Generic selectors
Exact matches only
Search in title
Search in content
Search in posts
Search in pages
GemMed塾 病院ダッシュボードχ 病床機能報告

【2022年度診療報酬改定答申1】充実した急性期一般1を評価する新加算、7日以内460点、8-11日250点、12―14日180点

2022.2.9.(水)

2022年度の次期診療報酬改定に向けて、2月9日に開催された中央社会保険医療協議会・総会において、新点数や新施設基準等の概要が明らかになりました。

●2022年度診療報酬関係の資料(告示内容等)はこちら(中医協資料)

Gem Medでは何回かに分けて答申内容、つまり新点数・新施設基準の大枠を眺めていきます(詳細は3月上旬の告示(点数表や施設基準)、解釈通知等を待つ必要があります)。本稿では「急性期入院医療」に焦点を合わせます。2020年初めから猛威を振るう新型コロナウイルス感染症に対応する中で「急性期医療・高度急性期入院料」の重要性が再確認されました。とりわけ「我が国では急性期入院医療体制が分散し、医療資源が散在してしまっている。これがコロナ感染症の重症者対応が難しくなった一要因である」点が強く認識され、急性期機能の集約化を診療報酬でもサポートしていく方針が明確になってきています。

急性期充実体制加算は14日間で4760点、総合入院体制加算1は同じく3360点、併算定×

まず、手術や救急医療等の高度専門的医療・急性期医療の提供体制を十分に確保する急性期病棟について、新たに【急性期充実体制加算】で評価することとなりました。点数は▼7日以内:460点(1日につき)▼8-11日:250点(同)▼12-14日:180点—に設定されています。

主な施設基準を見ると、▼急性期一般1を算定する病院▼高度専門的医療・救急医療にかかる体制と実績を有すること(ICU等にユニット設置や手術・救急搬送受け入れ件数が一定以上など)▼入院患者の急変徴候をとらえて対応する体制(RRS:Rapid Response System)の導入―などが上がりました。詳細は3月上旬の告示・通知を待つ必要があります。

RRSの概要(中医協総会(2)1 211110)

RRS導入で院内死亡が減少する効果(中医協総会(2)2 211110)



なお、【急性期充実体制加算】は【総合入院体制加算】との併算定が認められません。

【総合入院体制加算】のうち「加算1」は1日につき240点を14日算定可能であり、1患者につき累計で3360点の算定が可能です。

一方、【急性期充実体制加算】を14日算定すると、「460点×7」+「250点×4」+「180点×3」=4760点を算定することが可能です。

両者には「手術実績」や「救急搬送受け入れ実績」など重複すると思われる基準・要件が設けられていますが、一方で【総合入院体制加算】には「精神科を含めた、診療科要件や分娩件数要件などがあり、総合的な機能を持つ地域の基幹病院」を評価するという色合いが濃く、【急性期充実体制加算】には「ICU等の設置などが求められ、高度急性期医療を提供する病院」という色合いが濃いと見ることができそうです。【急性期充実体制加算】の詳細を待つ必要がありますが、「2つの加算の棲み分け」を注視していくことが重要でしょう。



なお、【総合入院体制加算】については、施設基準に関して▼「人工心肺手術が年間40件以上」について「人工心肺手術、人工心肺を用いない冠動脈、大動脈バイパス手術が年間40件」とする▼外来縮小要件の中に「紹介受診重点病院であること」を追加する―などの見直しを行います。また後述のとおり「重症患者割合(看護必要度を満たす患者割合)の見直し」も行われます。

総合入院体制加算の看護必要度割合、加算1・2では必要度Iで33%、必要度IIで30%に

また、すでに中医協総会で決着していますが一般病棟用の重症度、医療・看護必要度(以下、一般病棟用の看護必要度)について「項目の見直し」(心電図モニター管理削除など)や「重症患者割合(看護必要度を満たす患者の割合)の見直し」などが行われます。

各種入院料や加算における重症患者割合は、次のように見直されます。なお、急性期一般1について、新たに「許可病床数200床以上400床未満」の場合にもレセプト電算処理システムコードを用いる看護必要度IIが義務化されますが、今年(2022年)12月31日までは経過措置が置かれます。

【急性期一般1】
(現行)必要度I:31%以上、必要度II:29%以上

(見直し後)
▽許可病床数200床以上では必要度I:31%以上(看護必要度IIが義務化されるため経過措置としてのみ存在する)、必要度II:28%以上
▽許可病床数200床未満では必要度I:28%以上、必要度II:25%以上

【急性期一般2】
(現行)必要度I:28%以上、必要度II:26%以上

(見直し後)
▽許可病床数200床以上では必要度I:27%以上、必要度II:24%以上
▽許可病床数200床未満では必要度I:25%以上、必要度II:22%以上

【急性期一般3】
(現行)必要度I:25%以上、必要度II:23%以上

(見直し後)
▽許可病床数200床以上では必要度I:24%以上、必要度II:21%以上
▽許可病床数200床未満では必要度I:22%以上、必要度II:19%以上

【急性期一般4】
(現行)必要度I:22%以上、必要度II:20%以上

(見直し後)
▽許可病床数200床以上では必要度I:20%以上、必要度II:17%以上
▽許可病床数200床未満では必要度I:18%以上、必要度II:15%以上

【急性期一般5(急性期一般6を統合)】
(現行)
▽急性期一般5では必要度I:20%以上、必要度II:18%以上
▽急性期一般6では必要度I:18%以上、必要度II:15%以上

(見直し後)
▽必要度I:17%以上、必要度II:14%以上

【急性期一般6(従前の急性期一般7)】
(現行)測定していること

(見直し後)測定していること

【特定機能病院7対1】
(現行)必要度II:28%以上

(見直し後)必要度II:28%以上(見直しなし)

【専門病院7対1】
(現行)必要度I:30%以上、必要度II:28%以上

(見直し後)必要度I:30%以上、必要度II:28%以上(見直しなし)

【結核病棟7対1】
(現行)必要度I:11%以上、必要度II:9%以上

(見直し後)必要度I:10%以上、必要度II:8%以上

【看護必要度加算1(特定機能、専門)】
(現行)必要度I:22%以上、必要度II:20%以上

(見直し後)必要度I:22%以上、必要度II:20%以上(見直しなし)

【看護必要度加算2(特定機能、専門)】
(現行)必要度I:20%以上、必要度II:18%以上

(見直し後)必要度I:20%以上、必要度II:18%以上(見直しなし)

【看護必要度加算3(特定機能、専門)】
(現行)必要度I:18%以上、必要度II:15%以上

(見直し後)必要度I:18%以上、必要度II:15%以上(見直しなし)

【総合入院体制加算1・2】
(現行)必要度I:35%以上、必要度II:33%以上

(見直し後)必要度I:33%以上、必要度II:30%以上

【総合入院体制加算3】
(現行)必要度I:32%以上、必要度II:30%以上

(見直し後)必要度I:30%以上、必要度II:27%以上

【急性期看護補助体制加算、看護職員夜間配置加算】
(現行)必要度I:7%以上、必要度II:6%以上

(見直し後)必要度I:7%以上、必要度II:6%以上(見直しなし)

【看護補助加算1】
(現行)必要度I:6%以上、必要度II:5%以上

(見直し後)必要度I:5%以上、必要度II:4%以上

【地域包括ケア病棟入院料、特定一般病棟入院料の注7】
(現行)必要度I:14%以上、必要度II:11%以上

(見直し後)必要度I:12%以上、必要度II:8%以上

術後の専門チームによる疼痛管理を、術後疼痛管理チーム加算(1日100点)で評価

関連して、手術に関連する新たな加算が創設されます。急性期入院医療を提供する病院にとっては朗報の1つと言えるでしょう。

▽術後疼痛を、▼麻酔に従事する専任常勤医師▼術後疼痛管理研修を修了した専任常勤看護師▼術後疼痛管理研修を修了した専任常勤薬剤師—などで構成される術後疼痛管理リームで管理することを評価する【術後疼痛管理チーム加算】(1日につき100点、手術翌日から3日を限度)(急性期一般、特定機能、専門要員、各種ユニットで算定可)

▽薬剤師が、病棟薬剤師と連携して全身麻酔を実施した患者に対して周術期に必要な薬学的管理を行うことを評価する【周術期薬剤管理加算】(75点を麻酔管理料(I)(II)に上乗せ)

▽全身麻酔を伴う手術を行った患者について、手術前後に管理栄養士が適切な栄養管理を行うことを評価する【周術期栄養管理実施加算】(1手術につき1回、270点を上乗せ)

特定機能病院における充実した栄養管理を、新たに入院栄養管理体制加算で評価

また、特定機能病院について次のような新点数が設置されています。特定機能病院に期待される役割がまた多くなったと言え、特定機能病院サイドの取り組みに注目が集まります。

▽特定機能病院において、管理栄養士が「栄養スクリーニング、他職種とカンファレンス等を実施する」ことで、より適切で、かつ充実した栄養管理を行うとともに、「退院後の栄養管理」に関する指導を患者に行い、他医療機関へ情報提供を行うことを評価する【入院栄養管理体制加算】(入院初日および退院時に270点)

▽特定機能病院における回復期リハビリ実施を担う病棟を評価する【特定機能病院リハビリテーション病棟入院料】(1日につき2129点、詳細は「リハビリ」に関する別稿で報じます)



なおGem Medでは改定セミナー動画も準備しております。是非、あわせてご活用ください。



【これまでの2022年度改定関連記事】
◆議論の整理(改定項目一覧)に関する記事はこちら
◆入院医療の全体に関する記事はこちら(入院医療分科会の最終とりまとめ)こちら(入院医療分科会の中間とりまとめを受けた中医協論議)こちら(入院医療分科会の中間とりまとめ)こちら(入院総論)
◆急性期入院医療に関する記事はこちら(新指標5ほか)こちら(看護必要度8)こちら(看護必要度7)こちら(看護必要度6)こちら(新指標4)こちら(新指標3、重症患者対応)こちら(看護必要度5)こちら(看護必要度4)こちら(看護必要度3)こちら(新入院指標2)こちら(看護必要度2)こちら(看護必要度1)こちら(新入院指標1)
◆DPCに関する記事はこちらこちらこちら
◆ICU等に関する記事はこちらこちらこちらこちらこちらこちら
◆地域包括ケア病棟に関する記事はこちらこちらこちらこちらこちら
◆回復期リハビリテーション病棟に関する記事はこちらこちらこちらこちらこちら
◆慢性期入院医療に関する記事はこちらこちらこちらこちらこちら
◆入退院支援の促進などに関する記事はこちらこちら
◆救急医療管理加算に関する記事はこちらこちらこちらこちら
◆短期滞在手術等基本料に関する記事はこちらこちら
◆外来医療に関する記事はこちらこちらこちらこちらこちら
◆在宅医療・訪問看護に関する記事はこちらこちら(訪問看護)こちら(小児在宅等)こちら(訪問看護)こちらこちら
◆オンライン診療に関する記事はこちらこちら
◆新型コロナウイルス感染症を含めた感染症対策に関する記事はこちらこちらこちら
◆医療従事者の働き方改革サポートに関する記事はこちらこちらこちら
◆がん対策サポートに関する記事はこちらこちらこちら
◆難病・アレルギー疾患対策サポートに関する記事はこちらこちら
◆認知症を含めた精神医療に関する記事はこちらこちら
◆リハビリに関する記事はこちら
◆小児医療・周産期医療に関する記事はこちらこちら
◆医療安全対策に関する記事はこちら
◆透析医療に関する記事はこちらこちらこちら
◆個別疾患管理等に関する記事はこちらこちらこちら
◆新規医療技術に関する記事はこちら
◆データ提出等に関する記事はこちらこちら
◆調剤に関する記事はこちらこちらこちらこちら
◆後発医薬品使用促進・薬剤使用適正化、不妊治療技術に関する記事はこちらこちらこちらこちらこちら
◆医療経済実態調査(第23回調査)結果に関する記事はこちら
◆消費税対応の是非に関する記事はこちら
◆薬価・材料価格調査に関する記事はこちら
◆改定率に関する記事はこちら
◆答申附帯意見に関する記事はこちら
◆基本方針策定論議に関する記事はこちら(医療部会5)こちら(医療保険部会5)こちら(医療保険部会4)こちら(医療部会4)こちら(医療部会3)こちら(医療保険部会3)こちら(医療部会2)こちら(医療保険部会2)こちら(医療部会1)こちら(医療保険部会1)
●薬価制度改革に関する記事はこちらこちらこちらこちらこちらこちらこちらこちら
●保険医療材料制度改革に関する記事はこちらこちらこちらこちらこちらこちらこちら
●費用対効果評価制度改革に関する記事はこちらこちらこちらこちらこちらこちらこちら
●公聴会に関する記事はこちら



病院ダッシュボードχ 病床機能報告MW_GHC_logo

【関連記事】

感染防止対策に取り組む広範な医療機関を診療報酬で評価、中小病院やクリニックでも感染対策強化を―中医協総会(2)
2024年度改定に向け、「急性期入院医療の評価指標」の在り方など検討し急性期入院医療の集約化の後押を―中医協総会(1)
湿布薬の処方上限引き下げ、経口のHIF-PH阻害剤を人工腎臓点数に包括、巨大チェーン薬局にメス―中医協総会(3)
外来化学療法患者の栄養指導を充実、救急医療管理加算を「顔面熱傷・気道熱傷」患者にも算定広げる―中医協総会(2)
医療従事者全体の働き方改革を診療報酬でもサポート、手術等の時間外加算見直し、看護補助の新評価など―中医協総会(1)
オンライン初診料、初診料(288点)とコロナ特例(214点)の中間に、オンライン資格確認を加算で後押し―中医協総会(6)
専門看護師・特定研修修了者による訪問看護を特別評価、訪問看護ターミナルケア療養費の不合理解消―中医協総会(5)
紹介受診重点病院の創設に伴う加算新設、機能強化加算に実績要件を設け、「外来機能分化」を推進―中医協総会(4)
地域包括ケア病棟で「機能に応じた厳しい減算」増設、特定機能病院の「回復期リハ病棟」を特別評価―中医協総会(3)
充実した急性期入院医療を評価する【急性期充実体制加算】を新設、ICUでも2種類の加算を新設―中医協総会(2)
看護必要度の見直しを決定、心電図モニター管理を削除、重症患者割合の基準値も見直し―中医協総会(1)
2022年度診療報酬改定、看護必要度見直し・治療と仕事両立支援・看護補助者確保などで多様な意見―中医協総会(1)【公聴会】
ロボット支援下内視鏡手術の「術者としての経験症例」基準緩和へ、Ai画像診断支援を診療報酬で評価―中医協総会(1)
2022年度改定の項目固まる!急性期一般1の新加算、看護必要度、かかりつけ医機能評価などの行方は?―中医協総会(1)
2022年度改定に向けた「項目」出揃う、入院・外来・在宅・疾患対策などの見直し方向示す―中医協総会(2)
看護必要度見直し、200床未満の急性期一般1で極めて厳しいことに診療側が猛反発―中医協総会(1)
【2022年度診療報酬改定総点検5】在宅医療の裾野を広げ質を高めることで、増大・複雑化する在宅ニーズに応える
【2022年度診療報酬改定総点検4】訪問看護の質向上にとどまらず、地域包括ケアシステムの要としての機能にも期待
【2022年度診療報酬改定総点検3】新たに受診時負担課せられる200床以上紹介受診重点病院、診療報酬でどうサポートするか
【2022年度診療報酬改定総点検2】各種加算充実し、医療従事者全体の働き方改革を診療報酬でサポート
【2022年度診療報酬改定総点検1】充実した急性期一般1で検討される新加算、財源は急性期入院料引き下げに求めるのか
放置すれば「大腸がん」化が必至なFAP、効果的な内視鏡治療(予防摘除)を診療報酬でサポート―中医協総会
「初診からのオンライン診療」に診療報酬でどう対応すべきか、対面とオンラインとの点数差をどう考えるか―中医協総会(1)
看護職員や介護職員の処遇改善に向けた「報酬改定」、2022年度診療報酬はネット0.94%のマイナスに―後藤厚労相
看護必要度見直しのシミュレーション実施、心電図モニター・点滴ライン3本以上管理を削除した場合の影響など―中医協総会(2)
【機能強化加算】取得医療機関は「かかりつけ医機能」を果たしているが、情報提供が不十分では―中医協総会(1)
不妊治療技術のうち学会が推奨度A・Bとするものを保険適用、推奨度Cは保険外だが先進医療対応を検討―中医協総会
骨粗鬆症ある骨折患者への2次骨折防止治療、多職種チームでの術後疼痛管理など診療報酬で評価―中医協総会(2)
post acute機能に偏る地域包括ケア病棟等の評価をどう考えるか、DPCとNDB等との連結解析を推進―中医協総会(1)
後発品使用促進に向け加算・減算のどちらに軸足を置くべきか、湿布薬の処方上限「70枚」から引き下げるべきか―中医協総会(3)
医師はもちろん看護師・薬剤師など医療従事者全体の働き方改革を2022年度診療報酬改定でサポート―中医協総会(1)
「画像診断報告書の確認漏れ防止」や「腎臓病患者への腎移植情報提供」など診療報酬でサポート―中医協総会(3)
コロナ臨時特例は検証しながら継続を、感染防止対策加算の要件組み換えや充実で「平時からの感染対策」充実を―中医協総会(2)
薬剤7.6%、材料3.8%の価格乖離、「薬価の実勢価格改定」トータルで1400億円程度の国費縮減可能では―中医協総会(1)
2019年10月の消費税対応改定で「マクロでは補填不足なし」、2022年度改定で点数調整は不要では―消費税分科会
「充実した急性期入院医療を提供する急性期一般1を高く評価すべき」との点では一致しているが・・・―中医協総会(1)
日数に応じた階段状の調剤料は合理的か?制度の抜け穴をついた「事実上の敷地内薬局」に厳正な対処を―中医協総会(3)
外来・在宅・リハビリでもDPC参考にデータ提出を求める、レセプトへの検査値データ記載も推進—中医協総会(2)
退院当日の訪問看護基本療養費算定を認め自宅看取り推進、重度者への複数名訪問看護の評価充実—中医協総会(1)
短期滞在手術等基本料2・3、診療実態を踏まえ廃止や振り替え、新規技術組み入れなど検討―中医協総会(3)
DPCの診断群分類、「他院からの転棟か、直接自院へ入院か」等の要素も踏まえた精緻化を検討―中医協総会(2)
2020年度、医業収支は大きく悪化したがコロナ補助で経営好転、21年も医業収支はコロナ前に戻らず—中医協総会(1)
小入管で【無菌治療室管理加算】を出来高算定とする場合、入院料点数をどの程度引き下げるべきか―中医協総会(3)
障害者施設でも栄養サポートチーム加算の取得を認め、緩和ケア病棟で疼痛の定量評価を新加算で評価へ―中医協総会(2)
経過措置型療養での適正なリハビリ実施、摂食嚥下支援加算の見直しで中心静脈栄養離脱目指す―中医協総会(1)
不妊治療の保険適用、対象技術や対象患者、施設基準等を学会GLなど参考に設定していく方向確認―中医協総会(2)
摂食嚥下支援加算の「専門研修受けた看護師」配置要件緩和、透析中の運動療法の新評価など検討―中医協総会(1)
大病院の紹介状なし患者、「患者負担は増えるが病院収益は増えない」点を国・保険者が周知せよ―中医協総会(4)
救急医療管理加算、定量基準導入求める支払側と、さらなる研究継続求める診療側とで意見割れる―中医協総会(3)
質の高いリハ提供に向け、回復期リハ5・6の期間制限、第三者評価導入、管理栄養士配置など議論―中医協総会(2)
自院のpost acute受け入れに偏る地域包括ケア病棟、診療報酬上の評価をどう考えるべきか―中医協総会(1)
小児特性踏まえた緊急往診加算・在宅がん医療総合管理料の評価、重症者救急搬送の特別評価など実施へ―中医協総会(4)
ICU看護必要度のB項目廃止案、支払側は理解示すが、診療側は反対し入院医療分科会の批判も―中医協総会(3)
救急患者受け入れ・手術実施などが充実した急性期一般1の新評価、診療側が一部難色を示す―中医協総会(2)
心電図モニター管理などを看護必要度項目から削除すべきか、支払側は削除に賛成、診療側は猛反対―中医協総会(1)
連携型の認知症疾患医療センターも認知症専門診断管理料2の対象に加えるなど精神科医療の充実を―中医協総会(2)
がん患者等の治療と仕事の両立を支援する指導料、対象疾患等を拡大し、公認心理師等の活躍にも期待―中医協総会(1)
2022診療報酬改定の基本方針論議続く、医師働き方改革に向け現場医師に効果的な情報発信を―社保審・医療部会(2)
リハビリ専門職による訪問看護の実態明確化、専門性の高い看護師による訪問看護評価の充実等進めよ―中医協総会
多種類薬剤を処方された患者への指導管理を調剤報酬で評価すべきか、減薬への取り組みをどう評価するか―中医協総会(3)
専門医→主治医への難病等情報提供、主治医→学校医等への児童アレルギー情報提供を診療報酬で評価へ―中医協総会(2)
外来がん化学療法・化学療法患者への栄養管理・遺伝子パネル検査・RI内用療法を診療報酬でどう推進すべきか―中医協総会(1)
かかりつけ医機能の推進、医療機関間の双方向の情報連携を診療報酬でどうサポートしていけば良いか―中医協総会
在宅医療の質向上のための在支診・在支病の施設基準、裾野拡大に向けた継続診療加算をどう見直していくか―中医協総会(1)
「回復期リハ要する状態」に心臓手術後など加え、希望する回リハ病棟での心リハ実施を正面から認めてはどうか―入院医療分科会(7)
急性期病棟から地ケア病棟への転棟患者、自宅等から患者に比べ状態が安定し、資源投入量も少ない―入院医療分科会(6)
顔面熱傷は救急医療管理加算の広範囲熱傷でないが手厚い全身管理が不可欠、加算算定要件の見直しを―入院医療分科会(5)
ICU用の看護必要度B項目廃止、救命救急入院料1・3の評価票見直し(HCU用へ)など検討へ―入院医療分科会(4)
DPC外れ値病院、当面は「退出ルール」設定でなく、「診断群分類を分ける」等の対応検討しては―入院医療分科会(3)
心電図モニター等を除外して試算し、中医協で「看護必要度から除外すべきか否か」決すべき―入院医療分科会(2)
2022年度改定で、どのように「ICU等設置、手術件数等に着目した急性期入院医療の新たな評価」をなすべきか―入院医療分科会(1)
2022年度の入院医療改革、例えば救急医療管理加算の基準定量化に踏み込むべきか、データ集積にとどめるべきか―中医協
看護必要度等の経過措置、今後のコロナ拡大状況を踏まえて、必要があれば拡大等の検討も―中医協総会(2)
看護必要度やリハビリ実績指数などの経過措置、コロナ対応病院で来年(2022年)3末まで延長―中医協・総会(1)
看護必要度見直し、急性期入院の新評価指標、救急医療管理加算の基準定量化など2022改定で検討せよ―入院医療分科会
回リハ病棟ごとにADL改善度合いに差、「リハの質に差」か?「不適切な操作」か?―入院医療分科会(5)
心電図モニター管理や点滴ライン3本以上管理など「急性期入院医療の評価指標」として相応しいか―入院医療分科会(4)
一部のDPC病棟は「回復期病棟へ入棟する前の待機場所」等として活用、除外を検討すべきか―入院医療分科会(3)
ICUの看護必要度においてB項目は妥当か、ICU算定日数を診療実態を踏まえて延長してはどうか―入院医療分科会(2)
救急医療管理加算、加算1・加算2それぞれの役割を踏まえながら「対象患者要件」の明確化・厳格化など検討していくべき―入院医療分科会(1)
高齢化・コロナ感染症で在宅医療ニーズは増大、量と質のバランスをとり在宅医療提供を推進―中医協総会(2)
コロナ禍の医療現場負担考え小幅改定とすべきか、2025年度の地域医療構想実現に向け大胆な改定とすべきか―中医協総会(1)
1泊2日手術等の「短手2」、4泊5日手術等の「短手3」、診療実態にマッチした報酬へ―入院医療分科会(3)
【経過措置】の療養病棟、あたかも「ミニ回リハ」のような使われ方だが、それは好ましいのか―入院医療分科会(2)
入退院支援加算等の最大のハードルは「専従の看護師等確保」、人材確保が進まない背景・理由も勘案を―入院医療分科会(1)

後発品の信頼性が低下する中でどう使用促進を図るべきか、不妊治療技術ごとに保険適用を検討―中医協総会(2)
医療従事者の働き方改革、地域医療体制確保加算の効果など検証しながら、診療報酬でのサポートを推進―中医協総会(1)
かかりつけ薬剤師機能、ポリファーマシー対策などを調剤報酬でどうサポートすべきか―中医協総会
回リハ病棟でのADL評価が不適切に行われていないか、心臓リハの実施推進策を検討してはどうか―入院医療分科会(2)
入院料減額されても、なお「自院の急性期後患者」受け入れ機能に偏る地域包括ケア病棟が少なくない―入院医療分科会(1)
かかりつけ医機能・外来機能分化を進めるための診療報酬、初診からのオンライン診療の評価などを検討―中医協総会(2)
感染症対応とる医療機関を広範に支援する【感染対策実施加算】を恒久化すべきか―中医協総会(1)
2020年度改定で設けた看護必要度IとIIの基準値の差は妥当、「心電図モニター管理」を含め患者像を明確に―入院医療分科会(2)
急性期入院の評価指標、看護必要度に加え「救急搬送や手術の件数」「ICU設置」等を組み合わせてはどうか―入院医療分科会(1)
2022年度診療報酬改定に向け「入院医療改革」で早くも舌戦、「看護必要度」などどう考えるか―中医協総会
大病院の地ケアでpost acute受入特化は是正されているか、回リハ病棟で効果的リハ提供進む―入院医療分科会(3)
適切なDPC制度に向け、著しく「医療資源投入量が少ない」「自院の他病棟への転棟が多い」病院からヒアリング―入院医療分科会(2)
看護必要度II病院で重症患者割合が増、コロナ対応病院よりも「未対応」病院で重症患者割合増が顕著―入院医療分科会(1)
不妊治療の方法・費用に大きなバラつき、学会ガイドライン踏まえ「保険適用すべき不妊治療技術」議論へ―中医協総会(3)
2022年度診療報酬改定論議、コロナ感染症の影響など見据え7・8月に論点整理―中医協総会(1)

医療部会も2022年度改定基本方針案を了承、12月10日の中医協に報告されるが正式諮問は年明けに—社保審・医療部会(1)
2022年度改定基本方針を了承、医療提供体制改革・医師働き方改革が重点課題—社保審・医療保険部会
2022年度診療報酬改定の基本方針策定は目前、オンライン資格確認稼働から1か月間の状況は―社保審・医療保険部会
2022年度診療報酬改定、「強固な医療提供体制の構築」「医療従事者の働き方改革」が重点課題―社保審・医療部会
かかりつけ医制度化を検討すべきか、感染症対策と医療提供体制改革はセットで検討を―社保審・医療保険部会(1)
平時に余裕のない医療提供体制では有事に対応しきれない、2022年度診療報酬改定での対応検討を―社保審・医療部会(1)
コロナ感染症等に対応可能な医療体制構築に向け、2022年度診療報酬改定でもアプローチ―社保審・医療保険部会(2)
「平時の診療報酬」と「感染症蔓延時などの有事の診療報酬」を切り分けるべきではないか―社保審・医療部会
診療報酬で医療提供体制改革にどうアプローチし、医師働き方改革をどうサポートするか―社保審・医療保険部会(1)

中小規模医療機関の標準準拠電子カルテ導入、基金や診療報酬活用して支援へ―医療情報ネットワーク基盤WG