抗がん剤「オプジーボ」と「ヤーボイ」、新たに「髄膜炎」の副作用が判明—厚労省
2023.6.15.(木)
悪性黒色腫や非小細胞肺がんなど、多くのがん治療に用いる画期的な抗がん剤の「オプジーボ」と「ヤーボイ」について、新たに「髄膜炎」の副作用が判明した—。
厚生労働省は6月13日に通知「『使用上の注意』の改訂について」を発出し、こうした点について製薬メーカーに改訂を指示するとともに、医療現場に対し注意喚起を行いました(厚労省サイトはこちら)。両剤を用いた治療を行う際には、副作用の発現にも留意した管理が求められます。
●悪性黒色腫、腎細胞がん、結腸・直腸がん、非小細胞肺がん、食道がんなどの治療に用いる「イピリムマブ(遺伝子組換え)」(販売名:ヤーボイ点滴静注液20mg、同点滴静注液50mg)
▽新たな「重大な副作用」:髄膜炎
●悪性黒色腫、非小細胞肺がん、腎細胞がん、頭頸部がん、胃がん、結腸・直腸がん、食道がん、原発不明がんなどの治療に用いる「ニボルマブ(遺伝子組換え)」(販売名:オプジーボ点滴静注20mg、同点滴静注100mg、同点滴静注120mg、同点滴静注240mg)
▽新たな「重大な副作用」:髄膜炎
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