最適使用推進ガイドライン―中医協総会(3)
安定冠動脈病変へのPCI、学会ガイドラインに沿った診療報酬算定要件を探る―中医協総会(2)
2018年度改定後、一般病院全体で損益比率は改善したが、国公立や特定機能病院では悪化—中医協総会(1)
オンライン診療料等の要件を段階的緩和、ICT用いた退院時共同指導等を実施しやすい環境整備―中医協総会(3)
夜間看護体制加算等の「看護師負担軽減」、早出・遅出やIoT導入など効果ある取り組みを―中医協総会(2)
総合入院体制加算、「特定行為研修修了看護師」配置の要件化へ―中医協総会(1)
在宅療養支援病院、往診担当医師は「オンコール体制」でも良い―中医協総会
【機能強化加算】、個々の患者に「かかりつけ医機能」について詳しく説明せよと支払側要望―中医協総会(2)
「紹介状なし患者からの特別負担」徴収義務、400床未満の地域医療支援病院へも拡大―中医協総会(1)
【療養・就労両立支援指導料】の対象を脳卒中や肝疾患にも広げ、より算定しやすく見直し―中医協総会(2)
救急医療管理加算、2020年度改定で算定要件の明確化・厳格化を検討―中医協総会(1)
「頭蓋内損傷リスクが低い小児、CT推奨しない」等のガイドライン遵守を診療報酬で評価すべきか―中医協総会
小児抗菌薬適正使用支援加算、算定対象を3歳以上にも広める一方で算定要件厳格化を模索―中医協総会(2)
急性期一般1の「重症患者30%以上」等の施設基準、中医協の支払側委員は「低すぎる」と強調
「医師働き方改革」に向けたマネジメントコスト、診療報酬で評価すべきか否かで激論―中医協総会(1)
慢性腎疾患患者への「腎移植の選択肢もある」などの情報提供を促進せよ―中医協総会(2)
緩和ケア病棟入院料を厳格化、「緩和ケアチームによる外来・在宅医療への関与」求めてはどうか―中医協総会(1)
薬局業務の「対物」から「対人」への移行促すため、14日以内の調剤料を引き下げてはどうか―中医協総会(2)
「働き方改革」への診療報酬でのサポート、人員配置要件緩和を進める方向は固まるが・・・―中医協総会(1)
リンパ浮腫指導管理料等、2020年度改定に向け「算定対象の拡大」を検討―中医協総会(2)
入院患者のポリファーマシー対策、減薬の成果だけでなく、減薬に向けた取り組みも評価してはどうか―中医協総会(1)
かかりつけ医機能を評価する【機能強化加算】、要件を厳格化すべきか―中医協総会
小規模な急性期一般1で認知症患者が多い背景、回復期リハの実績評価の妥当性など検討を―中医協・基本小委
2020年度診療報酬改定に向けた議論整理、地域医療構想の実現・働き方改革・オンライン診療などで意見対立―中医協総会
スタッフの8割以上が理学療法士の訪問看護ステーション、健全な姿なのか―中医協総会
2040年にかけて人口が70%減少する地域も、医療提供体制の再構築に向け診療報酬で何ができるのか―中医協総会
CT・MRIの共同利用、医療被曝防止に向けたガイドライン活用などを診療報酬でどう進めるか―中医協総会(2)
ポリファーマシー対策を診療報酬でどう進めるか、フォーミュラリの報酬評価には慎重意見―中医協総会(1)
新規の医療技術、安全性・有効性のエビデンス構築を診療報酬で促し、適切な評価につなげよ―中医協総会(2)
オンライン診療、「有効性・安全性のエビデンス」に基づき算定要件などを議論―中医協総会(1)
医師の働き方改革、入院基本料や加算の引き上げなどで対応すべきか―中医協総会(2)
がんゲノム医療の推進に向け、遺伝子パネル検査を6月から保険収載―中医協総会(1)
外来医療の機能分化に向け、「紹介状なし患者の定額負担」「かかりつけ医機能の評価」など議論―中医協総会(2)
画期的な白血病治療薬「キムリア」を保険収載、薬価は3349万円―中医協総会(1)
高齢者へのフレイル・認知症・ポリファーマシ―対策、診療報酬でどうサポートすべきか―中医協総会(3)
診療報酬で生活習慣病の重症化予防、治療と仕事の両立をどう進めていくか―中医協総会(2)
遺伝子パネル検査の保険収載に向けた検討進む、C-CATへのデータ提出等を検査料の算定要件に―中医協総会(1)
「院内助産」「外来での妊産婦対応」を診療報酬でどう支援していくべきか―中医協総会(2)
2020年度改定論議スタート、小児疾患の特性踏まえた診療報酬体系になっているか―中医協総会(1)
2020年度診療報酬改定に向け、「医師働き方改革」等のテーマ別や患者の年代別に課題を議論―中医協総会
中医協・基本小委、支払側が「看護必要度や地域包括ケア病棟などの厳格化」を強く要望
2020年度診療報酬改定に向け、「看護必要度」「地域包括ケア病棟」などの課題を整理―入院医療分科会
ICU、看護必要度とSOFAスコアを組み合わせた「新たな患者評価指標」を検討せよ―入院医療分科会(2)
A項目1点・B項目3点のみ患者、療養病棟で該当患者割合が高いが、急性期の評価指標に相応しいか―入院医療分科会(1)
病院病棟への「介護福祉士配置とその評価」を正面から検討すべき時期に来ている―入院医療分科会(3)
ICUの「重症患者」受け入れ状況、どのように測定・評価すべきか―入院医療分科会(2)
DPC病棟から地域包括ケア病棟への転棟、地ケア病棟入院料を算定すべきか、DPC点数を継続算定すべきか―入院医療分科会(1)
総合入院体制加算、地域医療構想の実現や病床機能分化を阻害していないか?―入院医療分科会(3)
救命救急1・3は救命救急2・4と患者像が全く異なる、看護必要度評価をどう考えるべきか―入院医療分科会(2)
「急性期一般2・3への移行」と「看護必要度IIの義務化」を分離して進めてはどうか―入院医療分科会(1)
【短期滞在手術等基本料3】、下肢静脈瘤手術などは外来実施が相当数を占める―入院医療分科会(4)
診療データ提出を小規模病院にも義務化し、急性期病棟にも要介護情報等提出を求めてはどうか―入院医療分科会(3)
資源投入量が少なく・在院日数も短いDPC病院、DPC制度を歪めている可能性―入院医療分科会(2)
看護必要度の「A1・B3のみ」等、急性期入院医療の評価指標として妥当か―入院医療分科会(1)
回復期リハ病棟でのFIM評価、療養病棟での中心静脈栄養実施、適切に行われているか検証を―入院医療分科会(2)
入院で実施されていない「免疫抑制剤の内服」「膀胱脱手術」など、看護必要度の評価対象から除くべきか―入院医療分科会(1)
回復期リハビリ病棟から退棟後の医療提供、どのように評価し推進すべきか―入院医療分科会(3)
地域包括ケア病棟の実績評価要件、在宅医療提供の内容に大きな偏り―入院医療分科会(2)
点数が「DPC<地域包括ケア」時点にDPC病棟からの転棟が集中、健全なのか―入院医療分科会(1)
療養病棟に入院する医療区分3の患者、退院患者の8割弱が「死亡」退院―入院医療分科会(2)
入退院支援加算1の「病棟への入退院支援スタッフ配置」要件、緩和すべきか―入院医療分科会(1)
介護医療院の整備など進め、患者・家族の「退院後の介護不安」解消を図るべき―入院医療分科会(2)
急性期一般1では小規模病院ほど認知症入院患者が多いが、看護必要度への影響は―入院医療分科会(1)
看護必要度IとIIとで重症患者割合に大きな乖離、要因を詳しく分析せよ―中医協・基本小委
自院の急性期患者の転棟先として、地域包括ケア病棟を選択することは「問題」なのか―入院医療分科会(2)
7対1から急性期2・3への移行は3%強にとどまる、看護必要度IIの採用は2割弱―入院医療分科会(1)
2020年度改定、入院医療では「救急」や「認知症対策」なども重要論点に—入院医療分科会(2)
DPC対象病院の要件を見直すべきか、入院日数やDPC病床割合などに着目して検討―入院医療分科会(1)
2018年度改定で新設された【急性期一般入院料1】を選択する理由はどこにあるのか―入院医療分科会
2020年度の次期診療報酬改定に向け、急性期一般入院料や看護必要度などを調査―入院医療分科会
2020年度に「稼働病床数を1割以上削減」した病院、国費で将来の期待利益を補助―厚労省
医師働き方改革、「新たな医療提供体制に向かうチャンス」の可能性も―社保審・医療部会
2020年度診療報酬改定を了承、「医師の働き方改革推進」を重点課題に据える―社保審・医療保険部会
外来から患者の入退院を支援するPatient Flow Management(PFM)が急性期病院の将来を救う
アドバンス・ケア・プランニング(ACP)、我が国では「人生会議」と呼んでは―厚労省
ACP等の普及に向けて多くの提案、「医師少数地域での勤務経験」の活用法に期待集まる―社保審・医療部会(2)
ACP、実は既に医療・介護現場で実践している「最期の過ごし方」に関する話し合い―厚労省・検討会
人生の最終段階の医療・ケア方針、決定後も「繰り返し話し合う」ことが重要―厚労省
人生の最終段階の医療・ケア、ガイドライン改訂版を近く公表―厚労省・検討会
人生の最終段階にどのような医療・ケアを受けたいか、一人ひとりが考えることが重要―厚労省・検討会