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GemMed塾 新制度シミュレーションリリース

2019年度の生活習慣病医療費、入院では脳血管障害、入院外では糖尿病がトップで増加も続く—健保連

2021.6.24.(木)

2019年度における生活習慣病の医療費を分析すると、▼入院では「脳血管障害」の医療費がさらに増加している▼入院外では「糖尿病」の医療費が増加を続けている―。

医療費を細かく分解して分析すると、入院における「脳血管障害」では▼1件当たり日数(つまり入院期間)の長さ▼1日当たり医療費(医療資源投入量)の高さ―が医療費増の大きな要因となっており、例えば「リハビリテーションの早期開始や入退院支援の充実などによる早期退院の促進」「後発医薬品の使用促進」などが医療費適正化に向けて効果的である―。

また、入院外における糖尿病では▼受診率が高い▼1日当たり医療費の高さ―が医療費増の大きな要因となっており、例えば「生活習慣の改善指導による予防」「オンライン診療の活用によるドロップ防止」「後発医薬品の使用促進」などが重要である―。

健康保険組合連合会が6月23日に公表した2019年度の「生活習慣関連疾患医療費に関する調査」から、こういった状況が明らかになりました(健保連のサイトはこちら)(2018年度の状況に関する記事は こちら、2017年度の状況に関する記事はこちら、2016年度に関する記事はこちら)。

健保組合加入者、脳血管障害の医療費がさらに増加している点に留意を

主に大企業で働くサラリーマンとその家族が加入する健康保険組合(健保組合)の連合組織である健康保険組合連合会(健保連)では、加入者のレセプトなどをさまざまな角度から分析して各種提言を行うなど、かねてからデータヘルスに積極的に取り組んでいます。

「医療費が増加し我が国の財政を圧迫している」状況下では、加入者が自分自身で生活習慣や医療機関受診行動を変容させることも極めて重要なことから、保険者(健保組合等)が加入者の行動変容に向けて「データに基づいた支援」を行っているのです。

今般、健保連は、1295組合におけるレセプト(2億7098万2014件)を対象に、2019年度の生活習慣病(▼糖尿病▼脳血管障害▼虚血性心疾患▼動脈閉塞▼高血圧症▼高尿酸血症▼高脂血症▼肝機能障害▼高血圧性腎臓障害▼人工透析―の10疾患)医療費について分析を行いました。以下、分析結果を眺めてみましょう。

まず2019年度における健保組合加入者の医科・調剤医療費を見ると約3兆6437億円(前年度から3.3%増加)で、このうち生活習慣病10疾患の医療費は4422億円(同2.4%増)。医科・調剤医療費に占める生活習慣病医療費の割合は全体の12.6%(前年度に比べて0.4ポイント増)となりました。

入院と入院外に分けると、入院576億円(生活習慣病医療費の13.0%、前年度からシェアが0.1ポイント減)、入院外3846億円(同87.0%、同0.1ポイント増)で、入院外が約9割を占めている状況は変わっていません。



ここから、入院と入院外とのそれぞれについて、疾患別に医療費の状況を見ていきましょう。まず入院についてです。

「入院における生活習慣病10疾患医療費」を100として、疾患別の構成を見ると、▼脳血管障害:37.1%(前年度から0.5ポイント増)▼虚血性心疾患:28.4%(同0.6ポイント減)▼糖尿病:12.5%(同0.1ポイント増)▼高血圧症:9.4%(同0.1ポイント減)▼人工透析:9.2%(同0.2ポイント増)—などが多くなっています。前年度から順位の変動はありませんが、「脳血管障害」のシェアが前々年度・前年度と徐々に増加している点が気になります。

医科入院の医療費シェア(2019年度生活習慣病医療費1 210623)



被保険者本人(以下、本人)と家族で分けて見ると、本人では▼脳血管障害:34.7%(前ん度から0.6ポイント増)▼虚血性心疾患:33.6%(同0.9ポイント減)▼糖尿病:12.0%(同0.3ポイント増)▼高血圧症:9.1%(同0.1ポイント減)▼人工透析:7.3%(同0.3ポイント増)―など、家族では▼脳血管障害:44.3%(同0.5ポイント増)▼人工透析:15.3%(同0.5ポイント増)▼糖尿病:14.1%(同0.3ポイント減)▼虚血性心疾患:12.1%(同0.2ポイント減)▼高血圧症:10.2%(同0.5ポイント減)―などが多くなっています。「本人で脳血管障害が増加し、シェア1位となった」「家族で脳血管障害のシェアがさらに増加した」点などがやはり気になります。今後の状況を注視していく必要があります。

医科入院・本人の医療費シェア(2019年度生活習慣病医療費2 210623)

医科入院・家族の医療費シェア(2019年度生活習慣病医療費3 210623)

脳血管障害や人工透析では後発品使用促進、高血圧症等では生活習慣改善が重要

「医療費を適正化する」という視点でものを考える際には、「患者を減らす」(例えば、生活習慣を改善して病気にかからないようにしたり、不要な医療機関受診を控えるなど)ことと、「1人当たり医療費を少なくする」(例えば、検診等によって病気を早期発見し、早期治療に結びつけたり、不要な検査や医薬品投与を是正したりするなど)こととに、分けて考えることが有用です。ここでは後者の「1人当たり医療費」を詳しく見てみます。

生活習慣病の中でも「1人当たり医療費」は疾患によって大きく異なります。本人では、▼脳血管障害:976円(前年度から30円増)▼虚血性心疾患:943円(同13円減)▼糖尿病:336円(同11円増)▼高血圧症:255円(同1円増)▼人工透析:204円(同9円増)―の順で医療費が高くなっています。

医科入院外・本人の1人当たり医療費(2019年度生活習慣病医療費4 210623)



さらに、これら疾患の「1人当たり医療費」を、(1)受診率(1000人当たり件数)(2)1件当たり日数(3)1日当たり医療費—の3要素に分解してみましょう。1人当たり医療費の高さが、何に起因するのか(医療機関を受診する回数が多いからなのか(受診率)、治療期間が長いからなのか(1件当たり日数)、1日当たりの医療資源投入量が多いからなのか(1日当たり医療費))を探り、対策を立てやすくするためです。2019年度における「1人当たり入院医療費」の高い疾患では、次のような背景が分かります。

▽脳血管障害:「1件当たり日数」が16.8日(前年度から0.2日延伸)で最も高く、「1日当たり医療費」が2万7860円(同22円増)で3番目に高い

▽虚血性心疾患:「1日当たり医療費」が4万2701円(同790円減)で最も高い

▽糖尿病:「受診率」が7.0(同増減なし)で2番目に高い

▽高血圧症:「受診率」が8.8(同増減なし)で最も高い

▽人工透析:「1日当たり医療費」が3万3453円(同433円増)で、2番目に高い

医科入院・本人の医療費3要素(2019年度生活習慣病医療費5 210623)



一方、家族の「1人当たり医療費」が高い疾患は、▼脳血管障害:531円(前年度に比べて9円増)▼人工透析:184円(同8円増)▼糖尿病:169円(同3円減)▼虚血性心疾患:145円(同1円減)▼高血圧症:123円(同4円減)―の順で医療費が高くなっています。状況は前年度と大きく変わっていません。

医科入院・家族の1人当たり医療費(2019年度生活習慣病医療費6 210623)



3要素に分解してみると、次のような状況が伺えます。

▽脳血管障害:「1件当たり日数」が18.2日(前年度に比べて0.5日延伸)、「1日当たり医療費」が2万992円(同148円増)で、ともに2番目に高い

▽人工透析:「1日当たり医療費」が2万9901円(同293円増)で、群を抜いて最も高い

▽糖尿病:「受診率」が3.9(同増減なし)で2番目に高い

▽虚血性心疾患:「1日当たり医療費」が1万363円(同129円増)で3番目に高い

▽高血圧症:「受診率」が4.4(同増減なし)で最も高い

医科入院・家族の医療費3要素(2019年度生活習慣病医療費7 210623)



こうしたデータをもとに「1人当たり医療費」を低くする方策(もちろん医療の質は担保しなければならない点は述べるまでもない)を考えてみると、次のような大枠の整理ができそうです。

▼受診率の高い疾患(本人・家族ともに高血圧症・糖尿病・高脂血症)
→生活習慣の改善を支援し、「予防」を推進する(まさに「保険者機能」が問われる部分であり、保険者ごとに「同じ疾患の受診率」を比較するなどの取り組みにも期待が集まる)
→状態の安定した患者については、「外来移行」を検討する

▼1件当たり日数の長い疾患(本人・家族ともに動脈閉塞や脳血管障害、人工透析)
→「早期退院」に向けて、医療機関における入退院支援や在宅医療体制整備、早期のリハビリテーション実施などを総合的に進める(診療報酬での対応が効果的であり、中央社会保険医療協議会などでの議論に期待が集まる)

▼1日当たり医療費の高い疾患(本人・家族ともに脳血管障害や人工透析)
→同じ効果で低価格の後発医薬品の使用を進める(学会等が主導し、「医療の質を保ちながら、経済性をも考慮した診療ガイドライン」を策定することなどに期待が集まる)

入院外での糖尿病医療費シェア増加が続く、オンライン診療活用したドロップ防止も重要

次に入院外を見てみましょう。上述のとおり、生活習慣病医療費の9割は入院外で発生しており、その動向を確認することが医療費適正化に向けて極めて重要です。

「入院外における生活習慣病疾患医療費」を100として疾患別の構成を見ると、▼糖尿病:31.8%(前年度から0.7ポイント増)▼高血圧症:25.3%(同1.0ポイント減)▼高脂血症:18.2%(同0.1ポイント増)▼人工透析:16.4%(同0.1ポイント増)▼高尿酸血症:3.1%(同0.2ポイント増)▼虚血性心疾患:2.5%(同0.2ポイント減)—などが多くなっています。順位やシェアに大きな変動はありません。

医科入院外の医療費シェア(2019年度生活習慣病医療費8 210623)



本人・家族別に見ると、本人では▼糖尿病:32.4%(前年度から0.7ポイント増)▼高血圧症:26.0%(同1.0ポイント減)▼高脂血症:17.5%(同0.2ポイント増)▼人工透析:15.4%(同0.1ポイント増)▼高尿酸値血症:3.8%(同0.3ポイント増)―、家族では▼糖尿病:29.8%(同0.8ポイント増)▼高血圧症:23.0%(同0.8ポイント減)▼高脂血症:20.8%(同0.1ポイント増)▼人工透析:19.9%(同0.2ポイント減)▼脳血管障害:2.6%(同0.1ポイント減)―という順です。前年度から本人・家族ともに糖尿病がシェア第1位となり、シェア率が高くなってきている点が気になります。

医科入院外・本人の医療費シェア(2019年度生活習慣病医療費9 210623)

医科入院外・家族の医療費シェア(2019年度生活習慣病医療費10 210623)



疾患別に1人当たり医療費を見てみると、本人では▼糖尿病:6249円(前年度に比べて262円増)▼高血圧症:5015円(同95円減)▼高脂血症:3371円(同105円増)▼人工透析:2962円(同69円増)―の順で高くなっています。

医科入院外・本人の1人当たり医療費(2019年度生活習慣病医療費11 210623)



1人当たり医療費を上述した「3要素」に分解してみると、次のようになりました。

▽糖尿病:「受診率」が593.9(前年度に比べて12.7増)で3番目に高い

▽高血圧症:「受診率」が873.6(同9.2増)で最も高い

▽高脂血症:「受診率」が801.0(同23.1増)で2番目に高い

▽人工透析:「1件当たり日数」12.4日(同増減なし)と「1日当たり医療費」3万867円(同209円増)が、飛び抜けて高い(いずれも最多)

医科入院外・本人の医療費3要素(2019年度生活習慣病医療費12 210623)



家族で「1人当たり医療費」が高い疾患は、▼糖尿病:2169円(前年度に比べて63円増)▼高血圧症:1674円(同54円減)▼高脂血症:1514円(同13円増)▼人工透析:1450円(同23円増)―などです。

医科入院外・家族の1人当たり医療費(2019年度生活習慣病医療費13 210623)



これらを3要素に分解してみると、次のような状況が分かります。

▽糖尿病:「受診率」が251.0(前年度に比べて3.3増)で3番目に高く、「1日当たり医療費」が6215円(同161円増)で2番目に高い

▽高血圧症:「受診率」が334.5(同2.2減)で2番目に高い

▽高脂血症:「受診率」が366.3(同3.9減)で最も高い

▽人工透析:「1件当たり日数」が12.6日(同0.1日増)と「1日当たり医療費」が2万8637円(同381円増)と、飛び抜けて高い(いずれも最多)

医科入院外・家族の医療費3要素(2019年度生活習慣病医療費14 210623)



人工透析については、2018年度・20年度改定で「適正化」(例えば合併症治療薬の後続品登場を踏まえた点数の引き下げなど)が行われていますが、その効果は、今回のデータには現れていないようです。

また、本人・家族ともに受診率が高い▼糖尿病▼高血圧症▼高脂血症―に関しては、生活習慣の改善による「予防」、適正な医療機関受診による「重症化予防」が極めて重要となります。同時にオンライン診療の活用により「軽症者の治療からのドロップ(多忙かつ面倒である)を防止し、重症化を予防する」という取り組みにも期待が集まります。

なお、政府は骨太方針2021(経済財政運営と改革の基本方針2021)の中で「かかりつけの患者、他院から診療情報提供などが得られた患者、事前のオンライン相談などで医学的状況が相当程度把握できた患者」には「初診」からオンライン診療を解禁する方針を明確にしています(関連記事はこちらこちらこちらこちらこちら)。これが患者の受診行動にどういった影響を及ぼすのかも注視していく必要があるでしょう(新型コロナウイルス感染症下で認められているオンライン初診では「軽度の発熱」などが多く、慢性疾患では大きな変化はない)。

「年齢が上がると虚血性心疾患、脳血管障害、高血圧症リスクが急騰する」点を再確認

次に、「生活習慣病10疾患の医療費」を100として、年齢階層別に「10疾患の構成割合」を見てみると、次のような状況が分かりました。40歳以上を対象とした「特定健診」「特定保健指導」の重要性などを再確認することができるでしょう。

【入院】
▽本人では、年齢が上がるとともに「虚血性心疾患」の医療費シェアが高まっており、60歳を過ぎると4割程度を占める(前年度に比べ、「虚血性心疾患」医療費の高まりがなだらかになっている)

医科入院・本人の年齢階級別医療費シェア(2019年度生活習慣病医療費15 210623)



▽家族では、「脳血管障害」の医療費シェアが高く、また55歳を過ぎる「虚血性心疾患」の医療費シェアが2桁になる(前年度より「虚血性心疾患」の医療費シェア増が若い世代にシフトしている点に留意)

医科入院・家族の年齢階級別医療費シェア(2019年度生活習慣病医療費16 210623)



【入院外】
▽本人・家族とも、40歳代から「高血圧症」の医療費シェアが増加する(とりわけ家族で顕著)

医科入院外・本人の年齢階級別医療費シェア(2019年度生活習慣病医療費17 210623)

医科入院外・家族の年齢階級別医療費シェア(2019年度生活習慣病医療費18 210623)



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