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診療報酬改定セミナー2024 看護必要度シミュレーションリリース

FLT3遺伝子検査、再発・難治性「以外」の急性骨髄性白血病患者に、広く抗がん剤選択のための遺伝子検査を行う場合に算定可—厚労省

2023.5.26.(金)

D006-14【FLT3遺伝子検査】(4200点)は「再発または難治性の急性骨髄性白血病(急性前骨髄性白血病を除く)」について、最適な抗がん剤選択のための遺伝子検査を行う場合にのみ算定が認められていたが、「再発または難治性」という縛りをとき、急性骨髄性白血病(急性前骨髄性白血病を除く)患者に対し、広く適切な抗がん剤選択のための遺伝子変異検査を行う場合にも算定可能とする—。

厚生労働省は5月25日に通知「検査料の点数の取扱いについて」を発出し、こうした点を明らかにしました。同日(2023年5月25日)から適用されています(厚労省サイトはこちら)。より多くの白血病患者について「最適な抗がん剤」選択を行う環境が整えられてきています。

「再発」「難治性」という縛りを解く

今般の通知では、「急性骨髄性白血病(急性前骨髄性白血病を除く)患者に対し、適切な抗がん剤選択のための遺伝子変異検査」に関する保険診療上の算定ルールを見直しています。

これまで、D006-14【FLT3遺伝子検査】(4200点)は「再発または難治性の急性骨髄性白血病(急性前骨髄性白血病を除く)」について、最適な抗がん剤選択のための遺伝子検査を行う場合に算定が認められていました。

今般の見直しでは「再発または難治性」という縛りを解き、「急性骨髄性白血病(急性前骨髄性白血病を除く)患者に対し、広く、適切な抗がん剤選択のための遺伝子変異検査」を行う場合にも算定可能としています。対象患者の拡大のみが行われ、要件などは次のとおりとなります。

▽対象患者(拡大)
これまで「再発または難治性の急性骨髄性白血病(急性前骨髄性白血病を除く)」

本年(2023年)5月25日以降「急性骨髄性白血病(急性前骨髄性白血病を除く)」

▽検査内容
FRT3遺伝子の縦列重複(ITD)変異、およびチロシンキナーゼ(TKD)変異の評価(変更なし)

▽検体
骨髄液または末梢血(変更なし)

▽検査法

PCR法およびキャピラリー電気泳動法(変更なし)

▽目的
抗悪性腫瘍剤による治療法の選択(変更なし)

▽算定回数
患者1人につき1回(変更なし)



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