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GemMed塾 ミニウェビナー DPC委員会のありかたとは?

新型コロナ検査(PCR検査)に関し、検査手法の明確化つづく―厚労省

2020.5.15.(金)

中華人民共和国武漢市で発生したとみられる新型コロナウイルスが本邦でも猛威を振るっています。安倍晋三内閣総理大臣が5月14日に、▼北海道▼東京都▼神奈川県▼千葉県▼埼玉県▼大阪府▼京都府▼兵庫県―の8都道府県を除く39県において緊急事態宣言を解きましたが、いわゆる第2波、第3波の到来も危惧されています。

感染拡大を防止するために、「上記の8都道府県では、不要不急の外出等を自粛する。3つの密(密閉、密集、密接)を避ける」「39県でも、3密を避けるための新たな生活様式に転換していく」ことなどが求められるとともに、医療提供体制の確保(とりわけ重症者への入院医療体制確保)が重要となる点に変わりはありません。

医療提供体制に関しては、2月25日の「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」において、▼患者数増等を見据え、医療機関における病床や人工呼吸器等の確保を進める▼患者数が大幅に増えた状況では、一般医療機関の外来で、診療時間や動線を区分するなどの感染対策を講じた上で、新型コロナウイルス感染疑い患者を受け入れる▼高齢者や基礎疾患を有する者では、重症化しやすいことを念頭におき、より早期・適切な受診につなげる▼風邪症状がない高齢者や基礎疾患を有する者等に対する継続的な医療・投薬等については、感染防止の観点から、「電話による診療等により処方箋を発行する」など、極力、医療機関を受診しなくてもよい体制を構築する―などの考えを明確化し、患者数拡大に合わせて順次、この基本方針の具体化が順次進められてきています。



併せて政府は、3月6日に新型コロナウイルス感染の鑑別を補助するPCR検査を保険適用。これに関連して厚労省は5月12日に事務連絡「疑義解釈資料の送付について(その11)」を発出。保険適用されている新型コロナウイルスのPCR検査「SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)核酸検出」を実施する際に用いるものとして、国立感染症研究所ホームページの「臨床検体を用いた評価結果が取得された2019-nCoV遺伝子検査方法について」に記載された「東洋紡新型コロナウイルス検出キット SARS-CoV-2 Detection Kit」が該当することが明確にされています(厚労省のサイトはこちら)。

2020年度診療報酬改定の疑義解釈(その10)、疑義解釈(その9)疑義解釈(その8)、疑義解釈(その7)疑義解釈(その6)疑義解釈(その4)、疑義解釈(その3)疑義解釈(その2)、2018年度診療報酬改定の疑義解釈(その25)、疑義解釈(その24)疑義解釈(その23)疑義解釈(その22)疑義解釈(その21)と合わせてご確認ください。



なお、新型コロナウイルス感染症に対する診療報酬上の措置・特例については、中央社会保険医療協議会・総会を持ち回りで開催することなどのより、「迅速かつ柔軟な対応を図る」こととなっています(関連記事はこちらこちらこちらこちらこちらこちらこちらこちらこちらこちら)。

また新型コロナウイルスの抗原検査が新たに保険適用されており、患者数の多い都道府県(東京都、大阪府、神奈川県、北海道、沖縄県)の帰国者・接触者外来、全国の特定機能病院、全国の救命救急センターでPCR検査と併用していくことになります(関連記事はこちら)。

現時点における抗原検査とPCR検査との棲み分けイメージ(中医協総会(1)1 200513)



病院ダッシュボードχ 病床機能報告MW_GHC_logo

 

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