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1021ミニセミナー診療報酬改定セミナー2026

2024年度に大学病院全体で「508億円の経常赤字」、22年度比で医薬品費が14.4%増、診療材料費が14.1%増と経営圧迫—医学部長病院長会議

2025.10.3.(金)

物価・人件費などの急騰で病院経営は危機に瀕しているが、我が国の高度医療(高難度手術等)の砦となる大学病院では、2024年度には全体で508億円の経常赤字となってしまった—。

全国医学部長病院長会議が9月30日に公表した2024年度における「大学病院の経営状況」から、こういった状況が明らかになりました(医学部長病院長会議のサイトはこちら)。

国立の71.4%、公立の87.5%、私立の64.5%が赤字経営、高度医療の砦が崩落してしまう

まず大学病院全体(81病院)の経常収支を見ると「508億円の赤字」(前年度から340億円の悪化)となりました。経常赤字率は▲1.5%で、前年度(▲0.5%)から1.0ポイント悪化しています。

大学病院全体の経営状況(2024年度大学病院経営状況1 250930)



また「増収減益」となっており、その背景について医学部長病院長会議では、次のように人件費や物価の急騰があることを示しています(収益増<支出増により赤字が拡大)。
(主に人件費急騰の影響)
▽給与費:2022→24年度にかけて7.0%増
▽委託費(言わば外部給与費):同11.4%増

(主に物価急騰の影響)
▽医薬品費:同14.4%増
▽診療材料費:同14.1%増

大学病院の支出状況(2024年度大学病院経営状況2 250930)



これを「国立」「公立」「私立」に分けてみると次のような状況です。

【国立】(42病院)
▽全体では286億円の経常赤字で、前年度から赤字幅は226億円拡大(悪化)
▽経常赤字率で見ると▲1.7%で、前年度(▲0.4%)から1.3ポイントの悪化
▽増収減益(収益増<支出増)の構造となっている

国立大学病院全体の経営状況1(2024年度大学病院経営状況3 250930)



▽個別に見ると、12病院が黒字、30病院が赤字(赤字病院割合71.4%)
▽赤字30病院のみの赤字額合計は364億円(1施設平均で▲12億円強)

国立大学病院全体の経営状況2(2024年度大学病院経営状況4 250930)



【公立】(8病院)
▽全体では91億円の経常赤字で、前年度から赤字幅は13億円拡大(悪化)
▽経常赤字率で見ると▲2.8%で、前年度(▲2.5%)から0.3ポイントの悪化
▽増収減益(収益増<支出増)の構造となっている

公立大学病院全体の経営状況1(2024年度大学病院経営状況5 250930)



▽個別に見ると、1病院が黒字、7病院が赤字(赤字病院割合87.5%)
▽赤字7病院のみの赤字額合計は103億円(1施設平均で▲15億円弱)

公立大学病院全体の経営状況2(2024年度大学病院経営状況6 250930)



【私立】(31病院)
▽全体では131億円の経常赤字で、前年度から赤字幅は101億円拡大(悪化)
▽経常赤字率で見ると▲0.9%で、前年度(▲0.2%)から0.7ポイントの悪化
▽増収減益(収益増<支出増)の構造となっている

私立大学病院全体の経営状況1(2024年度大学病院経営状況7 250930)



▽個別に見ると、11病院が黒字、20病院が赤字(赤字病院割合64.5%)
▽赤字20病院のみの赤字額合計は469億円(1施設平均で▲23億円強)

私立大学病院全体の経営状況2(2024年度大学病院経営状況8 250930)



医学部長病院長会議では、2024年度には▼臓器移植全体の84.4%(前年度は77.4%)、肺移植のすべて(前年度も同じ)、心臓移植の77.6%(同69.2%)などを実施している▼DPC標準病院群と比べて多くの高難度手術(日本外科学会で定める「12年以上の経験のある専門医が行うべきE難度手術など」を実施している—という具合に、データをもって「大学病院が我が国における高度医療の砦」となっていることを紹介。

大学病院の赤字幅拡大は、この「高度医療の砦」が崩落し、「本邦における医療水準の低下、国民が高度医療を受けられなくなる」ことにつながってしまいます。

大学病院の臓器移植実績(2024年度大学病院経営状況9 250930)

大学病院の手術実績(2024年度大学病院経営状況10 250930)



2026年度診療報酬改定での対応や、緊急の経営支援などを検討していく必要があるでしょう。



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