療養病棟で「中心静脈栄養離脱に向けた摂食・嚥下機能回復」実施促すための飴と鞭
2022.3.11.(金)
Gem Medで報じているとおり、厚生労働省が3月4日、2022年度診療報酬に関する関係告示の公布・通知の発出を行いました。あわせて改定内容を説明する動画も配信しています。
Gem Medでは、順次、告示・通知内容をお伝えしていきます。
●厚労省の2022年度改定に関するサイトはこちら
本稿では「療養病棟における中心静脈栄養からの早期離脱促進対応」に焦点を合わせます(スーパー急性期一般1を評価する【急性期充実体制加算】に関する記事はこちら、スーパーICUを評価する【重症患者対応体制強化加算】等に関する記事はこちら、地域包括ケア病棟等の複数減算の取り扱いなどに関する記事はこちら、DPC/PDPSに関する記事はこちら)
中心静脈栄養離脱に向けた摂食・嚥下機能回復に取り組まない療養病棟の点数引き下げ
従前より「療養病棟の一部において、極めて長期間の中心静脈栄養カテーテル留置がなされている」ことが問題視されています。
療養病棟入院基本料1では「医療区分2・3患者」の割合が80%以上、基本料2では同じく50%以上であることが求められます。この点、「中心静脈栄養を実施している状態」は医療区分3に該当するため、「あえて中心静脈栄養カテーテルを抜去せず、長期間留置しているケースがあるのではないか」と問題視されているのです。
長期間の中心静脈栄養カテーテル留置は「感染リスクの拡大」につながるため早期離脱が重要となり、2022年度の今回診療報酬改定では次のような手当てが行われます。
▽摂食機能または嚥下機能の回復に必要な体制を有していない場合には、「中心静脈栄養を実施している状態にある患者」について「医療区分3」でなく「医療区分2」の点数を算定することとする
さらに3月4日に示された改定関連の告示・通知からは、「摂食機能または嚥下機能の回復に必要な体制」が次のような内容であることが明らかにされました。
▽中心静脈栄養を実施している状態にある者の摂食機能または嚥下機能の回復に必要な体制とは、次のいずれをも満たすことを指す
(1)内視鏡下嚥下機能検査または嚥下造影を実施する体制を有していること。なお、当該検査等については耳鼻咽喉科またはリハビリテーション科その他必要な診療科を標榜する他医療機関との協力により確保することでも差し支えない
(2)摂食機能療法を自院で実施できること
(3)毎年7月に、療養病棟入院料算定患者のうち、中心静脈栄養を実施している患者の数、終了した患者の数、嚥下機能療法を実施した患者の数および(1)の「他医療機関との協力による体制の確保」の状況などを地方厚生(支)局にて届け出ること
このうち(1)は、2022年度改定論議を行った中央社会保険医療協議会・総会において、「日常的には嚥下機能評価を実施していない医療機関」と「耳鼻咽喉科などの嚥下機能評価を実施する体制のある医療機関」との連携で嚥下機能評価等を積極的に進めているケースがあるといった点が明らかになったことを踏まえたものです。「自院では嚥下機能評価などを行うことが難しい」療養病院でも、近隣の耳鼻咽喉科・リハビリ科など「嚥下機能評価実施可能な医療機関」と連携することで上記施設基準をクリアできることになります。積極的な連携を進める必要があるでしょう。
中心静脈栄養離脱に向けた摂食・嚥下機能回復に取り組む療養病棟で加算新設
また、2022年度改定では、「療養病棟における摂食嚥下機能回復に向けた取り組み」を評価する新加算も創設されています。
(新)【摂食嚥下機能回復体制加算3】(H004【摂食機能療法】の【摂食嚥下支援加算】を改組)
療養病棟入院基本料1・2を算定する患者のうち、「摂食機能および嚥下機能の回復支援に 係る専門知識を有した多職種チーム(摂食嚥下支援チーム)等による対応により、摂食機能または嚥下機能の回復が見込まれる患者」に対し多職種共同で必要な指導管理を行った場合に、1人につき週1回に限り「120点」の算定を認めるものです。具体的には次のような指導を行うことが求められます。
(a)摂食嚥下支援チーム等による対応を開始する際には、当該患者の診療を担う医師、看護師等と共同して、当該チーム等により、内視鏡下嚥下機能検査または嚥下造影結果に基づいて「摂食嚥下支援計画書」を作成する。すでに摂食機能療法を実施中で当該計画書が作成されている場合には、当該チーム等により計画見直しを行うことでよい。また当該計画書の内容を患者・家族等に説明・交付するとともに、コピーを診療録等に添付する
(b)摂食嚥下支援計画書を作成・説明・交付した患者について、月に1回以上、内視鏡下嚥下機能検査または嚥下造影を実施し、その検査結果等を踏まえて、摂食嚥下支援チーム等により「摂食嚥下支援計画書等の見直しに係るカンファレンス」を週に1回以上行う
(c)摂食嚥下支援チームは、(b)のカンファレンスの結果に基づき▼摂食嚥下支援計画書の見直し▼嚥下調整食の見直し(嚥下機能の観点から適切と考えられる食事形態に見直すこと や量の調整を行うことを含む)▼摂食方法の調整▼口腔管理等の見直し―を行い、患者・家族等への指導管理を行う。カンファレンスの結果を踏まえて計画書等の見直しを行った際には、見直しの要点を診療録等に記載または計画書のコピーを添付する
(d)患者の▼摂食機能療法の効果や進捗状況▼内視鏡下嚥下機能検査または嚥下造影の結果▼カンファレンスの概要―を診療録等に記載または添付する。内視鏡下嚥下機能検査または嚥下造影を実施した日付およびカンファレンスを実施した日付をレセプトの摘要欄に記載する
(e)患者のFIMおよびFOIS(function Oral Intake Scale)を測定する
また、【摂食嚥下機能回復体制加算3】を算定する前提として、次のような施設基準を満たしていることが求められます。
▽当該医療機関に▼専任の常勤医師▼専任の常勤看護師▼専任の常勤言語聴覚士―のいずれからが1名以上勤務している
▽当該医師、看護師、言語聴覚士が「内視鏡下嚥下機能検査または嚥下造影の検査結果を踏 まえて実施する週1回以上のカンファレンス」(上記(b))に参加する。その他の職種につ いても、必要に応じて参加することが望ましい
▽当該医療機関の「療養病棟入院基本料1・2算定病棟」に入院する中心静脈栄養を実施していた患者のうち、「嚥下機能評価を実施した上で嚥下リハビリテーション等を行い、嚥下機能が回復し、中心静脈栄養を終了した者」の数の前年実績が「2名以上」である
→ただし、2022年3月31日時点で療養病棟1・2病棟に入院している患者については、「嚥下機能評価および嚥下リハビリ等を実施していない」場合ででも、「嚥下機能が回復し、中心静脈栄養を終了した者の数」を算入して差し支えない(回復、中心静脈栄養離脱していない患者は当然、カウント不可)
▽年に1回、【摂食嚥下機能回復体制加算】を算定した患者について「摂食嚥下支援計画書作成時、および直近の嚥下機能の評価および実績」を地方厚生(支)局長に報告する
これらを整理すると、療養病棟1・2において中心静脈栄養離脱に向けた次のような飴と鞭が設定されていると言えます。
▽中心静脈栄養からの離脱に向けて摂食・嚥下機能回復に必要な取り組みを行わない場合には、中心静脈栄養実施患者の点数を下げる(医療区分3の点数→医療区分2の点数)【鞭】
▽中心静脈栄養からの離脱に向けて摂食・嚥下機能回復に必要な取り組みを行い、実績を上げた場合には加算を取得できる(摂食嚥下機能回復体制加算3)【飴】
療養病棟の経営を安定化させ、また何よりも「医療の質を高める」(中心静脈栄養カテーテルの早期抜去→感染リスクの低減)ために、中心静脈栄養を実施するすべての療養病棟において摂食・嚥下機能回復に努めることが期待されます。
なおGem Medではオンラインによる改定セミナーも開催しております。是非、あわせてご活用ください。
【これまでの2022年度改定関連記事】
◆議論の整理(改定項目一覧)に関する記事はこちら
◆入院医療の全体に関する記事はこちら(入院医療分科会の最終とりまとめ)とこちら(入院医療分科会の中間とりまとめを受けた中医協論議)とこちら(入院医療分科会の中間とりまとめ)とこちら(入院総論)
◆急性期入院医療に関する記事はこちら(告示関連)とこちら(答申)とこちら(新指標5ほか)とこちら(看護必要度8)とこちら(看護必要度7)とこちら(看護必要度6)とこちら(新指標4)とこちら(新指標3、重症患者対応)とこちら(看護必要度5)とこちら(看護必要度4)とこちら(看護必要度3)とこちら(新入院指標2)とこちら(看護必要度2)とこちら(看護必要度1)とこちら(新入院指標1)
◆DPCに関する記事はこちら(告示関連)とこちらとこちらとこちら
◆ICU等に関する記事はこちら(告示関連)とこちら(答申)とこちらとこちらとこちらとこちらとこちらとこちら
◆地域包括ケア病棟に関する記事はこちら(告示)ととこちらとこちらとこちらとこちらとこちら
◆回復期リハビリテーション病棟に関する記事はこちら(答申)とこちらとこちらとこちらとこちらとこちら
◆慢性期入院医療に関する記事はこちらとこちらとこちらとこちらとこちらとこちら
◆入退院支援の促進などに関する記事はこちらとこちら
◆救急医療管理加算に関する記事はこちら(答申)とこちらとこちらとこちらとこちら
◆短期滞在手術等基本料に関する記事はこちらとこちら
◆外来医療に関する記事はこちら(かかりつけ医機能に関する答申)とこちら(受診時定額負担等に関する答申)とこちらとこちらとこちらとこちらとこちら
◆在宅医療・訪問看護に関する記事はこちら(答申、訪問看護)とこちら(答申、在宅医療)とこちらとこちら(訪問看護)とこちら(小児在宅等)とこちら(訪問看護)とこちらとこちら
◆オンライン診療に関する記事はこちら(答申)とこちらとこちら
◆新型コロナウイルス感染症を含めた感染症対策に関する記事はこちら(答申)とこちらとこちらとこちら
◆医療従事者の働き方改革サポートに関する記事はこちら(答申)とこちらとこちらとこちら
◆がん対策サポートに関する記事はこちら(答申)とこちらとこちらとこちら
◆難病・アレルギー疾患対策サポートに関する記事はこちら(答申)とこちらとこちら
◆認知症を含めた精神医療に関する記事はこちらとこちら
◆リハビリに関する記事はこちら
◆小児医療・周産期医療に関する記事はこちら(答申)とこちらとこちら
◆医療安全対策に関する記事はこちら
◆透析医療に関する記事はこちらとこちらとこちら
◆個別疾患管理等に関する記事はこちらとこちらとこちら
◆新規医療技術に関する記事はこちら
◆データ提出等に関する記事はこちらとこちら
◆調剤に関する記事はこちらとこちらとこちらとこちら
◆後発医薬品使用促進・薬剤使用適正化、不妊治療技術に関する記事はこちら(不妊治療、答申)こちら(後発品使用促進、答申)とこちらとこちらとこちらとこちらとこちら
◆医療経済実態調査(第23回調査)結果に関する記事はこちら
◆消費税対応の是非に関する記事はこちら
◆薬価・材料価格調査に関する記事はこちら
◆改定率に関する記事はこちら
◆答申附帯意見に関する記事はこちら
◆基本方針策定論議に関する記事はこちら(医療部会5)とこちら(医療保険部会5)とこちら(医療保険部会4)とこちら(医療部会4)とこちら(医療部会3)とこちら(医療保険部会3)とこちら(医療部会2)とこちら(医療保険部会2)とこちら(医療部会1)とこちら(医療保険部会1)
●薬価制度改革に関する記事はこちらとこちらとこちらとこちらとこちらとこちらとこちらとこちら
●保険医療材料制度改革に関する記事はこちらとこちらとこちらとこちらとこちらとこちらとこちら
●費用対効果評価制度改革に関する記事はこちらとこちらとこちらとこちらとこちらとこちらとこちら
●公聴会に関する記事はこちら
【関連記事】
一部疾患でDPC病棟への入棟経路ごとの分類を設定、DPC全般でさらに「在院日数短縮」が重要テーマに―厚労省
複数の減算ルールに該当する地域包括ケア病棟、「減算を複数適用した低い点数」算定に―厚労省
スーパーICU評価する【重症患者対応体制強化加算】を新設、ECMOの処置料・管理料を設定―厚労省
急性期充実体制加算の施設基準、全身麻酔手術2000件以上、救急受け入れ2000件以上、時間外加算1取得など―厚労省
【2022年度診療報酬改定答申17】救急医療管理加算の点数引き上げと対象状態拡大、あわせて「不適切事例」への対処も
【2022年度診療報酬改定答申16】安全性・有効性を確認した不妊治療技術を保険適用、生殖補助医療では年齢・回数制限
【2022年度診療報酬改定答申15】小入管の加算新設など、小児、新生児等への医療提供充実を診療報酬でサポート
【2022年度診療報酬改定答申14】オンライン初診料は251点に、オンラインの医学管理・在総管の点数を整理
【2022年度診療報酬改定答申13】後発品使用促進、人工腎臓の適正化、リフィル処方箋など組み合わせ医療費の膨張抑止
【2022年度診療報酬改定答申12】外来化学療法の評価、がん患者の遺伝子パネル検査・結果説明などの評価を大幅充実
【2022年度診療報酬改定答申11】訪問看護でも『量の拡大』と「質の向上」目指す、専門性の高い看護師への期待高まる
【2022年度診療報酬改定答申10】在宅医療の「裾野」を拡大して量を充実、「頂」を高くして質の向上を目指す
【2022年度診療報酬改定答申9】療養病棟、障害者施設・緩和ケア病棟、有床診のそれぞれに「適切な機能発揮」促す
【2022年度診療報酬改定答申8】地域全体の感染防止対策強化を目指し、感染防止対策加算を改組し、外来で新加算創設
【2022年度診療報酬改定答申7】かかりつけ医機能の明確化に向け、機能強化加算の施設基準・算定要件を厳格化
【2022年度診療報酬改定答申6】紹介受診重点病院を加算で評価、外来→在宅の円滑移行を新たな診療報酬でサポート
【2022年度診療報酬改定答申5】地域医療体制確保加算、医師事務作業補助体制加算、夜間看護配置に関する加算を軒並みアップ
【2022年度診療報酬改定答申4】質の高いリハ提供できない回復期リハに退場宣告、特定機能病院での良質なリハに注目
【2022年度診療報酬改定答申3】大規模病院の地域包括ケア病棟にも在宅患者受入れ促すため、飴(加算)と鞭(減算)
【2022年度診療報酬改定答申2】手厚い医療体制敷くICUに新加算、3日以内750点、4-7日500点、8―14日300点ON
【2022年度診療報酬改定答申1】充実した急性期一般1を評価する新加算、7日以内460点、8-11日250点、12―14日180点に設定
感染防止対策に取り組む広範な医療機関を診療報酬で評価、中小病院やクリニックでも感染対策強化を―中医協総会(2)
2024年度改定に向け、「急性期入院医療の評価指標」の在り方など検討し急性期入院医療の集約化の後押を―中医協総会(1)
湿布薬の処方上限引き下げ、経口のHIF-PH阻害剤を人工腎臓点数に包括、巨大チェーン薬局にメス―中医協総会(3)
外来化学療法患者の栄養指導を充実、救急医療管理加算を「顔面熱傷・気道熱傷」患者にも算定広げる―中医協総会(2)
医療従事者全体の働き方改革を診療報酬でもサポート、手術等の時間外加算見直し、看護補助の新評価など―中医協総会(1)
オンライン初診料、初診料(288点)とコロナ特例(214点)の中間に、オンライン資格確認を加算で後押し―中医協総会(6)
専門看護師・特定研修修了者による訪問看護を特別評価、訪問看護ターミナルケア療養費の不合理解消―中医協総会(5)
紹介受診重点病院の創設に伴う加算新設、機能強化加算に実績要件を設け、「外来機能分化」を推進―中医協総会(4)
地域包括ケア病棟で「機能に応じた厳しい減算」増設、特定機能病院の「回復期リハ病棟」を特別評価―中医協総会(3)
充実した急性期入院医療を評価する【急性期充実体制加算】を新設、ICUでも2種類の加算を新設―中医協総会(2)
看護必要度の見直しを決定、心電図モニター管理を削除、重症患者割合の基準値も見直し―中医協総会(1)
2022年度診療報酬改定、看護必要度見直し・治療と仕事両立支援・看護補助者確保などで多様な意見―中医協総会(1)【公聴会】
ロボット支援下内視鏡手術の「術者としての経験症例」基準緩和へ、Ai画像診断支援を診療報酬で評価―中医協総会(1)
2022年度改定の項目固まる!急性期一般1の新加算、看護必要度、かかりつけ医機能評価などの行方は?―中医協総会(1)
2022年度改定に向けた「項目」出揃う、入院・外来・在宅・疾患対策などの見直し方向示す―中医協総会(2)
看護必要度見直し、200床未満の急性期一般1で極めて厳しいことに診療側が猛反発―中医協総会(1)
【2022年度診療報酬改定総点検5】在宅医療の裾野を広げ質を高めることで、増大・複雑化する在宅ニーズに応える
【2022年度診療報酬改定総点検4】訪問看護の質向上にとどまらず、地域包括ケアシステムの要としての機能にも期待
【2022年度診療報酬改定総点検3】新たに受診時負担課せられる200床以上紹介受診重点病院、診療報酬でどうサポートするか
【2022年度診療報酬改定総点検2】各種加算充実し、医療従事者全体の働き方改革を診療報酬でサポート
【2022年度診療報酬改定総点検1】充実した急性期一般1で検討される新加算、財源は急性期入院料引き下げに求めるのか
放置すれば「大腸がん」化が必至なFAP、効果的な内視鏡治療(予防摘除)を診療報酬でサポート―中医協総会
「初診からのオンライン診療」に診療報酬でどう対応すべきか、対面とオンラインとの点数差をどう考えるか―中医協総会(1)
看護職員や介護職員の処遇改善に向けた「報酬改定」、2022年度診療報酬はネット0.94%のマイナスに―後藤厚労相
看護必要度見直しのシミュレーション実施、心電図モニター・点滴ライン3本以上管理を削除した場合の影響など―中医協総会(2)
【機能強化加算】取得医療機関は「かかりつけ医機能」を果たしているが、情報提供が不十分では―中医協総会(1)
不妊治療技術のうち学会が推奨度A・Bとするものを保険適用、推奨度Cは保険外だが先進医療対応を検討―中医協総会
骨粗鬆症ある骨折患者への2次骨折防止治療、多職種チームでの術後疼痛管理など診療報酬で評価―中医協総会(2)
post acute機能に偏る地域包括ケア病棟等の評価をどう考えるか、DPCとNDB等との連結解析を推進―中医協総会(1)
後発品使用促進に向け加算・減算のどちらに軸足を置くべきか、湿布薬の処方上限「70枚」から引き下げるべきか―中医協総会(3)
医師はもちろん看護師・薬剤師など医療従事者全体の働き方改革を2022年度診療報酬改定でサポート―中医協総会(1)
「画像診断報告書の確認漏れ防止」や「腎臓病患者への腎移植情報提供」など診療報酬でサポート―中医協総会(3)
コロナ臨時特例は検証しながら継続を、感染防止対策加算の要件組み換えや充実で「平時からの感染対策」充実を―中医協総会(2)
薬剤7.6%、材料3.8%の価格乖離、「薬価の実勢価格改定」トータルで1400億円程度の国費縮減可能では―中医協総会(1)
2019年10月の消費税対応改定で「マクロでは補填不足なし」、2022年度改定で点数調整は不要では―消費税分科会
「充実した急性期入院医療を提供する急性期一般1を高く評価すべき」との点では一致しているが・・・―中医協総会(1)
日数に応じた階段状の調剤料は合理的か?制度の抜け穴をついた「事実上の敷地内薬局」に厳正な対処を―中医協総会(3)
外来・在宅・リハビリでもDPC参考にデータ提出を求める、レセプトへの検査値データ記載も推進—中医協総会(2)
退院当日の訪問看護基本療養費算定を認め自宅看取り推進、重度者への複数名訪問看護の評価充実—中医協総会(1)
短期滞在手術等基本料2・3、診療実態を踏まえ廃止や振り替え、新規技術組み入れなど検討―中医協総会(3)
DPCの診断群分類、「他院からの転棟か、直接自院へ入院か」等の要素も踏まえた精緻化を検討―中医協総会(2)
2020年度、医業収支は大きく悪化したがコロナ補助で経営好転、21年も医業収支はコロナ前に戻らず—中医協総会(1)
小入管で【無菌治療室管理加算】を出来高算定とする場合、入院料点数をどの程度引き下げるべきか―中医協総会(3)
障害者施設でも栄養サポートチーム加算の取得を認め、緩和ケア病棟で疼痛の定量評価を新加算で評価へ―中医協総会(2)
経過措置型療養での適正なリハビリ実施、摂食嚥下支援加算の見直しで中心静脈栄養離脱目指す―中医協総会(1)
不妊治療の保険適用、対象技術や対象患者、施設基準等を学会GLなど参考に設定していく方向確認―中医協総会(2)
摂食嚥下支援加算の「専門研修受けた看護師」配置要件緩和、透析中の運動療法の新評価など検討―中医協総会(1)
大病院の紹介状なし患者、「患者負担は増えるが病院収益は増えない」点を国・保険者が周知せよ―中医協総会(4)
救急医療管理加算、定量基準導入求める支払側と、さらなる研究継続求める診療側とで意見割れる―中医協総会(3)
質の高いリハ提供に向け、回復期リハ5・6の期間制限、第三者評価導入、管理栄養士配置など議論―中医協総会(2)
自院のpost acute受け入れに偏る地域包括ケア病棟、診療報酬上の評価をどう考えるべきか―中医協総会(1)
小児特性踏まえた緊急往診加算・在宅がん医療総合管理料の評価、重症者救急搬送の特別評価など実施へ―中医協総会(4)
ICU看護必要度のB項目廃止案、支払側は理解示すが、診療側は反対し入院医療分科会の批判も―中医協総会(3)
救急患者受け入れ・手術実施などが充実した急性期一般1の新評価、診療側が一部難色を示す―中医協総会(2)
心電図モニター管理などを看護必要度項目から削除すべきか、支払側は削除に賛成、診療側は猛反対―中医協総会(1)
連携型の認知症疾患医療センターも認知症専門診断管理料2の対象に加えるなど精神科医療の充実を―中医協総会(2)
がん患者等の治療と仕事の両立を支援する指導料、対象疾患等を拡大し、公認心理師等の活躍にも期待―中医協総会(1)
2022診療報酬改定の基本方針論議続く、医師働き方改革に向け現場医師に効果的な情報発信を―社保審・医療部会(2)
リハビリ専門職による訪問看護の実態明確化、専門性の高い看護師による訪問看護評価の充実等進めよ―中医協総会
多種類薬剤を処方された患者への指導管理を調剤報酬で評価すべきか、減薬への取り組みをどう評価するか―中医協総会(3)
専門医→主治医への難病等情報提供、主治医→学校医等への児童アレルギー情報提供を診療報酬で評価へ―中医協総会(2)
外来がん化学療法・化学療法患者への栄養管理・遺伝子パネル検査・RI内用療法を診療報酬でどう推進すべきか―中医協総会(1)
かかりつけ医機能の推進、医療機関間の双方向の情報連携を診療報酬でどうサポートしていけば良いか―中医協総会
在宅医療の質向上のための在支診・在支病の施設基準、裾野拡大に向けた継続診療加算をどう見直していくか―中医協総会(1)
「回復期リハ要する状態」に心臓手術後など加え、希望する回リハ病棟での心リハ実施を正面から認めてはどうか―入院医療分科会(7)
急性期病棟から地ケア病棟への転棟患者、自宅等から患者に比べ状態が安定し、資源投入量も少ない―入院医療分科会(6)
顔面熱傷は救急医療管理加算の広範囲熱傷でないが手厚い全身管理が不可欠、加算算定要件の見直しを―入院医療分科会(5)
ICU用の看護必要度B項目廃止、救命救急入院料1・3の評価票見直し(HCU用へ)など検討へ―入院医療分科会(4)
DPC外れ値病院、当面は「退出ルール」設定でなく、「診断群分類を分ける」等の対応検討しては―入院医療分科会(3)
心電図モニター等を除外して試算し、中医協で「看護必要度から除外すべきか否か」決すべき―入院医療分科会(2)
2022年度改定で、どのように「ICU等設置、手術件数等に着目した急性期入院医療の新たな評価」をなすべきか―入院医療分科会(1)
2022年度の入院医療改革、例えば救急医療管理加算の基準定量化に踏み込むべきか、データ集積にとどめるべきか―中医協
看護必要度等の経過措置、今後のコロナ拡大状況を踏まえて、必要があれば拡大等の検討も―中医協総会(2)
看護必要度やリハビリ実績指数などの経過措置、コロナ対応病院で来年(2022年)3末まで延長―中医協・総会(1)
看護必要度見直し、急性期入院の新評価指標、救急医療管理加算の基準定量化など2022改定で検討せよ―入院医療分科会
回リハ病棟ごとにADL改善度合いに差、「リハの質に差」か?「不適切な操作」か?―入院医療分科会(5)
心電図モニター管理や点滴ライン3本以上管理など「急性期入院医療の評価指標」として相応しいか―入院医療分科会(4)
一部のDPC病棟は「回復期病棟へ入棟する前の待機場所」等として活用、除外を検討すべきか―入院医療分科会(3)
ICUの看護必要度においてB項目は妥当か、ICU算定日数を診療実態を踏まえて延長してはどうか―入院医療分科会(2)
救急医療管理加算、加算1・加算2それぞれの役割を踏まえながら「対象患者要件」の明確化・厳格化など検討していくべき―入院医療分科会(1)
高齢化・コロナ感染症で在宅医療ニーズは増大、量と質のバランスをとり在宅医療提供を推進―中医協総会(2)
コロナ禍の医療現場負担考え小幅改定とすべきか、2025年度の地域医療構想実現に向け大胆な改定とすべきか―中医協総会(1)
1泊2日手術等の「短手2」、4泊5日手術等の「短手3」、診療実態にマッチした報酬へ―入院医療分科会(3)
【経過措置】の療養病棟、あたかも「ミニ回リハ」のような使われ方だが、それは好ましいのか―入院医療分科会(2)
入退院支援加算等の最大のハードルは「専従の看護師等確保」、人材確保が進まない背景・理由も勘案を―入院医療分科会(1)
後発品の信頼性が低下する中でどう使用促進を図るべきか、不妊治療技術ごとに保険適用を検討―中医協総会(2)
医療従事者の働き方改革、地域医療体制確保加算の効果など検証しながら、診療報酬でのサポートを推進―中医協総会(1)
かかりつけ薬剤師機能、ポリファーマシー対策などを調剤報酬でどうサポートすべきか―中医協総会
回リハ病棟でのADL評価が不適切に行われていないか、心臓リハの実施推進策を検討してはどうか―入院医療分科会(2)
入院料減額されても、なお「自院の急性期後患者」受け入れ機能に偏る地域包括ケア病棟が少なくない―入院医療分科会(1)
かかりつけ医機能・外来機能分化を進めるための診療報酬、初診からのオンライン診療の評価などを検討―中医協総会(2)
感染症対応とる医療機関を広範に支援する【感染対策実施加算】を恒久化すべきか―中医協総会(1)
2020年度改定で設けた看護必要度IとIIの基準値の差は妥当、「心電図モニター管理」を含め患者像を明確に―入院医療分科会(2)
急性期入院の評価指標、看護必要度に加え「救急搬送や手術の件数」「ICU設置」等を組み合わせてはどうか―入院医療分科会(1)
2022年度診療報酬改定に向け「入院医療改革」で早くも舌戦、「看護必要度」などどう考えるか―中医協総会
大病院の地ケアでpost acute受入特化は是正されているか、回リハ病棟で効果的リハ提供進む―入院医療分科会(3)
適切なDPC制度に向け、著しく「医療資源投入量が少ない」「自院の他病棟への転棟が多い」病院からヒアリング―入院医療分科会(2)
看護必要度II病院で重症患者割合が増、コロナ対応病院よりも「未対応」病院で重症患者割合増が顕著―入院医療分科会(1)
不妊治療の方法・費用に大きなバラつき、学会ガイドライン踏まえ「保険適用すべき不妊治療技術」議論へ―中医協総会(3)
2022年度診療報酬改定論議、コロナ感染症の影響など見据え7・8月に論点整理―中医協総会(1)
医療部会も2022年度改定基本方針案を了承、12月10日の中医協に報告されるが正式諮問は年明けに—社保審・医療部会(1)
2022年度改定基本方針を了承、医療提供体制改革・医師働き方改革が重点課題—社保審・医療保険部会
2022年度診療報酬改定の基本方針策定は目前、オンライン資格確認稼働から1か月間の状況は―社保審・医療保険部会
2022年度診療報酬改定、「強固な医療提供体制の構築」「医療従事者の働き方改革」が重点課題―社保審・医療部会
かかりつけ医制度化を検討すべきか、感染症対策と医療提供体制改革はセットで検討を―社保審・医療保険部会(1)
平時に余裕のない医療提供体制では有事に対応しきれない、2022年度診療報酬改定での対応検討を―社保審・医療部会(1)
コロナ感染症等に対応可能な医療体制構築に向け、2022年度診療報酬改定でもアプローチ―社保審・医療保険部会(2)
「平時の診療報酬」と「感染症蔓延時などの有事の診療報酬」を切り分けるべきではないか―社保審・医療部会
診療報酬で医療提供体制改革にどうアプローチし、医師働き方改革をどうサポートするか―社保審・医療保険部会(1)