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新型コロナ対応、N95マスクは滅菌により2回までの再利用等が可能―厚労省

2020.4.14.(火)

新型コロナウイルス感染症の拡大により医療現場では「N95マスク」(微生物を含む外気から、装着者を守るために使用する)の需要が急激に高まっています。

そうした中で厚生労働省は4月10日に事務連絡「N95マスクの例外的取扱いについて」を示し、自治体や医療現場に「再利用」や「複数患者に対応する際の継続使用」をはじめとする効率的な使用を求めました(厚労省のサイトはこちら)。



まず、N95マスクについては「エアロゾルが発生するような手技を行う時」(気管内吸引、気管内挿管、下気道検体採取など)の診療場面での使用が推奨されており、こうした場面「以外」ではサージカルマスク(装着者から排出される微生物を含む粒子が拡散することを防ぐために使用する)などを適切に使用してほしい、と呼び掛けています。新型コロナウイルスについては、接触のほかエアロゾルによって感染するリスクの高いことが知られており、N95マスクは、エアロゾル発生を伴う手技の際に限定して使用することで、N95マスク不足に対応する必要があるためです。



また、次の考え方に基づいて、N95マスクを可能な限り「効率的に使用する」ことも求めています。

▽滅菌器活用等によって「再利用」(ただし2回まで)に努める(下記に手順・留意点を記載)

▽必要な場合は、有効期限に関わらず利用する

複数の患者を診察する場合に、同一のN95マスクを継続して使用する(下記に手順・留意点を記載)

▽N95マスクに名前を記載し、交換は1日1回とする

▽KN95マスクなどの医療用マスクも「N95マスクに相当するもの」として取り扱い、活用するよう努める(米国FDA(アメリカ食品医薬品局)は、中国製のKN95マスクなどの医療用マスクの使用方法に関して緊急使用承認(EUA)を与えた)



【N95マスクの再利用法】
▽過酸化水素水プラズマ滅菌器を用いた再利用法
▼米国において、メーカーと規制当局との連携により「過酸化水素水プラズマ滅菌器」(手術器具の滅菌などに用いられるステラッド100S、ステラッドNX、ステラッド100NX)を使用し、N95マスクの滅菌・再利用が可能であると示唆されていることを踏まえて対応する(N95マスクは医療機器でないため、当該滅菌器の添付文書の記載にかかわらず、使用しても差し支えない)。
再利用は2回までとする(3回の再利用でN95マスクの換気能が低下する)

▽1人に5枚のN95マスクを配布し、5日間サイクルで毎日取り替える再利用法
▼新型コロナウイルスはプラスチック、ステンレス、紙の上では72 時間しか生存できないことが報告されており、N95マスクを1人につき5枚配布し、使用したものを通気性のよいきれいなバッグに保管し、毎日取り替えて5日間のサイクルで使用する



【N95マスクの継続使用に係る注意点】
▽目に見えて汚れた場合や損傷した場合は廃棄する
▽N95マスクを外す必要がある場合は、患者のケアエリアから離れる


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